社会

新型コロナ、全国で20万6495人が感染 3県で最多更新

 新型コロナウイルスの国内感染者は7日午後7時半現在、全国で新たに20万6495人が確認された。感染者が20万人を超えるのは6日連続。前週の日曜(7月31日)と比べて8756人多かった。死者は全国で152人が確認された。 感染者が最も多かったのは東京都の2万6313人で、前週の日曜より5228人少なかった。7日までの週平均の感染者数は3万1732・7人で、前週(3万2177・6人)の98・6%だった。 2番目に多かった大阪府は1万8309人で、前週の日曜より1838人多かった。このほか、福島(2066人)、広島(6029人)、徳島(1118人)の3県で、1日あたりの新規感染者が過去最多を更新した。 厚生労働省によると、全国の重症者は551人となっている。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

極秘情報も担当した自衛官、千葉県職員に転身 「備えに近道はない」

新宅正章さん(57) 千葉県庁の防災危機管理センターで「災害・危機対策監」として図上訓練のシナリオを練る。備えに近道はなく、自衛隊時代と同様に「繰り返すこと」と語る。 愛知県生まれ。教師には「学者タイプ」と言われたが「父から、学費もタダで手当も出ると刷り込まれて」防衛大学校に。陸上自衛隊では、人当たりの良さから幅広い任務に就いた。 広報を担ったり、アフガン紛…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

東京都、新たに2万6313人感染 前週の日曜より5228人減

 東京都は7日、新型コロナウイルスの感染者を新たに2万6313人確認したと発表した。前週の日曜(7月31日)より5228人少なかった。男女12人の死亡も確認された。 7日までの週平均の感染者数は3万1732・7人で、前週(3万2177・6人)の98・6%だった。新たな感染者を年代別でみると、最も多かったのは40代の4645人で、20代の4644人、30代の4418人と続いた。 病床使用率は58・2%。都が緊急事態宣言の要請を判断する指標を30~40%としている重症者用病床使用率は32・6%だった。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO(エクモ))を使用」とする都基準の重症者数は、前日より1人減って36人となった。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

鬼滅にワンピース…海外コスプレイヤー、名古屋の「アキバ」を大行進

三宅梨紗子2022年8月7日 17時30分 人気アニメやゲームの登場人物に扮したコスプレイヤーが7日、名古屋市中区の大須商店街でパレードをした。この日が最終日となった「世界コスプレサミット2022」のイベント。フランスやタイなど、10カ国以上から集まった約20人を先頭に、大須観音を出発して商店街を列をなして歩いた。 2003年に始まったサミットは今年で20回目。アニメのフィギュアやパソコン関連の販売店が集まり、「名古屋の秋葉原」とも呼ばれる大須商店街には、パレードを一目見ようとカメラを構える人らであふれかえった。 気象庁によると、日中の最高気温は名古屋市で33・9度。海外でも人気の「ONE PIECE」や「鬼滅の刃」のコスプレ姿の参加者は、汗を流しながら笑顔で手を振っていた。 米国出身で名古屋市在住のリニヤさん(27)は3回目の参加。衣装は手づくりで、人気ゲーム「東方Project」のキャラクター「博麗霊夢」に扮した。「コスプレ仲間に会えてうれしい。暑かったけど来てよかった」と話した。(三宅梨紗子)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

ハンターから逃げてごみを拾え! 「清走中」を企画した大学生の野望

【動画】ゲーム感覚でごみを拾うイベント「清走中」が行われた=石平道典撮影 街全体をゲームエリアに見立てて、ミッションをクリアしながらごみ拾いを競うイベント「清走中(せいそうちゅう)」が各地で広がっている。企画・実施するのは学生ベンチャー。敷居を低くして身近な環境問題を考えてもらう狙いがある。目指すのは「ゲーム感覚で楽しく」だ。街がゲームエリア、次々とミッション 「ミッションスタート! めちゃくちゃ、ごみを集めてください」 7月3日、東京都板橋区の高島平五丁目第二公園。トングやポリ袋を持った参加者が、かけ声とともに街へ繰り出した。 「清走中 板橋編」と題したイベントには、地元の親子連れら幅広い世代の約100人が参加。公園や学校、商店街など街全体がゲームエリアだ。100分間の制限時間内に拾ったごみの種類や重さに応じてポイントをもらえ、その合計点を競い合った。 空き缶やペットボトル、たばこの吸い殻、ビニール傘――。「あった!」。路上や植え込みのごみを次々と拾い、ポリ袋に。たばこ30本で高ポイントの「金のトング」と交換できるなど、随所にゲームの要素があり、子どもたちはごみを笑顔で拾い集めていた。 途中、サングラスに黒いスー…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

球児に負けぬサルたちの熱戦「甲子猿」 11日に決勝

 6日に甲子園で開幕した第104回全国高校野球選手権大会(日本高校野球連盟、朝日新聞社主催)に負けず劣らずの「熱戦」が、日本モンキーセンター(愛知県犬山市)で繰り広げられている。自身が担当するサルの魅力を飼育員がアピールする通称「甲子猿(こうしえん)」だ。11日に決勝がある。 2017年に始まり、今年で6回目。園内の飼育施設別にサルを7チームに分け、飼育員が「監督」に就任。監督は写真や動画を使ってチームの「選手」の特徴や面白さをPRし、来場者の投票などで勝負を決める。 センターで飼育されるサル約60種800頭の個性的な性格や愛らしい表情を知ることができるイベントとして人気を呼び、センターの「夏の風物詩」として定着している。7月に1回戦と準決勝があった。 11日午後1時から、センタ…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

血の飛び散った教室を掃除した小2の夏 「なぜか怖くなかった」

 77年前、千葉県市原市の国民学校(小学校)分校が米軍機の機銃掃射を受けた。校舎内にいた児童3人が死亡し、多くの人がケガを負った。地域の人が慰霊式を続けるなど語り継いできたが、生き残った女性が今年になって初めて体験を語った。今語らないともう伝えられなくなるという思いからだった。(重政紀元) 惨劇の数日後にあった葬儀は雨の中だった。ぬかるむ道で見た棺はとても小さかった。「かけられた鮮やかな赤い着物がいまだに頭に焼き付いています」 元中学美術教諭の神谷ゆきさん(84)=市原市=は7月末に同市内であった講演で、母校で77年前に起きたつらい記憶を語った。 通っていたのは同市にあった養老国民学校(現養老小)川在分校。当時2年生になったばかりだった。複式学級の教室には、疎開者もいて30人以上の児童がいた記憶がある。 惨劇は5月8日、お昼に弁当の準備をしていたときだった。担任の女性教員がお盆に急須などを載せて教室に入ると同時に、「ババーン、ババーン」とものすごい音が響いた。米軍機による機銃掃射だった。赤い着物に込められたのは すぐに壁際に身を寄せ、校舎…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

将来、家を買うか、借りるか 家庭科の先生が生徒に教えられること

 「一人暮らしの部屋を契約してみよう」 6月下旬、東京都立国際高校2年生の家庭科の授業。岩澤未奈先生が生徒に配ったのは、二つの1Kの間取りが書かれたワークシートだ。専有面積はほぼ同じだが、家賃や築年数など条件は異なる。生徒たちは、敷金や礼金などを読み取り、契約時に必要となる費用を計算し、比較した。 物件が決まれば、次に必要となるのは契約だ。「こういう契約書、みんなは見たことありますか?」。先生は、「賃貸住宅標準契約書」と書かれたプリントを見せながら問いかけるが、生徒たちはピンとこない。身近な契約への気づきを促すことからスタートした岩澤先生の授業。記事後半では、「家を借りるか、買うか」をテーマに、生徒たちが将来のライフスタイルについて考えます。 「あるじゃない? 『同意』…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

初のダム一日管理所長は中学3年生 2年連続「受賞」の快挙うけ委嘱

 岐阜県境にある矢作ダム管理所(愛知県豊田市)で初となる「一日管理所長」を4日、豊橋市立本郷中学校3年の中村光里(ひかり)さんが務めた。今年度の全日本中学生水の作文コンクールで環境大臣賞に輝いた中村さんは、ダムの点検やゲートの開閉などを体験した。 昨年度のコンクールでも優秀賞を受賞し、宇連ダム(新城市)などを見学した中村さん。今回は50周年を昨年迎えた矢作ダム初の一日管理所長として、水野徹管理所長の委嘱を受け、ダム本体内のトンネルに備えられた様々な観測機を使い、水漏れの量や本体のゆがみなどを点検した。 ダムの心臓部である「操作室」では放流開始を事前にマイクでアナウンスし、施設周辺に設置された広報無線で注意を促した。職員の指導でボタンを操作し、「常用洪水吐ゲート」(コンジットゲート)を開閉。大量の水が流れ落ちるのを確認しながら「施設が大きく迫力があります」。 作文で中村さんは、同居する…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

飛び抜けた能力、なじめない学校 文科省「ギフテッド」の子を支援へ

 「ギフテッド」と呼ばれる突出した才能を持つ子どもが円滑な学校生活を送れるよう、文部科学省は来年度から支援に乗り出す。周囲となじめず困難を抱える子のために、学習プログラムを展開するNPOなどの情報を提供。こうした子たちへの理解を深めるため教員の研修も充実させる。 文科省は事業化に向け、来年度の概算要求に関連予算を盛り込む。 ギフテッドの中には、記憶力や言語能力、数学力などが優れながら、こだわりの強さや注意力の偏りなどを併せ持つ子もいるとされる。いじめを受けたり、授業が退屈で不登校になったりする事例があり、こうした子が学校生活になじめるよう文科省は有識者による会議を昨年6月に立ち上げ、支援策を検討してきた。 有識者会議は7月、①特異な才能のある児童生徒の理解のための周知・研修の促進②多様な学習の場の充実③特性を把握する際のサポート④学校外の機関にアクセスできるようにするための情報集約・提供⑤実証研究を通じた実践事例の蓄積――などを支援策の柱とする提言素案をまとめた。 これを踏まえ、文科省は来年…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル