違法薬物持ち込み急増、水際対策緩和後 体内に102個カプセル男も
新型コロナウイルスの水際対策が大幅に緩和された先月11日以降、来日時に違法薬物を持ち込んだとして摘発されるケースが相次いでいる。羽田空港(東京都大田区)では、緩和から約1カ月半で昨年1年間の摘発件数を超えた。知らない間に「運び屋」にされるケースもあるとして、警視庁が注意を呼びかけている。 1日あたりの入国者数の上限をなくすなどの緩和が行われた9日後の同月20日。羽田空港で、東京税関職員が税関の手荷物検査を受けずに通り過ぎようとしたスペイン国籍の男(49)を呼び止めた。男は英ロンドン・ヒースロー空港から来たという。体をX線検査したところ、胃や直腸などから多数の不審物が見つかった。 下剤を使い16回にわたって…この記事は有料記事です。残り443文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル