社会

「家の中で呼んでも声聞こえない」 山形の大雨、不安な夜過ごす住民

 記録的な大雨となった山形県では、住民らが不安な夜を過ごした。 山形県飯豊町の自営業の女性(43)は「バケツをひっくり返したような雨が続いていた」と話す。雷もずっと鳴っていた。「午前中から雨と雷の音がすごく、家の中で家族を呼んでも声が聞こえないくらいだった。30年以上住んでいるが、初めての経験だった」と話す。 午後7時ごろには、自宅前の道路が冠水して縁石まで隠れる状態に。2時間ほどたって水が引くと、近くの池から流れてきたとみられるコイが道路上に残っていたという。 東京から山形に帰省中の団体…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

阪急と阪神、来春に10円値上げ 料金加算でバリアフリー加速へ

松永和彦2022年8月3日 20時32分 阪急電鉄と阪神電鉄は3日、駅のホームドア整備などのバリアフリー化に充てるため、来年4月から運賃に一律10円を上乗せすると発表した。消費税率変更に伴う2019年10月以来の値上げで、阪急の初乗り運賃は160円が170円に、阪神は150円が160円になる。 関西の大手私鉄では初めて、昨年12月に国が創設した「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用する。首都圏では東京メトロやJR東日本などが同制度に基づく料金の上乗せを決めている。 阪急は10円の上乗せで年36億7千万円の増収を見込む。現在、十三、神戸三宮の2駅にしかないホームドアを2035年度には68駅まで増やすとしている。 阪神は年13億5千万円の増収を見込む。大阪梅田、神戸三宮の2駅にとどまるホームドアを35年度までに34駅で整備したいという。 阪急、阪神とも通勤定期には月380円を加算する。通学定期の額は変更しない。(松永和彦)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

大麻クッキー製造の疑い 「味を研究」、延べ2500人に販売か

 大麻成分が入ったクッキーを販売目的で所持したなどとして、東海北陸厚生局麻薬取締部は、名古屋市北区の自営業、嶋明彦容疑者(27)を大麻取締法違反(営利目的所持・同栽培)などの疑いで逮捕したと3日発表した。「チョコレートなどにも混ぜて味を研究していた」と供述しているという。 同部によると、嶋容疑者は埼玉県新座市内のマンションで栽培した大麻を混ぜたクッキーを製造。関係先からは原料となる大麻入りバター、鍋などの調理器具を押収した。 同部は嶋容疑者から大麻クッキーを仕入れたなどとして、19~25歳の男3人も同法違反(営利目的所持)などの疑いで逮捕。3人は2020年以降にSNSで客を募り、延べ2500人以上に大麻クッキーなどを売っていたという。 嶋容疑者は今年5月、自宅で…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

大雨で橋が崩落、車1台流され不明に 山形・飯豊町

2022年8月3日 20時53分 3日午後5時50分ごろ、山形県飯豊町小白川の小白川に架かる大槙橋(県道)が崩落し、通行中の車1台が流されたと、通行人から110番通報があった。 長井署によると、車は崩落した現場付近から、大雨で増水した川の下流に向かって流されたという。乗車人数などは不明で、車は午後8時時点で見つかっていない。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

泡盛よりシーバスリーガル 沖縄県の大田元知事が洋酒派だったわけ

■沖縄季評 山本章子・琉球大学准教授 「沖縄の人は酒好き」といわれる。国税庁の統計などによると、沖縄県民の酒の消費量は東京都とトップを争い、1人あたり年間約97リットルだ。また「沖縄の人は酒が強い」ともいわれる。バイオ企業ユーグレナの調査によれば、沖縄県は酒に強い遺伝子タイプの人の割合が高く、全国で第2位(1位は青森県)。どちらの通説も正しいようだ。やまもと・あきこ1979年生まれ。琉球大学准教授。専攻は国際政治史。「日米地位協定」で石橋湛山賞を受賞した。 酒が好きで強い沖縄人として有名だったのが沖縄県知事、参議院議員を歴任した大田昌秀氏。2017年に92歳で亡くなるまで、ウイスキーのシーバスリーガルを毎晩飲んでいたといわれる。その味を覚えたのは沖縄が米軍占領統治下にあった時代、早稲田大学への「留学」をへて米国に留学した29歳の頃だそうだ。シーバスリーガルは米製ではなくスコットランドのウイスキーだが、当時のアイゼンハワー米大統領も愛飲していたほど米国で人気があった。 沖縄の酒といえば泡盛だが、大田氏はシーバスリーガルしか飲まなかった。これをとがめたのが大田氏の3代後の沖縄県知事となった翁長雄志氏で、沖縄県議のとき議会で当時の大田知事を舌鋒(ぜっぽう)鋭く非難している。 「知事という職業は、地場産…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

保育士数を水増し、不正受給 「グローバルキッズ」2500万円返還

 保育大手の「グローバルキッズ」が東京都内の16園で、保育園にいる保育士の数を水増しして自治体に報告し、運営費を不正受給していたことがわかった。自治体に返還する費用は、約2500万円にのぼる。 運営会社のグローバルキッズCOMPANYによると、2015~19年、実際には本社に所属していて園での勤務実態がない19人の名前を、保育園の出勤簿に記し、自治体に提出した。 東京都の特別指導検査などで指摘を受けた。都によると、虚偽の書類が提出されていたのは、千代田、新宿、江東、目黒、大田、世田谷、中野、豊島の8区の、認可保育園11園と認証保育所5園。これにより、運営費を不正に多く受給していた。同社は、各区に運営費約2200万円と違約加算金約300万円を返還する。 子どもの人数に対して配置す…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

足りぬ教員、19都道府県・4政令市で1020人 教職員組合調査

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山形、新潟で線状降水帯が発生 災害の危険度、急激に高まる 気象庁

2022年8月3日 13時45分 気象庁は3日午後1時9分、山形県置賜地方、新潟県下越地方で線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続いているとして、「顕著な大雨に関する情報」を発表した。土砂災害や洪水などが発生する可能性が急激に高まっているという。 線状降水帯は積乱雲が次々とできて線のように連なり、数時間にわたり同じ場所に豪雨をもたらす現象。2018年の西日本豪雨や20年7月に熊本・球磨(くま)川が氾濫(はんらん)した豪雨の要因となった。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

給油のお礼にカブトムシ 店主が16年間「やめられない」大忙しの夏

町田正聡2022年8月3日 14時00分 給油のお礼にアブラムシならぬカブトムシをどうぞ――。鹿児島県日置市吹上町にあるガソリンスタンドでは、夏になると子連れなどのお客にカブトムシやクワガタを贈っている。店を営む福田晋拓(ゆきひろ)さん(50)、直美さん(52)夫婦が16年前から続けてきた。「子どもたちの笑顔がうれしくて、やめられない」と福田さん。今年も大忙しの夏休みがやってきた。 虫のプレゼントを始めたのは、福田さんが父親からガソリンスタンドを引き継いだ2006年だった。スタンドの水銀灯には夜間、カブトムシやクワガタが集まる。それを捕まえておき、子ども連れの客にプレゼントしたところ、喜んでもらえたのがきっかけだ。 夏休みが近づくと「帰省してくる孫のために」と近所のお年寄りもやって来る。評判は年々広がり、今では薩摩川内や鹿屋など市外からわざわざ給油に来る客もいるという。 学校が夏休みに入ると、虫の希望者が増える。スタンドの明かりに集まる虫だけでは足らなくなるため、高校生の息子2人にも手伝ってもらい、毎晩、虫を「補充」しに近所の山へ行く。カブトムシなどが好む蜜を出すクヌギの木を昼休みに探し、目星を付けておく。多いときは一晩に20~30匹ほど捕まえるという。 カブトムシを切らさないように4年前からは幼虫を購入し、店の一角で飼育して羽化させるほどの熱の入れようだ。以前、水銀灯をLED電灯に変えたところ、虫の集まりが悪くなったため、半分は水銀灯を残しているという。 プレゼント期間は毎年、6月末ごろから夏休みが終わる8月末までで、1人に1匹ずつ。今年は梅雨の短さが影響したのか、クワガタが少ないという。 「もらった虫を育てながら、子どもたちも命の大切さなどを自然に学んでいる様子です」と、福田さんは目を細める。 問い合わせは福田石油店(099・296・2988)へ。(町田正聡)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

土用の丑の日も私に任せて ウナギ職人、関西風を極めます

 女性のウナギ職人はいらないと採用を断られた時もあった。ウナギをおいしく食べてもらえる職人でありたいし、男女関係なく、そんな職人を育てたい。上田智子さん(48)はそう思い、きょうも炭火の前に立つ。 土用の丑(うし)の日は500匹を超える。さばくウナギの数だ。早朝にとりかかり、金串を通す串打ちをし、炭をおこして夜まで焼く。 手指にたこができ、筋肉がつき、関節が太くなった。指輪もはめられない。「すべての作業が好き。永遠の時間をかけても、ウナギ職人と納得して名乗れるようになりたい」 大阪府内で育った。専門学校…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル