社会

USB紛失は「協力会社の委託先の社員」 市の委託業者、説明に誤り

 兵庫県尼崎市の全市民約46万人の個人情報が入ったUSBメモリーが一時紛失した問題で、市から業務委託を受けた情報システム大手「BIPROGY(ビプロジー)」は26日、メモリーを紛失したのを「協力会社の社員」と説明してきたのが、「協力会社の委託先の社員」の誤りだったと発表した。 BIPROGYは24日の記者会見で、紛失したのは協力会社の40代男性社員だったと、企業名も挙げた上で説明していた。BIPROGYは「協力会社から聞き取る中で認識を誤った」としている。 BIPROGYによると、尼崎市との契約書では、業務の一部を委託する際は市の許可を取ると記載していた。BIPROGYが今回の業務を協力会社に委託し、協力会社がさらに別の会社に委託していたことについて尼崎市は「紛失発覚後に初めて知った」と説明している。 USBメモリーは21日、データ移管作業後にUSBメモリーを持ったままBIPROGY関西支社の社員と大阪府吹田市内で飲酒した男性が、帰宅時に路上で寝込んでかばんごと紛失。24日に同市内で見つかった。メモリーには約46万人分の名前、住所、生年月日のほか、住民税額や、児童手当と生活保護の受給世帯の口座情報などが入っていた。(小川聡仁、中塚久美子)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

熊本で最大震度5弱の地震、津波の心配はなし 福岡や宮崎も震度3

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セレッソ大阪と清水エスパルスの対戦中に近くで住宅火災 けが人なし

2022年6月26日 23時00分 26日午後7時45分ごろ、大阪市住吉区長居西1丁目の女性(71)方で「家が燃えている」と女性の娘から119番通報があった。 住吉署によると、現場は木造2階建ての4軒長屋で、約1時間20分後にほぼ鎮火し、けが人はいなかった。女性は娘と2人暮らしで、出火当時は2人とも1階にいた。娘は「2階からどんどんどんという音が聞こえ、見に行くと火の粉が上がっていた」と話しているという。 近くに住む会社員の男性(45)は「爆発音もあり、火柱は3階建ての高さまで上がっていた。このあたりは住宅が密集しているので我が家まで燃え広がらないかと怖かった」と話した。 現場の約1キロ東には、ヤンマースタジアム長居や、サッカーJ1のセレッソ大阪がホームとする「ヨドコウ桜スタジアム」、市立自然史博物館などが入る長居公園がある。 火災発生時、ヨドコウ桜スタジアムではセレッソと清水エスパルスの試合終盤で、約1万人が観戦していた。セレッソ大阪によると、終了間際だったため試合に影響はなく、終了後に少し煙が流れてきたという。帰宅する観客に向け、近隣火災のため帰りの交通機関の運行に注意を促すアナウンスを流したという。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

自転車でひき逃げ容疑の男逮捕「自分は悪くない」 女性が意識不明

2022年6月26日 23時08分 大阪市北区の歩道上で25日早朝、自転車同士が衝突して女性(76)が頭をけがして意識不明の重体になり、もう一方の自転車が逃走したひき逃げ事件で、大阪府警は26日、大阪市城東区鴫野西1丁目、自称飲食店経営の市原直人容疑者(46)を重過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕し、発表した。市原容疑者は「事故を起こしたが、相手の方が寄ってきたので自分は悪くない」と供述しているという。 天満署によると、市原容疑者は25日午前6時25分ごろ、北区天満1丁目の路上で自転車に乗車中、大阪市都島区の女性が乗る自転車と接触し、けがを負わせたが、そのまま逃げた疑いがある。防犯カメラ映像などから、市原容疑者が浮上したという。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

調布市長に長友氏、新顔・磯辺氏を破り6選

 東京都調布市長選が26日投開票され、無所属現職の長友貴樹氏(69)が、無所属新顔で市民団体代表の磯辺隆氏(42)を破り、6選を果たした。当日有権者数は19万5140人で、投票率は37・74%(前回36・65%)だった。 午後10時半過ぎ、当選確実の知らせを受けると、長友氏は事務所に集まった支援者らと万歳し、花束を受け取った。長友氏は「支援いただいた皆さんの期待に応えられ、ほっとした。今後も市民の声を聞き、協調して市政に取り組んでいく」と述べた。 多選の是非が争点となった市長選。長友氏は「任期が長いことについて、色々な声があるのは当然。みなさんに納得してもらえる、開かれた市政を今後も目指す」と述べた。選挙戦では近隣自治体の首長も応援に駆けつけ、多摩地域全体の経済発展も訴えていた。 一方、磯辺氏は「長友氏は長期市政で情熱を失っている」と批判し、4期以上市長を務めることを禁じる条例の策定を掲げた。長く環境保護ボランティアとして活動した実績から、「子どもたちが誇れる環境先進都市に」とミニ集会などで支持を訴えたが、及ばなかった。(石川瀬里)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

狛江市長に松原氏、新顔・周東氏を破って再選

 東京都狛江市長選が26日投開票され、無所属現職の松原俊雄氏(70)=自民、公明推薦=が再選を決めた。無所属新顔で市民団体世話人の周東三和子氏(75)=共産、社民推薦=は及ばなかった。当日有権者数は6万8844人。投票率は43・26%(前回45・31%)だった。 当選を決めた松原氏は午後10時半ごろ、支援者らと万歳した。「私の訴えが届いた。色々な方と話ができたことが宝になった。その宝をまちづくりに生かしていく」と話した。2期目は子育て支援などに力を入れたいと抱負を述べた。 松原氏は、市職員へのセクハラ問題で辞職した前市長のあとを受け、2018年7月に初当選した。選挙戦では「安心安全のまちづくり」の推進を掲げ、台風による浸水対策を進めると訴えた。高校生までの医療費無償化に取り組むとも主張し、支持を広げた。 周東氏は市民センター内の図書館を、一部機能を残して移転する方針に「2カ所に分割し、使いにくい」と反対。市と協定を結んで作った市民提案書に沿わない内容だとして「市民の協働を踏みにじる決め方」と松原市政を批判したが、幅広く浸透しなかった。(堀川勝元)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

東京都心で2日連続猛暑日 6月は観測史上初

 張り出した太平洋高気圧の影響で、26日も東日本や九州を中心に記録的な暑さとなった。気象庁によると、午後3時時点で、全国914の観測地点のうち29地点で35度以上となり、このうち東京都内の3地点(千代田区、練馬区、青梅市)では1975年の統計開始以降初めて、6月に2日連続で猛暑日を記録した。27日以降も続くとみられる猛暑に備え、政府は東京電力管内に電力需給逼迫(ひっぱく)注意報を発令して節電を呼びかけた。 気象庁によると、千代田区では午後0時15分に36・2度を観測し、2005年6月に記録した過去最高を更新。ほかにも練馬区で36・4度となるなど、都内5地点で35度以上の猛暑日となった。また、茨城県土浦市(36度)、千葉県鴨川市(35・2度)、東京都大田区(34・7度)など東日本や九州の18地点で6月の最高気温を更新した。30度以上の真夏日も491地点に上った。 27日も都内で最高気温が35度と予想されるなど、1週間程度は各地で35度前後の猛暑となる見通し。 東京消防庁によると、都内(…この記事は有料会員記事です。残り189文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

サザエさんの博多人形できた! 原作者・長谷川町子さんゆかりの地で

 国民的アニメ「サザエさん」の博多人形が初めて作られた。 原作者・長谷川町子さん(1920―1992)がかつて暮らした福岡市早良区の旧西新町が市に編入されて100年を迎えた記念として、制作された。 人形ができるまでには、企画者の熱い思いと、地域の力があった。 長谷川さんは、西新近くの百道浜(現・早良区)の海岸を散歩しながら、サザエやカツオといった登場人物について考えたという。 早良区は「サザエさん通り」を設けるなど、「サザエさん一家」をモチーフとしたまちづくりを進めている。博多人形に合う「サザエさん」って? 「西新町100年記念事業実行委員会」の会長、鳥巣勲さん(71)は、5年前からサザエさんの博多人形を作りたいと考えていた。 そこで、著作権をもつ長谷川…この記事は有料会員記事です。残り728文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

観光船事故の犠牲者慰霊 法隆寺、京都仏教会が知床三堂で法要

 作家の故・立松和平さんが建立に携わった知床三堂(北海道斜里町)で26日、例祭があり、奈良・法隆寺や京都仏教会、東京・法昌寺(ほうしょうじ)の僧侶らが法要を営んだ。住民ら約400人が参加し、4月に起きた観光船事故の犠牲者の追悼と行方不明者の早期発見を祈った。コロナ禍で2020、21年は法隆寺、京都仏教会が参加できず、3者がそろうのは3年ぶり。 知床三堂は1995年、立松さんや地元で自然に親しむ活動をする佐野博さん(75)、法昌寺の福島泰樹(やすき)住職(79)が北方の守り神の毘沙門天像をまつる毘沙門堂を建てたのが始まり。法隆寺から移した聖徳太子像と観音菩薩(ぼさつ)像もまつる。立松さんとの縁で、毎年6月の例祭には、法隆寺や京都仏教会も参加してきた。 この日は京都の聖護院(しょうごいん)、清水寺、大覚寺(だいかくじ)、泉涌寺(せんにゅうじ)、奈良の朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)、和歌山の高野山恵光院(えこういん)なども含む約15人の僧侶が訪れた。福島住職と、聖護院の宮城泰年(たいねん)門主(90)が犠牲者を供養する塔婆をそれぞれ事前に作り、祭壇に立てて祈った。 法隆寺の古谷正覚(しょうか…この記事は有料会員記事です。残り379文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

自宅で産んだばかりの男児を殺害した疑い 23歳母親を再逮捕

増山祐史2022年6月26日 16時39分 自宅で出産したばかりの男児を殺害したとして、警視庁は26日、東京都日野市神明2丁目、アルバイト福島千尋容疑者(23)を殺人の疑いで再逮捕し、発表した。調べに対し、「黙秘します」と話しているという。福島容疑者は今月5日、男児への死体遺棄容疑で逮捕されていた。 日野署によると、福島容疑者は5月23日ごろ、自宅マンションの自室で出産したばかりの男児の顔などにふくらはぎを乗せて圧迫するなどの暴行を加え、殺害した疑いがある。 福島容疑者は両親と同居しており、今月5日正午すぎ、異臭に気付いた母親が「娘のクローゼットから赤ちゃんの遺体が出てきた」と110番通報していた。 福島容疑者は死体遺棄容疑で逮捕された当初は容疑を認め、「妊娠を家族に隠していて、出産したことを知られたくなかった」と説明。妊娠後も病院には行かず、出産後は動画を大音量で流すなどして、男児の泣き声が両親に聞こえないようにしていたという。(増山祐史)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル