社会

省エネ家電の補助金申請システムがダウン、アクセス殺到で 相模原市

三木一哉2023年8月2日 8時03分 【神奈川】相模原市は1日に受け付けを始めた市民向け「省エネ機器更新促進補助金」の事前登録ウェブサイトにアクセスが殺到し、システムがダウンしたと発表した。市民1人の個人情報が後から登録しようとした他の人にも表示される状態となり、市はこの市民に連絡を取り、謝罪したという。 市によると、午前9時の受け付け開始直後から「登録システムにアクセスしにくい」「登録の書式に入力後、送信ボタンを押すと画面が白くなり、登録できない」との電話が多数入った。9時半ごろ、「自分とは異なる人の情報が登録の書式に表示される」との電話も入ったという。市は9時52分に受け付けを中止。原因を調べている。 システムは東京都内の業者が設計し、同時に最大1千人のアクセスが可能だったが、それ以上のアクセスがあったとみられる。再開は未定だが、2日午前9時に見通しを告知する予定。 制度は、エアコン、冷蔵庫、ガスストーブなど対象となる12品目の製品の買い替えで市から3分の1(最大5万円)の補助が受けられる。ウェブサイトで事前登録が必要で、予算に達したら終了する。 8月1~31日、11月1~30日の2回に分けて受け付ける予定だった。エネルギー価格の高騰を受けて、家庭でのエネルギー費用の負担を軽減し、温室効果ガスの排出量削減の一石二鳥をねらった事業で、予算額は約4億円。(三木一哉)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

コミュニティFM制作の講談風ドラマ「弁慶記」 全国トリプル受賞

勝部真一2023年8月2日 8時30分 和歌山県田辺市の地域ラジオ局「FM TANABE(田辺)」が2022年に制作・放送した講談風大河ラジオドラマ「弁慶記」が、優れた放送番組を表彰する第49回放送文化基金賞ラジオ部門の最優秀賞に選ばれた。 放送文化基金賞では、同局の大﨑健志さんが「企画・演出・脚本賞」も受賞した。また、弁慶記は放送文化向上に貢献した番組や個人らを表彰する第60回ギャラクシー賞のラジオ部門でも、大賞に次ぐ優秀賞に輝いている。 弁慶記は、田辺市出身とされる武蔵坊弁慶の生涯を描いたオリジナル作品。1話約10分、全60話を昨年3月から5月に放送した。新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込む地域を元気にしたいと制作。講談師の玉田玉山さんを語り部に、プロの声優らがメインキャストを務め、地元住民約70人も「声優」として参加した。中学校の吹奏楽部や地元の音楽隊も演奏で協力した。審査員からは「地域一丸で作り上げた大作」と評価されたという。 7月下旬、制作スタッフ4人が田辺市役所を訪問し、真砂充敏市長に受賞報告をした。市長は「田辺市にとっても名誉なこと。弁慶と田辺のかかわりについて、さらに全国に知ってもらえる」と話した。大﨑さんは「参加してくれた人や支えてくれた人、聴いてくれた人。そういった地元のみなさんのおかげ。これからも地元の人の力になるよう取り組んでいきたい」と話していた。 弁慶記の全話は「FM TANABE」の公式ユーチューブで聴くことができる。(勝部真一)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

DV被害者住所、加害者に交付 システム処理失念、町田市係長を戒告

堀川勝元2023年8月1日 20時30分 DV(家庭内暴力)被害者の転居先の現住所が書かれた書類を、加害者に交付しないようにするためのシステム上の処理を失念し、被害者の現住所が書かれた戸籍の付票を、窓口の担当者が加害者に交付する原因を作ったとして、東京都町田市は40代係長を戒告処分にしたと発表した。被害者はその後、再転居が必要となったといい、市は今年5月、被害者に転居費用や慰謝料計69万円を支払ったという。 処分は7月28日付。市の説明では、被害者は昨年11月8日、住所が書かれた書類を加害者に交付しないよう求める「支援措置」を市に申し出た。係長は住民票については加害者に発行しないための処理をしたが、戸籍の付票に関しては失念した。翌9日、加害者から付票交付の申請があり、窓口担当者は渡したという。 加害者は12月7日、被害者の住民票の交付を申請。市側はその際、11月の申請時に戸籍の付票を渡したことに気づいたという。市はその日のうちに被害者に謝罪。加害者からの接触など、交付に伴う直接的な被害はなかったとしている。市職員課の長谷川俊担当課長は「特に慎重に扱うべき情報と認識している中で事故を起こしてしまい、被害者に申し訳なく思う。二度と起こらないようにしたい」と話した。(堀川勝元)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「川で作業員が流された」通報、下流で遺体発見 大雨警報の川崎市

阿部育子 手代木慶2023年8月1日 20時41分 1日午後1時40分ごろ、川崎市多摩区生田8丁目の五反田川で「男性が流された」と、川で護岸工事をしていた男性の同僚から119番通報があった。多摩署や市消防局が捜索し、約3時間半後に約5キロ下流の高津区久地3丁目の平瀬川で男性の遺体を発見した。 神奈川県などによると、死亡したのは東京都小平市の三浦直哉さん(33)で、当時作業員4人で現場で作業をしていたという。局地的な雨で川が急激に増水し流された。川崎市ではこの日午後1時半すぎに大雨警報が出され、同4時40分に注意報に切り替わった。(阿部育子、手代木慶)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

教団の教会での選挙報告が動画に 原田義昭氏以外に自民候補4人の名

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側から長年、選挙の際に支援を受けていたことを朝日新聞の取材に明らかにした自民党の前衆院議員で、元環境相の原田義昭氏(78)が落選した21年10月の衆院選については、地元・福岡にある教団の教会内で「報告」の場が持たれていた。その様子を収めた動画がインターネット上に出回り、朝日新聞も入手した。 動画は21年11月1日、久留米家庭教会(福岡県久留米市)で撮影されていた。男性が冒頭「選挙の応援、本当にありがとうございました」などと礼を言ったあと、約12分間、自分たちが「関わっていた選挙区の報告です」と結果や反省点を説明。「皆様が時間を割いて、本当に朝から夜まで電話かけに参加していただいた」とねぎらった。 報告では、原田氏以外の自民党候補者名も、出た小選挙区とともに挙げられた。大分2区の衛藤征士郎氏、福岡6区の鳩山二郎氏、福岡7区の藤丸敏氏、佐賀1区の岩田和親氏の4人で、それぞれの得票数や当落などが伝えられた。「選挙協力」の有無について議員の回答は 朝日新聞は、この4人にも教…この記事は有料記事です。残り445文字有料会員になると続きをお読みいただけます。旧統一教会問題2022年7月8日に起きた安倍晋三元首相銃撃事件をきっかけに、旧統一教会の問題に注目が集まっています。特集ページはこちら。[もっと見る]Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

工事の情報開示請求したら…国会議員秘書の番号から電話「撤回して」

 福岡県田川市と大任町に公共工事などに関する情報公開請求をしたネットメディアの男性記者の情報や請求内容が外部に漏洩(ろうえい)した疑いがあることがわかった。男性のもとには、県選出の自民党衆院議員の男性秘書として登録していた電話番号から連絡があり、請求の撤回を求められたという。男性は1日、田川市役所を訪れ、村上卓哉市長に電話の録音データなどを提供。村上市長は調査する方針を示した。 男性は、福岡市内のネットメディア「ハンター」代表の中願寺純則氏(63)。2021年6月、大任町に「道の駅おおとう桜街道の整備に関する業者選定過程がわかる文書」、田川市に「ごみ収集運搬事業者の選定に関する文書」などを請求した。 中願寺氏によると、請求直後に電話があり、両市町への請求の理由などを聞かれたという。「びびりますよ。こんな情報開示請求したら」「なんとか、これはなかったことにしてほしい」「業者選定がわかる文書、(中略)この辺は全部ピンポイントで出さないといけないんですか」「『適切に処理している』みたいな回答というわけにはいかないか」などと言われたという。 中願寺氏が「大臣が気にして…この記事は有料記事です。残り399文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

福岡県警、密漁係の非常勤職員を覚醒剤使用容疑で緊急逮捕

2023年8月1日 21時14分 福岡県警は1日、県警大牟田署生活安全課の非常勤職員加藤大喜容疑者(36)を覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで緊急逮捕し、発表した。容疑を認めている。 監察官室によると、加藤容疑者は7月下旬ごろから今月1日までの間、県内などで覚醒剤を使用した疑い。同日、同県筑後市内の自宅で任意の尿検査を受け、陽性反応があった。 今年に入り、外部から県警に情報が寄せられ、内偵捜査をしていた。県警は覚醒剤の入手経路を調べる方針。 加藤容疑者は昨年4月、特殊業務用船舶職員として採用され、同課密漁係に所属し、有明海の密漁を捜査する船舶の操縦や点検を担っていた。 監察官室の桐原哲夫首席監察官は「警察職員としてあるまじき行為。事実関係を明らかにし、厳正に対処する」とコメントした。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

日大アメフト部、大麻めぐり調査 大学、部員らに聞き取り

上野創2023年8月1日 23時00分 日本大学(東京都千代田区)のアメリカンフットボール部で大麻をめぐる疑いが生じ、大学側が調査をしていることが1日までに分かった。日大広報課によると、部員らに聞き取りをしており、警察にも相談したという。 関係者から「アメフト部の寮内で大麻を使っている部員がいる」との情報提供が大学側にあったのが発端とみられる。日大によると、部員全員のほか、監督やコーチ、退部者も含めて聞き取りなどの調査を実施している。アメフト部の全体練習は控えている。先月22日には部の保護者会を開き、確認できている事実について説明したという。 日大アメフト部を巡っては、2018年の悪質タックル問題をきっかけに、上意下達の体質などを改めるなど改革が進んだ。また大学経営でも、前理事長が脱税事件で有罪判決を受けた後、作家の林真理子さんが理事長に就き、「新生日大」に向けて刷新を続けてきた。(上野創)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

「やっと戻った下呂らしい夏」 4年ぶり龍神火まつり、火の粉舞う

荻野好弘2023年8月1日 21時30分 5頭の竜が勇壮に舞う「龍神火まつり」が1日夜、岐阜県下呂市の下呂温泉街であった。地元の言い伝えにちなみ、竜神が村人に貸した立派な椀(わん)を取り戻そうと暴れる様子を、さらし姿の男衆が表現した。 下呂温泉まつり初日の呼び物で、コロナ禍を経て4年ぶりに開かれた。 赤、青、緑など5頭の竜はそれぞれ全長17メートル。爆竹や太鼓、鉦(かね)の音が鳴り響くなか、演舞会場に現れた。花火の火の粉が舞うなか、頭や胴を支える棒を男衆が持ちながら走り回った。 大きな椀を載せたみこしは、厄年の男たちに担がれて登場。5頭の竜が椀みこしを取り囲むように乱舞すると、大勢の観衆から歓声がわいた。青い八幡龍を担ぐ森友会の桂川陽介会長(39)は「やっと下呂らしい夏が戻ってきた」と4年ぶりの開催を喜んだ。 下呂温泉まつりは4日まで。2日夜は「湯の華みこしパレード」、3日夜は「花火ミュージカル夏公演」がある。(荻野好弘)有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル

公道の街路樹枯死問題 群馬県が400万円の損害賠償請求へ

 群馬県は1日、中古車販売大手ビッグモーター太田店(同県太田市)の目の前の公道脇に植えられていた17本の街路樹が枯死していた問題で、街路樹の撤去費や土壌の分析費用などにかかった約400万円について、枯れた原因をつくった相手に請求する方針であることを明らかにした。 各地にあるビッグモーターの一部の店舗前では、公道の街路樹が枯れたり、伐採されたりしている問題が起きている。 県によると、昨年8月、住民からビッグモーター太田店の前に植えられていた17本のトウカエデが枯れているとの指摘があった。土壌を分析したところ、除草剤「グリホサート」の成分が検出された。県警に被害届も このため県太田土木事務所が…この記事は有料記事です。残り305文字有料会員になると続きをお読みいただけます。Source : 社会 - 朝日新聞デジタル