社会

淡路島「西海岸」をファッション拠点に、繊維商社が小学校跡を再利用

 新リゾート地として注目される兵庫・淡路島の「西海岸」をファッションの拠点に――。6年前に閉校した兵庫県淡路市江井の旧江井小学校が17日、ファッションブランドの販売店などが入る施設「ei―to(エイト)」としてオープンした。同校の卒業者が創業した大阪の繊維商社が開設にこぎつけた。 この商社は「増見哲(ますみてつ)」(増見喜一朗社長)。衣服の商品企画のほかに、廃棄生地の糸を使った衣服や、製造時に生地を余さずに活用するカバンなど、環境に配慮した衣服・雑貨を製造・販売している。 自社ブランドの発信場所を探…この記事は有料記事です。残り341文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

「逃げ場」だったお風呂 休学して湯巡り300カ所、三十路の新境地

 「温泉オタクな会社員」として、SNSなどで情報発信している永井千晴さん(30)。 大学時代に温泉巡りを始め、これまで500カ所以上の湯につかってきた。 温泉にまつる記事の執筆やセミナー登壇、旅行プランの監修なども務めているが、いずれも副業。 本業はコンテンツ会社「CHOCOLATE Inc.」のプロデューサーだ。 3年前に幻冬舎から出版した「女ひとり温泉をサイコーにする53の方法」も、週末の休みを使って書き上げた。 本業でキャリアを築きながら、それとは別に「やたら温泉に詳しい人」という一面を持ち続けていたい。 新卒でヤフーに就職した時も、CHOCOLATE Inc.に転職した時も、そう思っていた。「逃げ場」だったお風呂 そんな永井さんにとって、お風呂は「逃げ場」だった。 育った家は横浜市郊外にある…この記事は有料記事です。残り2981文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

太宰も愛した跨線橋、記憶つなぐ取り組み始動 渡り納め終了、撤去へ

 撤去工事が始まったJR三鷹駅(東京都三鷹市)近くの跨線橋(こせんきょう)を、人々の記憶と記録に残すプロジェクトが動き始めている。作家の太宰治も愛したことで知られる跨線橋。3日間に渡る「渡り納め」最終日の17日も、多くの人でにぎわうなか、「思い出を共有して」と呼びかけた。 中心になっているのは、跨線橋の近くで出版・印刷業を営む「文伸」社長の川井伸夫さん(51)。同社は、井の頭公園の100周年記念の書籍など、地域に根ざした出版物を多く手がけてきた。撤去工事の日程が公表されると、川井さんは、「三鷹跨線橋の記憶と記録を残そうプロジェクト」を立ち上げた。 「渡り納め」が行われた15日から17日には、隣接する広場で特製の写真パネルを展示。社員が2年前から毎日のように撮影してきた跨線橋の写真や、フェイスブックグループ「跨線橋の思い出」に投稿された写真を、「一人ひとりの胸の中にある跨線橋の思い出を共有できるように」と大きく引き伸ばした。「渡り納め」に先立ち、3日と10日にも同じ場所でイベントを開いた。夕立がやみ、階段を駆け上がると… いろいろな人たちの跨線橋を…この記事は有料記事です。残り296文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

「これでもちが食える」 加古川マラソン、小平さんとサブローさんも

高橋孝二2023年12月17日 18時00分 加古川マラソン大会(兵庫陸上競技協会など主催、朝日新聞姫路支局など後援)が17日、加古川市を中心とした県立加古川河川敷マラソンコースで開かれた。フルマラソンなど5種目に計3113人が出場。参加者したランナーは、強く冷たい風が吹く加古川沿いのコースを、思い思いのペースで走っていた。 今回は、コロナ禍以前と同じフルマラソン、10キロ、中高生5キロ、同3キロ(東播2市2町特別申込枠)、ファミリー2キロの5種目があった。 ゲストランナーとして、2018年の平昌五輪スピードスケート女子500メートルで金メダルに輝き、昨秋に現役を引退した小平奈緒さんと、タレントの大平サブローさんが参加した。昨年に続き2回目となる小平さんは、子どもらと一緒にファミリー2キロを走った。「今年は風が強く、子どもたちに勇気をもらいながら走りました」。4年ぶり9回目となるサブローさんは「久しぶりの加古川で、風が強く独特の河川敷コースを走らせてもらった。これで正月にもちが食えます」と笑顔で話した。(高橋孝二)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

要介護の母に芽生えた殺意 切りつけられた息子が法廷で望んだこと

 あんたを殺して、私も死ぬ――。 自宅で約10年間、引きこもり状態になっていた長男に、母は言い放った。 当時、母は78歳、長男は54歳。 ある出来事が、きっかけだった。 10月23日、横浜地裁であった裁判員裁判の初公判。母は身長130センチほどの小柄な体を手押し車に預け、おぼつかない足取りで法廷に現れた。神奈川県内の自宅で5月7日、長男の首を包丁で切りつけて殺害しようとした殺人未遂罪で起訴された被告として、弁護側の席についた。 検察側や弁護側の冒頭陳述…この記事は有料記事です。残り2138文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

マサイキリン、8頭まで激減 「どうにかしなきゃ」3園スクラム強化

 国内では九州の動物園でしか見られないキリンがいる。不規則な星形模様が特徴のマサイキリンで、熊本、宮崎、鹿児島の3動物園で計8頭だけ飼育されている。3園で協力し、何とか将来へつなげようと努力が続く。 宮崎市フェニックス自然動物園(同市塩路)の観覧橋北側には「アフリカ園」が広がる。ダチョウなどと暮らすマサイキリンのトウマ(冬真)が、橋の上に竹田正人園長(64)を見つけ、寄ってきた。 「離乳前に母を亡くしたせいか、人なつこいです」 熊本市動植物園(同市東区健軍5丁目)生まれのトウマは、生後9カ月足らずで母親と死別、人の手で育てられることが多かった。2017年11月、当時、メスのコユメ1頭だった宮崎へ来た。コユメとの間で20年にコナツ(メス)、22年にハルマ(オス)と子ども2頭に恵まれた。宮崎で67頭が誕生 ハルマの誕生で、宮崎で生まれたマサイキリンは1971年の開園から通算67頭目となった。国内では類を見ないマサイキリンの誕生数だが、竹田園長は「元々、7頭入れたのが大きかったのでは」とみる。話は開園前年の70年秋にさかのぼる。 故・片山望初代園長が自らア…この記事は有料記事です。残り1844文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

九州各地で初雪、上空に強い寒気 20日以降もさらに冷え込む予報

大下美倫2023年12月17日 15時06分 九州北部では17日、各地で初雪を観測した。冬型の気圧配置となり、上空に強い寒気が流れ込んだためという。 福岡管区気象台によると、佐賀市、長崎市、熊本市では初雪を観測。福岡市や北九州市など九州各地で降雪がみられた。長崎県の雲仙岳で午前7時台に、山口県の秋吉台で午前11時台に零下1・6度となるなど、今季の最低気温を記録した。 18日にかけて気圧配置が緩むが、20日以降さらに強い寒気が入る見込み。各地で再び気温が下がったり、雪が降ったりする可能性があるという。(大下美倫)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

いないいないばあっ!に出演、はるちゃんが一日署長 「命を大事に」

2023年12月17日 11時19分 犯罪や交通事故が増えやすい年末年始を前に、船橋署は13日、船橋市本町7丁目のJR船橋駅北口デッキ広場で特別警戒の出動式を開き、パトロールをした。県出身でタレントの倉持春希さん(12)が一日署長を務め、交通安全と防犯を呼びかけた。 倉持さんは今春まで、NHK・Eテレの乳幼児向け番組「いないいないばあっ!」に「はるちゃん」として出演していた。この日は管内で発生する交通事故や飲酒運転、特殊詐欺事件などについて説明し、「自分の命やお金を大事にしてほしい」と訴えた。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

「トー横」で小学生ら29人一斉補導 都外からが6割、市販薬所持も

 東京都新宿区歌舞伎町の「トー横」と呼ばれる一帯で、警視庁は12月の週末に一斉補導を3回実施し、小学生を含む12~19歳の男女のべ29人を都青少年健全育成条例に基づき補導した。多量摂取(OD)目的で市販薬を所持していたとみられるケースも確認された。 学校が冬休みを迎えるのを前に、警視庁は少年少女が犯罪に巻き込まれる危険があるとして注意を呼びかけている。 少年育成課によると、一斉補導は12月2日~17日の週末の深夜から未明にかけて計3回実施。29人のうち20人が都外在住で、関東地方や石川、京都、岡山、広島の各府県から来ていた。大半は保護者の元に戻されたが、5人は保護が必要と認められ、児童相談所へ引き渡された。 複数の市販薬を持っている人も数人確認。同課は、市販薬を多量摂取する「オーバードーズ(OD)」目的とみている。一帯ではOD目的でせき止め薬などを違法に売買した疑いがある行為が確認されており、健康上のリスクがあるほか、犯罪へ巻き込まれかねないとして問題視されている。多くの子ども「話を聞いてもらいたくて」 同課によると、今年にトー横周辺で行った補導は11月末までに約860件(暫定)で、すでに昨年1年間(約580件)の1・5倍。約6割が都外から来ており、SNSでトー横を知ったとみられる。同課によると「話を聞いてもらいたい」という理由で一帯を訪れる子どもが少なくないという。 同課は、歌舞伎町では子どもらが犯罪に巻き込まれるリスクがあるといい、担当者は「安易な気持ちで来ないで」と注意を呼びかける。年末年始にかけても随時、補導を行うという。(御船紗子)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル

河野太郎氏「総務省と連携、デジタル技術で透明化」 パー券裏金問題

 自民党の最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)の政治資金パーティーをめぐる問題で、河野太郎デジタル相は16日、群馬県草津町でのフォーラムに出席した後、記者団から政治改革について問われ、「デジタル庁としては総務省と連携し、政治資金の透明性を高められるよう、できるところはやりたい」と述べた。現在、推進しているデジタル技術を活用して、政治資金の使途の透明化を図り、自民党への信頼回復につなげたい考えを示した。 河野氏はこの日、群馬県主催のフォーラムに出席。参院議員時代に安倍派に所属していた山本一太知事から、「とにかくしっかり、まずは政治改革をお願いしたい」と話を向けられていた。(高木智子)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんSource : 社会 - 朝日新聞デジタル