社会

歌わなくても楽しめる札幌のカラオケ店、全国の落語ファンの聖地に

 新型コロナウイルスの感染拡大で逆風を受けているのがカラオケ業界だ。そんななか、「歌わなくても楽しめる」という部屋が人気のカラオケ店が、札幌市に現れた。しかも、いつのまにやら全国の落語ファンの聖地になってしまったのだという。 その部屋があるのが、札幌市厚別区のカラオケボックス「ピロス」だ。部屋番号「25」の室内からカラオケ機材を撤去して「演芸ルーム」にしてしまった。 部屋に入るとまず目に付くの…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「一瞬で体温奪われる」低体温症の怖さ、知床の観光船事故 識者語る

 北海道・知床半島沖で起きた観光船の水難事故。札幌管区気象台によると、4月23日の事故発生当時、周辺の海水温は5度以下だったとみられる。船内から海に投げ出された場合、急速に体温を奪われて低体温症に陥る懸念を複数の専門家らが指摘した。 「これだけ水温が低いと低体温症になり、おぼれてしまう可能性もある」。一般社団法人水難学会の会長を務める長岡技術科学大学の斎藤秀俊教授はそう語る。 低体温症は、体から逃げる熱が体内で生みだす熱を上回った場合に起きる。一般的に、直腸などで計る深部体温が35度以下になれば体が震えて思考力が低下しはじめ、32度以下で呼吸や脈拍が弱くなり、28度以下になると意識が混濁して危険な状態に陥るとされる。 札幌医科大学の當瀬規嗣(と…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「緊張しながら食うカツ丼」再び 警察署地下食堂の味、そのままに

 カツ丼が人気だった。隠し味は警察署ならではの緊張感。「高知で一番安全な店」とも言われた。 高知警察署の旧庁舎の「地下食堂」で約10年にわたり調理場に立ち、県警本部長から感謝状をもらった女性がいる。高知市の田内千鶴さん(61)。昨年暮れに営業を終えたが、評判のメニューでもう一度勝負しようと、署の近くに新店をオープンした。高知署時代と同じ味で提供されているカツ丼。みそ汁、漬けもの付きで700円=2022年4月15日午後2時、高知市駅前町、蜷川大介撮影 高知署はJR高知駅前にあり、繁華街や官庁街をエリアにもつ県内最大の所轄署だ。4月まで使った築50年のコンクリート5階建ての旧庁舎は、外壁の塗装がはがれ、廊下の床はつぎはぎだらけ。この老朽化したビルの地下1階に「高知警察署地下食堂」はあった。50年間使用されて老朽化し、4月24日に役目を終えた高知署の旧庁舎=2022年4月12日午前11時41分、高知市北本町1丁目、蜷川大介撮影 焼き魚定食550円、肉うどん500円、唐揚げカレー650円。30種類を超えるメニューの中でもカツ丼600円が人気だった。やわらかい豚肉を衣に包んでカリッと揚げ、卵とタマネギでとじる、つゆ多めの一品だ。 田内さんは人気の理由を、「おいしくて食べやすかった。それとやっぱり刑事ドラマの影響やろか」。高知署にかつてあった地下食堂。2019年2月には「高知のグルメスポット」として高知県の公式サイトで紹介された=県提供 制服姿で外食できない警察官が昼食を取ったり、夜勤前の署員が利用したりしていた。簡素なテーブルと椅子を並べた50席ほどの食堂。営業は午前9時~午後2時、午後4時半~午後6時半。近隣住民や観光客も訪れる穴場で、計100人ほどが1日に訪れた。安くてうまい、高知の名所 「高知署の食堂をやらないか…この記事は有料会員記事です。残り1259文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

遺族「何年経っても…」宝塚線脱線事故17年 3年ぶり現場で慰霊式

 快速電車が脱線して乗客106人と運転士が死亡し、乗客562人が重軽傷を負ったJR宝塚線(福知山線)脱線事故から25日で17年たった。現場の追悼施設「祈りの杜(もり)」では3年ぶりに追悼慰霊式が営まれ、遺族らが祈りをささげた。 式は新型コロナウイルスの影響で2020年、21年は中止されていた。 この日は式に先立ち、事故発生時刻の午前9時18分に、JR西日本の長谷川一明社長らが、電車の衝突跡が残る現場マンションの遺構に向かって黙禱(もくとう)した。 9時50分から始まったJR西主催の式には244人が参列した。長谷川社長は「お詫(わ)びと追悼のことば」として、「この事故を風化させることはない。『組織全体で安全を確保する仕組み』『安全最優先の風土』の構築に向けた取り組みを積み重ねてきたが、さらに高い水準を目指す必要がある。安全性向上の取り組みを一歩一歩着実に進めていく」と述べた。中山展宏国土交通副大臣も参列した。式の模様は遺族らに向けてオンライン中継された。 長男の吉崇さん(当時31)を亡くした菅尾美鈴さん(73)=神戸市東灘区=は式に参列した。式が中止された昨年も、どうしても手を合わせたくて現場に来ていたという。「何年経ってもあの日のことがよみがえる。今でも信じられない気持ちです」と話した。 「祈りの杜」は快速電車が衝突した9階建てマンションの一帯に18年に開設され、19年から追悼慰霊式はここで営まれている。マンションは1~4階が階段状に残されている。 今年は一般献花の時間もあり、25日午後5時半~6時半に「祈りの杜」で受け付ける。(松永和彦、岩本修弥)■癒えぬ悲しみ 亡き妻に「頑…この記事は有料会員記事です。残り1293文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「小1から週4英語」で倍率30倍 国私立ではない選択で変わる受験

 この春、東京都立川市に新しい形の学校が誕生した。都立立川国際中等教育学校の付属小学校が4月に開校し、小中高一貫校としてスタートを切った。都内の小学校受験の動向にも変化をもたらしているという。どんな学校なのか。(塩入彩) 桜が舞う4月7日。ピカピカのランドセルを背負った児童が保護者とともに、立川国際の校門をくぐった。付属小の1期生となる新1年生は70人。小学校の校舎は今夏完成予定で、それまでは中等教育学校の敷地内の仮設校舎で学ぶ。 都立小中高一貫校の構想は、2012年に当選した猪瀬直樹知事(当時)の発案が発端だった。その後いったん白紙となるが、14年に就任した舛添要一知事(同)のもとで検討が再開された。「中1ギャップ」などの課題解消とともに、「世界で活躍し、日本の将来を担う人材を育成をめざす」として開校が決まった。 東京都に新しく誕生した立川国際小は、何が強みで、どんな教育をめざすのか――。詳しい教育内容のほか、大手幼児教室に聞いた周辺地域への影響、入学児童の保護者の声、小学校受験に詳しい大学教授の意見も紹介しています。 カリキュラムで特に目を引くのが外国語教育だ。 小1から週4時間の英語の授…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

秋篠宮ご夫妻、「立皇嗣の礼」関連で参拝へ 皇室25日~5月1日

2022年4月25日 7時00分 天皇、皇后両陛下や皇族方の予定を毎週更新します。皇室の方々は様々な行事や式典、宮中祭祀(さいし)などで多忙な日々を送っています。紙面では掲載しきれない公務も紹介します。 宮内庁は25日~5月1日の予定を発表した。秋篠宮ご夫妻は26日、「立皇嗣の礼」の関連行事である昭和天皇山陵参拝などのため、武蔵陵墓地(東京都八王子市)を訪れる。上皇ご夫妻は26日、引っ越し作業に伴って滞在していた葉山御用邸(神奈川県葉山町)から、赤坂御用地(東京都港区)内に転居する(表記は宮内庁発表に準じます。予定は変更されることがあります)。天皇、皇后両陛下、愛子さま4/25(月)天皇陛下 宮殿・春秋の間(衆参両院議長らの拝謁)天皇陛下 正殿・松の間(認証官任命式)4/26(火)天皇陛下 宮殿(信任状捧呈式〈ポルトガル、マーシャル〉)皇嗣家(秋篠宮ご一家)4/25(月)秋篠宮さま 宮邸(山階鳥類研究所「所員会議」にオンライン出席)紀子さま 赤坂東邸(令和3年度第43回母子保健奨励賞受賞者と面会)4/26(火)秋篠宮ご夫妻 武蔵陵墓地(「立皇嗣の礼」お済ませにつき昭和天皇山陵、思し召しによる大正天皇山陵ほか参拝)秋篠宮ご夫妻 御所(「立皇嗣の礼」お済ませにつき挨拶)4/28(木)秋篠宮ご夫妻 明治記念館(「第30回地球環境大賞」授賞式に出席)三笠宮家4/27(水)彬子さま 宮邸(日本ラグビーフットボール協会副会長ほか面会)4/28(木)信子さま 東京ドームホテル(講道館創立140周年記念祝賀会)4/29(金)信子さま 日本武道館(令和4年全日本柔道選手権大会)4/29~5/2(金~月)彬子さま 三重県、北海道(「皇學館大学創立百四十周年・再興六十周年記念式典」、「北海道“ラグビーの日”関東大学春季大会早明戦」)高円宮家4/25(月)久子さま 宮邸(日本アジア協会理事長ほか面会)Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

なぜ仲井真氏は辺野古を承認したのか 菅氏の一言、始まった駆け引き

 復帰50年を迎える沖縄と自民党政権の間には、米軍普天間飛行場の県内移設をめぐる深い溝がある。安倍内閣は2013年に知事の仲井真弘多(ひろかず)に急接近したが、県民の反発を買った仲井真の退陣後は沖縄県と対立が続いた。その間、官房長官として沖縄政策を仕切った前首相の菅義偉の手法は、かつての自民党と異なっていた。菅と仲井真へのインタビューや関係者への取材を元に、政権と沖縄の曲折を検証する。(敬称略) 3月末、コロナ禍で全便運休が続く那覇空港国際線のターミナル。日頃は閑散としているイベント広場が華やいでいた。「沖縄振興の起爆剤に」と期待される第2滑走路の供用開始2周年式典が開かれ、前首相の菅義偉と元知事の仲井真弘多(ひろかず)が居合わせた。 菅があいさつに立つ。 「官房長官、総理として、沖縄問題に全力で取り組んできた。そこにおられる仲井真知事に最初に言われたのが第2滑走路の事業でした」 「第2次安倍政権の発足後、観光政策に全力で取り組んできた。現在は新型コロナですが、間違いなく沖縄の産業はV字回復する」 仲井真が乾杯の音頭を取る。 「こんなに立派な沖縄県を作っていただいた。日本の本土、政府の皆さんのおかげです。これからもシンパシーを持ってお導きを。我々も一生懸命仕事をして、沖縄経済のさらなる発展の大きな力となります」 復帰50年への思いをにじませた仲井真。式典後、「本当は菅さんにもっとお礼を言いたかったけど、あんまり言い過ぎるとね」。「寄り添ってもらわなくていい」 2人の「あうんの呼吸」(菅…Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

不明の観光船、乗客は東京・大阪・福岡などから 相談電話を開設

 北海道斜里町の知床半島沖で乗客・乗員計26人が乗った観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が行方不明となった事故で、第1管区海上保安本部(小樽市)は24日、海上や岩場で10人を見つけたと発表した。男性7人、女性3人で、いずれも死亡が確認された。同日夕時点で船体は見つからず、海上保安庁や道警が捜索を続けるほか、10人の身元の確認を進めている。 事故の原因や違反を調べるため、国土交通省は同日、運航会社「知床遊覧船」(斜里町)に特別監査に入ったほか、運輸安全委員会も調査官3人を現地に派遣した。 海保によると、26人のうち乗員は2人で、船長の豊田徳幸さん(54)=斜里町=と甲板員の曽山聖(あきら)さん(27)=東京都調布市。乗客は24人で、子ども2人を含む10歳未満から70代という。 斜里町幹部によると、乗客は北海道のほか、福島、東京、千葉、岐阜、大阪、兵庫、香川、福岡の各都道府県などから訪れていたという。家族らが同町を訪れ、安否の情報を待っている。国土交通省は24日、家族らからの相談を24時間受け付ける窓口(03・5253・8969)を開設した。 カズワンは、23日午前10時にウトロの港を出発。知床岬まで航行した後、3時間で戻ってくるコースだった。しかし午後1時13分以降、同本部に「浸水した」との通報があり、「エンジンが止まった」「バッテリーが使えない」といった状況が伝えられた。その後、「船体が30度傾いた」という情報が同社に入ったのを最後に、連絡がとれなくなったという。 海保は23日夕から夜通しで捜索を続け、24日早朝からは海保や海上自衛隊などから船計9隻、航空機なども計11機に増やしたほか、地元漁協なども船10隻を出し、計80人が協力した。 海保によると24日朝以降、知床岬付近で10人を見つけ、搬送した。ライフジャケットを着た人もおり、いずれも大人とみられている。 知床岬は、船から通報があっ…この記事は有料会員記事です。残り285文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

子ども1人を発見、安否は不明 知床観光船事故 発見者は計11人に

2022年4月25日 3時29分 北海道の知床半島沖で観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が行方不明になった事故で、第1管区海上保安本部は24日午後11時10分、子ども1人を発見した。性別や安否などの詳細は不明。事故後に見つかったのは計11人となり、子どもは初めて。 同本部が25日未明に発表した。発見したのは海上保安庁の巡視船で、知床半島先端部の知床岬灯台の東方向14・5キロの海域で発見したという。 カズワンには子ども2人を含む乗客24人、乗員2人の計26人が乗っていた。これまでに見つかった10人(男性7人、女性3人)はいずれも死亡が確認されている。 カズワンは23日午後1時13分ごろ、知床半島西部沖を航行中に「浸水した」と通報があり、その後行方がわからなくなった。海上保安庁や航空自衛隊などが周辺海域を捜索し、24日早朝以降に知床岬周辺で計10人を発見。その後も捜索を続けていた。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

【速報中】子ども1人を発見、安否は不明 知床の観光船不明

【動画】観光船からの連絡が途絶えた知床半島沖では、捜索と救助が続いた 北海道・知床半島西部沖を航行中の観光遊覧船から23日午後、「浸水している」との118番通報があった。これまでの経緯をまとめた。(最新の情報が一番上に表示されます)■■■4月24日の動き■■■23:10子ども1人を発見、安否は不明 北海道の知床半島沖で観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が行方不明になった事故で、第1管区海上保安本部は24日午後11時10分、子ども1人を発見した。性別や安否などの詳細は不明。事故後に見つかったのは計11人となり、子どもは初めて。 同本部が25日未明に発表した。発見したのは海上保安庁の巡視船で、知床半島先端部の知床岬灯台の東方向14・5キロの海域で発見したという。 カズワンには子ども2人を含む乗客24人、乗員2人の計26人が乗っていた。これまでに見つかった10人(男性7人、女性3人)はいずれも死亡が確認されている。 カズワンは23日午後1時13分ごろ、知床半島西部沖を航行中に「浸水した」と通報があり、その後行方がわからなくなった。海上保安庁や航空自衛隊などが周辺海域を捜索し、24日早朝以降に知床岬周辺で計10人を発見。その後も捜索を続けていた。19:10乗客の家族が遺体安置の体育館へ 死亡が確認された乗客の遺体が安置されている斜里町の体育館には、ブルーシートで覆われた通路を経て、家族とみられる人たちが続々と入った。むせび泣き、同行者に背中をさすられながら入っていく人も見られた。 報道陣に対応した斜里町の北雅裕・副町長によると、この日は乗客の家族計32人が体育館を訪れた。家族側には、消息を絶った観光船の運航会社から連絡をとったという。着衣などの遺留物を番号順に並べ、心当たりがあれば遺体を確認してもらっているという。 北副町長は「全員が早く見つかることを願っている。ご家族の心を思うと1時間でも早く会わせてあげたいという気持ちでいっぱいだ」と話した。17:0010人の死亡を確認 第1管区海上保安本部によると、北海道斜里町の知床半島沖で観光船「KAZUⅠ(カズワン)」と連絡がとれなくなった事故で、海上や岩場で発見された10人の死亡が確認された。 男性7人、女性3人で、24日朝以降、知床岬周辺などで見つかっていた。15:15新たに1人発見、計10人に 第1管区海上保安本部は、連絡がとれなくなった観光船「KAZUⅠ(カズワン)」を捜索している航空自衛隊のヘリコプターが、新たに1人を見つけたと発表した。容体は不明という。24日朝からの捜索で発見されたのは、これで計10人となった。【動画】北海道・斜里町のB&G海洋センターに到着した車両と浸水した観光船の捜索=藤原伸雄撮影14:00斉藤国土交通相が不明者の家族と面会 北海道斜里町ウトロ支所に設置された現地対策本部と、消息を絶った観光船の乗船場の視察を終えた斉藤鉄夫国土交通相が、ウトロ漁港で記者団の取材に応じた。対策本部では、観光船に乗船し、行方が分からなくなった人の家族と面会したことを明らかにし、「ご家族の方から今の気持ちをお聞きした。自分たちの気持ちに寄り添って対応してほしいという強いご要請があった。具体的な内容は控えるが、お気持ちに添って全力で対応していきたい」と話した。11:45発見は計9人に 連絡がとれなくなった観光船「KAZUⅠ(カズワン)」を捜索している第1管区海上保安本部(北海道小樽市)は、午前11時までに海上や岩場などで計9人を見つけたと発表した。 これまでの発表によると、このうち8人は意識がない状態という。 同本部によると、カズワンの船長は北海道斜里町の豊田徳幸さん(54)。周辺海域では、同本部や地元漁協などが捜索を続けている。10:20 国の運輸安全委員会は24日、事故調査のために調査官3人を現地に派遣することを決めた。10:00鈴木知事「一刻も早い救助活動に全力を挙げる」 北海道は24日、災害対策連絡本部の初会議を開催した。道庁や海保、道警、自衛隊などの幹部約25人が参加し、これまでの経過や捜索救助態勢を確認した。 鈴木直道知事は24日から道の防災ヘリを派遣したことに触れ、「安否が不明となっている方の一刻も早い救助活動に全力を挙げて取り組んでいく」と語った。職員には「人命を最優先として、乗客、乗員はもとより、その家族の気持ちに寄り添った協力支援にあたってほしい」と指示した。 会議後に記者団の取材に応じた鈴木知事は、24日午前に斉藤鉄夫国土交通相と電話で会談したことを明かしたうえで、「原因究明を徹底してほしいとお願いし、再発防止をしっかりやっていかなきゃいけないということで大臣と認識の共有を図った」と語った。大型連休に入る前に観光事業者に安全の「再点検」を呼びかけていく考えも示した。10:00「10時間で20~40キロ流される」 海保が捜索範囲広げる【動画】観光遊覧船から「浸水した」と通報があった海域。海上保安庁の捜索が続いた=熊倉隆広撮影 報道陣の取材に応じた第1管区海上保安本部(北海道小樽市)の中村至宏(ゆきひろ)総務部長は、遭難海域とされた「カシュニの滝」沖付近から、範囲を広げて捜索をしていると説明した。中村部長は「一般論」と前置きした上で、潮の流れは時速2~4キロ程度と説明。10時間たてば、20~40キロ流される計算となるため、捜索範囲を広げているとした。 24日午前8時時点で、現場海域の波は高さ1メートル。波の陰に入ってしまうと、人を見つけるのは難しい高さだといい、入念な捜索が必要な状態だと説明した。記者会見する第1管区海上保安本部の中村至宏(ゆきひろ)総務部長(右)=2022年4月24日午前8時15分、北海道小樽市港町、松田昌也撮影10:00運航会社「知床遊覧船」に特別監査へ 国交省 国土交通省北海道運輸局は、観光船の運航会社「知床遊覧船」に、近く海上運送法に基づく特別監査に入る。安全管理規定を順守しているかどうかを確認したうえで、不備があれば行政指導を行う。 同局によると、同社は知床半島周辺の海で、昨年5月に海上の浮遊物との接触事故、6月には座礁事故を起こしている。同局は相次いで事故を起こしたことを重く見て、同年7月に輸送の安全確保に関する指導を行った。同社からは「安全確保を最優先する意識を定着させる」旨の改善報告書が提出されていたという。10:00新たに3人を発見 第1管区海上保安本部は、捜索中のヘリコプターが、知床岬付近の岩場や沿岸付近で新たに3人を発見したと発表した。3人とも意識はないという。行方不明者の捜索活動をするために海上保安庁の巡視船からヘリコプターでつり上げられる救助隊員=2022年4月24日午前8時45分、北海道の知床半島沖、朝日新聞社機から、井手さゆり撮影 ほかに24日の捜索で4人が見つかっており、これで発見されたのは計7人になった。08:45ヘリから救急車で搬送 航空自衛隊のヘリが北海道斜里町立の知床ウトロ学校(義務教育学校)のグラウンドに、砂ぼこりを巻き上げながら降り立った。グラウンドには救急車5台が待機。ヘリのプロペラの回転が止まると、救急隊員らがストレッチャーや青い目隠し柵を持って駆け寄り、ヘリで搬送された人を救急車1台に運び込んだ。救急車は間もなくサイレンを鳴らしながら出発。同様の作業が複数回繰り返されていた。自衛隊のヘリで救助された人が搬送された=2022年4月24日午前8時45分、北海道斜里町、日吉健吾撮影07:05「4人を発見」 海保発表 北海道・知床半島沖で、26人乗りの観光船「KAZUⅠ(カズワン)」の行方が分からなくなっている事故で、海上保安庁は24日朝、知床岬先端で4人を発見したと発表した。4人は意識がない状態という。周辺海域では、第1管区海上保安本部(北海道小樽市)や地元漁協などが捜索を続けている。行方不明者の捜索活動をする自衛隊のヘリコプター=2022年4月24日午前8時20分、北海道の知床半島沖、朝日新聞社機から、井手さゆり撮影06:05見送りの漁民、「低い水温では危険」 北海道斜里町のウトロ漁港の岸壁では午前6時5分ごろ、捜索のため知床半島沖合の現場に出動する漁船を年配の漁民3人が不安な表情で見送った。「いまの低い水温では、もし海に落ちれば低体温症ですぐに危険な状態になる」「素人が救命胴衣のひもを結んでも、海中ではすぐほどけてしまうだろう」などと心配そうに話していた。06:00漁船、観光船が捜索のため次々に出航【動画】連絡が取れなくなった観光船の捜索に向かう漁船=日吉健吾撮影 観光船の行方が分からなくなってから一夜明けた24日、北海道斜里町のウトロ漁港には午前5時45分ごろ、漁業関係者や地元消防、観光業関係者とみられる人らが集合。漁協内での打ち合わせの後、午前6時前、漁船や小型観光船など約10隻に分乗し、続々と捜索へ出航した。上空では現場海域の方向へ飛ぶヘリコプターも見られた。連絡が取れなくなった観光船の捜索に向かう漁船=2022年4月24日午前6時、北海道斜里町、日吉健吾撮影01:20首相、熊本から急きょ東京へ 岸田文雄首相が首相官邸で記者団の取材に応じ、「現在まで現場周辺海域で捜索救助活動を行っているが、乗員・乗客の発見には至っていない。引き続き人命救助を最優先に、関係機関が全力を挙げて捜索救助活動を行っていく」と語った。また、斉藤鉄夫国土交通相を24日朝に現地へ派遣することを明らかにした。 首相は23日夜、事故の報告を受けて訪問先の熊本県から急きょ東京へ戻り、首相官邸で事故の報告を受けた。■■■4月23日の動き■■■22:05海保「最後の通報は午後2時17分ごろ」 北海道・知床半島西部沖で23日、乗員・乗客26人を乗せて「浸水した」と通報があった観光船について、第1管区海上保安本部は取材に対し、船側との最後のやり取りは同日午後2時17分ごろだったことを明らかにした。浸水したとの連絡は同日午後1時13分ごろだった。 同保安本部によると、午後2時17分ごろの連絡は「子ども2人、大人22人」などの乗員に関する内容だった。その前の段階の連絡では「船首が浸水」「エンジンが使えない」「カシュニ滝のすぐそば」などの内容だったという。 また、同保安本部は捜索は夜通し継続すると説明している。「知床遊覧船」の事務所は夜も会社関係者らが出入りしていた=2022年4月23日午後9時13分、北海道斜里町ウトロ19:40海保、自衛隊に災害派遣要請 第1管区海上保安本部は23日午後7時40分、航空自衛隊(第2航空団千歳救難隊)に災害派遣を要請し、受理された。18:00海保が現地対策本部を設置 第1管区海上保安本部は23日午後6時、網走海上保安署に現地対策本部を設置した。17:30「発見できていない」 海上保安庁によると、ヘリ1機が遭難場所に近いとみられる「カシュニの滝」周辺を捜索しているが、発見できていないという。海保によると、現地にはこのヘリを含めて、巡視船艇5隻、航空機2機を出動させている。ただ夜間になると、捜索が難しくなるという。浸水したとみられる観光船を捜索する海上保安庁の巡視船。奥は知床半島=2022年4月23日午後6時6分、朝日新聞社機から、井手さゆり撮影16:30海保の回転翼機が現場付近に 第1管区海上保安本部の回転翼機は23日午後4時半、118番通報のあった観光遊覧船が航行していた現場付近に到着、捜索を始めた。13:13海保が対策本部を設置 北海道・知床半島西部沖を航行中の観光遊覧船からの通報を受けて、第1管区海上保安本部は23日午後1時13分、対策本部を設置した。北海道・知床沖で浸水したとみられる観光遊覧船「KAZUⅠ(カズワン)」=知床遊覧船のウェブサイトから13:13「浸水している」と118番通報 第1管区海上保安本部によると、23日午後1時13分ごろ、北海道・知床半島西部沖を航行中の観光遊覧船から、「浸水している」との118番通報があった。船は北海道斜里町の「知床遊覧船」が運航する「KAZUⅠ(カズ ワン)」で、乗員・乗客は計26人。自力航行が出来る状況かどうかは不明という。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル