社会

台風19号、水害で半数超死亡か 犠牲76人分析、土砂崩れ原因も(共同通信)

 台風19号により犠牲となった12都県の76人(16日午後時点)のうち、半数超の47人は浸水や洪水といった水害で死亡したとみられることが、共同通信の集計で16日、分かった。土砂崩れによる死者も11人に上る。台風19号による広範囲の暴風雨が、地形などにより複合的な被害をもたらしたことが浮き彫りになった。死亡状況が依然不明の犠牲者もおり、今後の防災のため詳細な検証が不可欠だ。 12都県の災害対策本部や警察などへの聞き取りと、犠牲者の自宅や発見現場での取材を通じ現段階で可能性が高いとみられる死因を分析した。死者が26人と最多の福島県では、20人が水害で死亡した。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

台風被害の長野県が「15言語」窓口の紹介ツイート 外国人支援に共感、自主翻訳の動きも(J-CASTニュース)

 長野県が台風19号の被災を受け、外国人向けに15言語に対応した相談窓口があることを「ひらがな」のみの平易な日本語を使ってツイッターで周知したところ、ユーザーの間で拡散の動きが広がっている。【ツイッター】「にほんごが にがてな がいこくじんの みなさんに」長野県防災の投稿 4万回近くリツイートされたほか、リプライにはタイ語やフランス語などさまざまな言語へと自主的に翻訳して投稿し、拡散に協力するユーザーも少なくない。県の担当者は取材に「いろんな国の方々がいらっしゃるので、本当にありがたい。少しでも多くの外国人の方に届けば」と話す。■「15のことば を きくことが できます」 「長野県防災」のツイッターアカウントは2019年10月15日、  「にほんごが にがてな がいこくじんの みなさんに、たくさんの がいこくごで はなしが できる でんわを つくりました。あめや かぜで こまったら、↓のばんごうに でんわを してください。(編注:後述の窓口携帯電話番号を表記)」と、ひらがなのみで電話窓口の周知を図った。また、  「15のことば を きくことが できます。ともだちにも、おしえてあげてください」と情報拡散を呼びかけている。 直前には「長野県では、外国人のみなさんからのご相談について、15の言葉で相談できる窓口を開設しています。困っていることがありましたら、お電話ください。また、周りで、困っている外国人を見かけた方も、お電話ください」と漢字も交えた文章のほか、英語、中国語でもそれぞれ同趣旨の文章を投稿していた。 その中でも、このひらがなツイートは一際注目を集め、3万8000回以上リツイートされて大きく拡散した。さらに130件以上寄せられたリプライには、韓国語、タイ語、ネパール語、ドイツ語、スペイン語など、さまざまな言語で投稿を翻訳し、周知しようとするユーザーの姿も数多い。 休館日の13・14・16日も臨時で電話相談のみ受け付け  窓口があるのは「長野県多文化共生相談センター」。長野市内で10月1日に新設した外国人向けの拠点だ。生活情報や防災・災害情報、医療情報など、暮らしの中で分からないことを気軽に相談できる。 15言語(中国語、ポルトガル語、タガログ語、韓国語、ベトナム語、タイ語、英語、インドネシア語、スペイン語、ネパール語、マレー語、ミャンマー語、フランス語、クメール語、ドイツ語)に対応しており、委託先の通訳センターを介してやり取りできる。また、ポルトガル語、中国語、タガログ語と英語、タイ語と英語をそれぞれ母国語とする4人の相談員が多文化共生相談センターに勤務しており、直接会話ができる。 通常は平日(第1・3水曜日を除く)と第1・3土曜日の10~18時に開館しているが、台風19号の被災を受け、県は休館日の13・14・16日については臨時で電話相談のみ受け付けることを発表していた。 今回のツイッターでの投稿について、県民文化部国際課の根橋幸夫課長は16日、J-CASTニュースの取材に「外国の方はSNSをかなり多用すると聞いています。公式サイトでの告知だけでなく、情報を必要としている方々により届きやすいだろうと思い、平易な日本語で投稿することにしました」と話す。大きく拡散されていることには「個人のユーザーの皆様が色々な言語に翻訳してくださっているのも含め、本当にありがたいです。いろいろな国の方々がいらっしゃいます。少しでも多くの方の目に留まればと思います」と期待する。 次ページは:「本当にお困りの方はどんどん電話をかけて利用してもらいたい」 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

IOC、東京五輪マラソン・競歩の札幌での実施検討 Twitterでは「冗談かと思ったらマジだった」などの声(ねとらぼ)

 国際オリンピック委員会(IOC)は10月16日、2020年に開催される東京五輪のマラソンと競歩を札幌で行うことを検討していると発表しました。【Twitterでの反応】 近年の想定を上回る猛暑を受けて、東京よりも5~6度程度気温が低い札幌を開催地に選定したとのこと。札幌で開催されれば、1972年の冬季五輪以来となります。 IOC会長のトーマス・バッハ氏は、アスリートの健康が第一であることを強調しつつ、「オリンピックはアスリートが『一生に一度』のパフォーマンスを発揮できる舞台であり、今回の対応は彼らにベストな条件を整えるものです」とコメント。 開催地変更は国際陸上競技連盟に通達済みで、同連盟会長のセバスチャン・コー氏は「選手に実力を発揮してもらうため最高の舞台を用意することは、大会のあらゆる指針の中でも中心に位置するもの。来年は五輪運営と協力して最高のマラソンと競歩を実現します」とコメントしています。 開催まで1年を切ってからの発表に、Twitter上では「冗談かと思ったらマジだった」「マラソン以外も札幌が良い」「北海道もまぁまぁ暑い気はするけど…。でも湿度も低いだろうし、良いんじゃない?」「チケット買ったし、ホテルも東京で予約したけどどうしよう」など、驚きと共にさまざまな反応が上がっています。ねとらぼ 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

「キャプ翼」高橋陽一氏、ブラサカ新作で「東京パラリンピック盛り上げる」(スポーツ報知)

 人気サッカー漫画「キャプテン翼」の作者の高橋陽一氏(59)が16日に都内で取材に応じ、新作となるブラインドサッカーを題材にした漫画「ブラサカブラボー!」について語った。 日本代表のユウキと親友のショウゴが2020年東京パラリンピックを目指す物語。不定期刊行の「パラリンピックジャンプ」で連載中で、来年のパラリンピックに焦点を合わせて20年8月に単行本第1巻が発売される。 高橋氏は、ブラサカ関係者や盲学校への綿密な取材を重ねてきたといい「15年にブラサカを初めて見て、障害者以前に健常者と変わらずアスリートとしてプレーしているんだなと思った」と執筆動機を説明。「パラリンピック、毎大会見ていて盛り上がりに欠けるなと…。何とか盛り上がる感じに持って行ければ」とパラ普及へ力を込めた。 「キャプテン翼」と言えば、超人的な必殺シュートが魅力。同作でも今後必殺技さく裂があるのかとの質問には「ブラインドサッカーはアクロバティックなプレーができない…」としつつも「一応考えています」と登場予告。「漫画ですからね。インパクトのあるものは出したい」と笑顔を見せた。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

鉄橋崩落で“孤立集落”となった福島県矢祭町…生活のため線路を歩く住民に今本当に必要なものとは?(FNN.jpプライムオンライン)

通行できない鉄橋を歩く人々、JR東日本も「やむを得ない」 台風19号の上陸からきょう(16日)で5日目。「直撃LIVEグッディ!」は今なお孤立状態が続く、福島・矢祭町にある集落を取材した。【画像】唯一の橋が崩落…物資の欠乏生活に住民から悲痛な訴え手にクーラーボックスや荷物を持ち、歩く人々。本来ここは、人が通行できない、列車専用の鉄橋だ。なぜ人々は、ここを歩いているのか?このすぐ近くには、街の中心部へとつながる橋があったのだが…。橋は、台風19号の影響で崩落。今は、JR水郡線の鉄橋が外に出る唯一の道となっているという。ここを走る列車は台風の影響で運休が続いているため、JR東日本は住民が鉄橋を使うことをやむを得ないとしている。 水とガスの欠乏に苦しむ住民たち きょう、ボランティアで集落に物資を届ける男性に同行したが…。歩いている場所は、大人2人が並んで歩くのがやっとぐらいの幅だ。集落には高齢者も多く、橋の崩落によって生活に必要な物資を買いに行くことが困難で、“孤立状態”になっているという。倉田大誠アナウンサー:孤立状態が続いている福島県の矢祭町。台風の影響で、84mほどの橋が崩落しました。橋にあった水道管も破損してしまったため、断水状況にあります。住民の方が今一番危惧していることは水がないことと、こちらの集落ではプロパンガスを使って生活されています。ですから、ガスの燃料がいつ切れてしまうのか、生活に非常にかかわってくる問題を現在抱えています。現地と中継を結んでみます。木下康太郎フィールドキャスター:こちらの集落には、赤ちゃんから高齢者まで11世帯30人が暮らしています。橋が崩落してしまったため、外に出るために線路を使っているんですが…。この線路に上るのも、線路から下りるのも、この急きょ設置されたはしごを使っているんです。木下康太郎フィールドキャスター:このはしごが大変不安定で、物資などを運ぶ方も揺られつつ、バランスをとりながら必死の思いで上り下りしている姿が見られました。きょうの午後1時半から、住民側と町役場が今後の対策について協議しました。今回、住民の方は役場にこういった要望書を提出しています。孤立した地区に住む60代男性の要望書を特別にお借りしてきました。木下康太郎フィールドキャスター:一番最初に“今現在一番必要なのは「生活の確保」”と書かれています。下には、現在困っていることがいくつか挙げられています。木下康太郎フィールドキャスター:入浴や洗濯について書かれている他、“ガスがなくなるのではないかと心配”と書かれています。こちらの集落では、ほぼ全てのご家庭がプロパンガスを使用していますが、このプロパンガスはおよそ50kgあり大変重いものです。ガスを使い切ってしまった後、補充するために業者の方が重いプロパンガスを持ってはしごを上って、線路を歩いて来てくれるのか? そういったところは大変不安だと話していました。このあたり、朝晩は大変冷え込み、10℃前後になります。しかし皆さんはそういった中でもヒーターを使うのを控え、お風呂に入るのも控えている。とにかくガスがなくならないように節約していて、「今は寒さとの戦いなんです」と話している方もいました。 次ページは:仮の橋の作成には数カ月、本橋には2~3年かかる見込み 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

後期高齢者58人分の名簿紛失 沖縄・名護の訪問指導員

 沖縄県名護市で後期高齢者を対象に健康状態について指導する訪問指導員の女性(40代)が、58人分の名前や被保険者番号などが記載された資料を紛失した。業務を委託している県後期高齢者医療広域連合が16日、発表した。これまでのところ、悪用されたケースは把握していないという。  広域連合によると、訪問指導員は7日に4人を訪問し、面接できた2人について面接内容や指導状況を管理票や台帳に記載、自宅でリングファイルにとじた。11日にも2人を訪問し、記載を終えてファイルにとじようとして、ファイルがないことに気づいた。自宅などを探したが見つからず、広域連合に連絡してきた。  ファイルには、9月の訪問対象者16人分と10月の対象者42人分の一覧表などがとじられていて、生年月日や住所、健診結果のほか、一部は電話番号も記されていた。その後も見つからず、警察署に遺失届を出した。広域連合は、対象者に経緯を説明している。(伊東聖) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

付属校でない高大連携、続々 実は進学以外にメリット

 大学入試改革などで付属校の人気が高まる中、大学と高校が「教育連携」を結び、進学につなげるケースが増えてきている。付属のような大がかりな枠組みが必要ない上、多様な形で実践できる高大連携。「○○大コース」など連携大学名を入れたコースも出現し始めた。  「3年生1学期までの評定平均値が3・5以上」「英検2級、TEAP220点以上、GTEC CBT930点以上のいずれか」「一定の学力」――。  麴町学園女子高校(東京都千代田区)の「東洋大学グローバルコース」の生徒たちが、東洋大に進学できる基準だ。2016年に教育連携の協定を結び、17年度に定員80人でこのコースを創設した。基準さえクリアできれば、全員、東洋大進学も可能だ。  1期生となる今の高3は、入学… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

台風19号で土砂流出、海が黄土色に 「しきさい」撮影

 台風19号がもたらした記録的大雨で、東北から東海地方の広い範囲で大量の土砂が海に流出した様子を、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の気候変動観測衛星「しきさい」がとらえた。河口付近から10~20キロ先まで海が土砂で黄土色に濁っているのが分かる。  この衛星画像は13日午前10時50分ごろに撮影した。データを分析した広島大の作野裕司准教授(衛星海洋学)は「海の濁りの広がりから当時、川の流れが相当速かったことがうかがえる。今後、ほかのデータも組み合わせて、大雨などで漁業や養殖業者向けに土砂の広がりを予測し、事前に通知できる仕組みを作りたい」と話している。(杉本崇) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

台風19号 「地下神殿」首都圏外郭放水路、氾濫防ぐ(産経新聞)

 台風19号による豪雨で埼玉県内でも多くの河川が氾濫した。県西部では東松山市で都幾(とき)川が氾濫するなどして被害が出たが、県東部は巨大地下放水路「首都圏外郭放水路」(同県春日部市)の稼働によって周辺河川の氾濫が食い止められたようだ。 放水路は地下50メートルを流れ、全長は約6・3キロもあり、その巨大さから「地下神殿」とも呼ばれる。平成5年に着工し、完成は18年。総工費は約2300億円に上った。 放水路のある周辺は土地が低いため、過去にはたびたび水害に遭っていた。そこで、近くを流れる中川などの5つの河川の氾濫を防ぐため、大雨が降った場合にこれら河川から水を取り込み、トンネルを通じて江戸川に排出する仕組みになっている。放水路全体で、東京ドームの半分にあたる約67万立方メートルの水を一時ためることもできる。 国土交通省関東地方整備局江戸川河川事務所によると、台風19号では12日午前11時半から雨水の取り込みを始め、午後7時ごろに江戸川への排出を始めた。今回は5河川から同時に水を流入させたフル稼働状態で、平成27年9月の台風18号による関東・東北豪雨以来だという。 12~15日に東京ドーム9個分にあたる約1150万トンの水を排出。18年の全区間の稼働以来、過去3番目に多い排出量となり、同事務所は「今のところ、周辺地域で大きな浸水被害があったとは聞いていない」と説明する。 台風19号では多摩川や千曲(ちくま)川などの大きな河川だけでなく、中小河川の氾濫も相次いだ。放水路は今後、防災インフラとしてクローズアップされそうだ。(黄金崎元) 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

“見えない相手”との戦い乗り越え…豚コレラで全頭殺処分の養豚場 経営再開しブランド豚の販売スタート(東海テレビ)

 豚コレラからの“復活”…。一歩ずつ前へ進み始めています。今年2月に豚コレラの感染が確認され、豚全頭を殺処分した岐阜県瑞浪市の養豚場が経営を再開し、生産するブランド豚の販売をきょうからスタートさせました。(リポート)「こちらが瑞浪ボーノポークです。非常に柔らかくてまろやかな油が、口の中に広がってきます」 霜降りの割合が多く、柔らかくてしっとりとした味わいが特徴の岐阜県のブランド豚「瑞浪ボーノポーク」。豚コレラの影響で出荷できない状況が続いていましたが、16日、瑞浪市の農産物直売所で実に8か月ぶりに販売が再開されました。買い物に来た女性:「もう再開されたことがすごくうれしいです。地元ですしね」(リポート・今年2月)「豚コレラの感染が確認された養豚場です。現在もブルーシートが敷かれ、県職員や自衛隊員による殺処分が続いています」「瑞浪ボーノポーク」を生産する市内の養豚場では、今年2月に豚コレラの感染が確認され、およそ5800頭の殺処分を余儀なくされました。 全ての豚を失った養豚場…。 しかし今年6月に、岐阜県海津市にある繁殖農場から豚を持ち込み飼育を再開させると、10月10日に初出荷を果たし、今週からは週に80頭を安定的に出荷できるまで回復しました。豚コレラの感染が確認された養豚場で出荷が再開されるのは岐阜県内で初めてです。地元の人も心待ちにしていた様子で…。試食する男性:「最高だわ!」買い物に来た女性:「本当に味が違いますもん、おいしいです。なくなっちゃうかと心配したんですよ。今日は我が家はごちそうです(笑)」 念願の販売再開に、ボーノポークの販売を管理する協議会の会長は…?ボーノポーク銘柄推進協議会 早瀬会長:「豚コレラという伝染病というのは、目に見えないものとの戦いであって、消費者のみなさんの『まだか、まだか』という期待があってこそ、できたのかな。ホッとした、嬉しいというのが実情です」 少しずつ前へ進み始めた養豚農家。東海3県いずれも10月中に飼育する全ての豚へのワクチン接種が始まる見通しで、感染の防止そして養豚農家の経営再建が進むことに期待がかかっています。Source : 国内 - Yahoo!ニュース