社会

不自由展中止に劇作家協会が声明「行政、表現守るべき」

 国際芸術祭・あいちトリエンナーレ「表現の不自由展・その後」の中止について、日本劇作家協会(渡辺えり会長)は6日、「表現活動のさらなる萎縮を招く」「この国の民主主義の危機」とする緊急アピールを発表した。  アピールでは河村たかし名古屋市長や菅義偉官房長官の発言を「表現の自由」への介入だとして抗議。「『行政の気に入らない作品』が展示を認められず、助成金も受け取れないことが通例となっていくならば、憲法21条に禁じられた『検閲』の実質的な復活です。このようなことが、民主主義のルールを無視した為政者の介入によって、既成事実化されることは看過できません」と批判した。  また表現の場を行政が提供する場合では、「行政は毅然(きぜん)とした態度で、他の公権力も含むあらゆる妨害から、表現を守るべきです」「異論や反論があったとしても、表現の場までは奪わずに、言論をもって対抗し、情報の多様性は残しておく。これこそが行政のとるべき態度」と訴えた。 Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

被爆者医療ひと筋に歩んだヒロシマの医師 証言でたどる

【動画】広島への原爆投下後、自らも傷つきながら人々の治療にあたり、その後も被爆者医療を担った重藤文夫医師。関係者の証言からたどった=信永真知子撮影  原子爆弾が投下された広島市で、自ら被爆しながらも人々の救護活動に尽くし、その後も被爆者医療の中心を担ってきた医師がいました。広島原爆病院の初代院長を務めた重藤文夫さんです。重藤さんの長男で医師の紀和さん(78)や被爆者の証言などから、戦後の混乱期の被爆者医療をたどりました。(信永真知子) Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「宇宙線」で半導体誤作動 横河電機、対策費で減益に(共同通信)

 石油プラント向けの制御機器を手掛ける横河電機は6日、宇宙から地球に降り注ぐ放射線「宇宙線」の影響で半導体の誤作動が増えたとして、対策費30億円を特別損失に計上したため2019年4~6月期の連結純利益が大幅な減益になったと発表した。売上高は前年同期比1.5%増の902億円、純利益は37.7%減の21億円だった。 デジタル機器に欠かせない半導体は高機能化のため極めて微細な加工を施しており、最近では宇宙から降り注ぐわずかな放射線でもエラーを起こす問題が指摘されている。同社によると周期的な太陽活動の影響で宇宙線が増加し、誤作動のリスクが高まっているという。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

オスプレイ飛行音で魚の行動変化 佐賀配備巡り影響調査(共同通信)

 九州防衛局は6日、陸上自衛隊の輸送機オスプレイの佐賀空港(佐賀市)配備計画を巡り、回転翼機の飛行音が魚に与える影響調査の中間報告を、漁業者に説明した。ヘリコプターが通過する際、45例中44例で魚群が沈むなど行動に変化が出た。漁への影響については言及しなかった。 佐賀県は音に敏感とされるコハダの産地で、県有明海漁協大浦支所(同県太良町)が漁をしている。魚群は一定時間沈んだ後、再び表層で確認された。 調査は2017年にも実施したが、事例が限定的だとして漁業者が反発し、再調査を求めていた。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

「何歳から大人?」 高校生が模擬立法を体験(産経新聞)

 高校生が弁護士とともに、成人年齢の引き下げなどについて考える「ジュニアロースクール」が6日、東京都千代田区内の弁護士会館で開かれ、少年法の適用年齢や飲酒が許される年齢について議論した。この取り組みは第二東京弁護士会の法教育委員会が毎年開催。今回は「弁護士と考える大人の世界」がテーマで高校生68人が参加した。 模擬立法のコーナーでは選挙権が与えられる年齢▽結婚ができる年齢▽契約が一人で結べるようになる年齢▽少年法が適用される年齢▽飲酒が許される年齢-について議論。国会や法制審議会(法相の諮問機関)の実際の議事録などを調べながら立法案を発表した。 現行の20歳未満から18歳未満に引き下げることが検討されている少年法の適用年齢をめぐっては、議論が白熱。「18、19歳は未成熟で更生する可能性が高い」との反対意見がある一方で、「少年法が適用されなくなれば犯罪率が下がるのではないか」と引き下げを求める意見も出された。 法教育委副委員長の塩川泰子弁護士は「意見を言い、議論する場を通して、自分たちが社会を変えていく存在なんだという社会参画意識を持つきっかけになる。公的な情報にアクセスする大切さも知ってもらいたい」と話している。 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

幅寄せや進路妨害も…あおり運転のうえ衝突し相手にケガさせ逃走 58歳トラック運転手を逮捕(東海テレビ)

 三重県亀山市の名阪国道で今年6月、トラックであおり運転をしたうえ、走行中の車に衝突させ運転手の男性にケガをさせたにもかかわらずそのまま逃げたとして、京都市の男が逮捕されました。 逮捕されたのは京都市のトラック運転手・重田栄一容疑者(58)で、今年6月、亀山市加太板屋の名阪国道上りで、あおり運転をしたうえ衝突し、車を運転していた男性にケガをさせ逃げた疑いが持たれています。 付近を走行していた別のトラックのドライブレコーダーには、重田容疑者が乗用車に対し幅寄せや進路を妨害するなどのあおり運転を繰り返したうえ、事故を起こし逃げる様子が映っていたことから逮捕に至りました。 調べに対し重田容疑者は、「事故を起こし逃げたことは認めるが、故意に幅寄せしたつもりはない」と容疑の一部を否認しているということです。東海テレビ 【関連記事】 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

定員オーバーの軽乗用車が横転、高校生が死亡 東京・町田市(TOKYO MX)

 東京・町田市の路上で、10代の男女5人が乗った定員4人乗りの車が横転し、17歳の高校生1人が死亡、4人がけがをしました。 警視庁などによりますと8月6日午前1時半ごろ、町田市小山田桜台で、10代の男女5人が乗った軽乗用車が道路脇の縁石にぶつかって横転しました。この事故で、後ろの座席に乗っていた町田市下小山田町の高校3年・高橋央起さん(17)が車の外に投げ出され、頭などを強く打って死亡しました。また、他の4人も重軽傷を負いました。この事故で、警視庁は車を運転していた町田市内に住む会社員の男(19)を逮捕しました。 車の定員は4人で現場の制限速度は時速30キロでしたが、男は「周辺の道路を時速80キロほどで周回していた」と供述しているということです。 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

東京23区内 梅雨明け後に熱中症疑いで35人死亡(TOKYO MX)

 東京都内各地は命に関わる危険な暑さが続いています。梅雨明けからの8日間で、東京23区で熱中症による死者は35人に上っています。 8月6日の都内の最高気温は、練馬で36.9℃、青梅で36.3℃を観測したほか、都心でも4日ぶりに35℃を超える猛暑日となり、危険な暑さが続いています。東京都監察医務院によりますと、関東地方が梅雨明けした7月29日から8月5日までの8日間で、23区内では熱中症により35人が死亡しています。亡くなったのは50代から90代の男女で、このうち33人がクーラーが設置されていないか、使用されていない屋内で倒れたということです。 東京消防庁によりますと、熱中症の疑いで病院に運ばれる人は梅雨明けした7月29日から大幅に増えています。8月2日には今シーズンで最も多い341人、8月に入ってからの5日間ですでに1362人となり、7月の1カ月間の搬送者数1026人を超えています。 今年は特に注意! 熱中症の症状と対策は?  梅雨明けから熱中症の患者が急増しています。熱中症は症状によって軽症、中等症、重症の3つに分けられます。軽症はめまいや発汗、部分的なけいれんなどの症状、中等症になると頭痛や嘔吐(おうと)、倦怠(けんたい)感、重症になると意識障害が発生し、周りからの呼び掛けに対して反応がおかしくなったり反応できなくなったりすることがあります。 熱中症の疑いがある場合はどうしたらよいのでしょうか。東京都医師会は5つの対処法で対応するよう呼び掛けています。映像でご覧ください。 東京都内は8月9日ごろまで35℃以上の猛暑日となるところが多い見込みで、熱中症への対策をしっかり取るよう心掛けてください。 Source : 国内 - Yahoo!ニュース

「この世界の片隅に」協力の父、もう動けない 継ぐ思い

 映画館や食堂、病院に写真館……。平和記念式典が開かれた一帯は、にぎやかな広島の中心部だった。ここで奪われた命と暮らしを忘れまいと、思いを受け継ごうとする人たちがいる。  6日の式典終了後、平和記念公園の一角で、この地で亡くなった人の追悼法要があった。広島市出身の大木久美子さん(60)は一人で参列した。「これで最後かも」と、父親の高橋久さん(90)を車いすに乗せて連れてきたのが1年前。久さんはもう、動けない。  久さんの実家は旧中島本町で写真館を営んでいたが、原爆で消え去り、家族3人を失って原爆孤児に。久美子さんは久さんに原爆のことや家族のことをあまり聞かなかった。「触れてはいけない」。寡黙で気むずかしい父の古傷に触れる気にならなかった。  だから映画「この世界の片隅に」制作に協力していたときの父の様子が忘れられない。家族と暮らしたかつてのまちを語るとき、久さんはまるで少年のような表情だった。  だが今年は病床で家族の命日を迎えた久さん。枕元には幼い頃に家族4人で撮った写真が飾られている。久美子さんは「今からでも遅くない」と久さんの記憶をつなごうと思っている。病院でこう伝えるつもりだ。「きょう、亡くなったみんなにここで会えた気がしたよ」 【動画】思いを託された「モノ」をめぐる、人々の物語=西田堅一、上田幸一撮影 ■消える暮らし… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

獅童さん「胸いっぱい」初音ミクと超歌舞伎 京都・南座

 バーチャルシンガー「初音ミク」と歌舞伎俳優の中村獅童さんらが、最新の映像・通信技術を駆使した舞台で共演する「超歌舞伎」が京都の南座で開かれている。2016年、千葉の幕張メッセで開かれた「ニコニコ超会議」で始まったコラボレーションで、劇場公演はこれが初めてだ。  メインの演目「今昔(はな)饗宴(くらべ)千本桜(せんぼんざくら)」は、歌舞伎で繰り返し上演されている古典「義経千本桜」と、ミクの代表曲「千本桜」の世界観から着想を得て書かれた、超歌舞伎の人気作品だ。  開幕日の8月2日、口上で獅童… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 - 朝日新聞デジタル