「またか…」住民は嘆いた 2年前に続く氾濫、堤防の整備間に合わず

 気象庁の予想をはるかに上回る記録的豪雨に東北・北陸地方が見舞われた。新潟県では土砂崩れや冠水が相次ぎ、山形県では1級河川・最上川が氾濫(はんらん)、福島県では鉄道の橋が崩れた。住民は経験のない大雨と濁流におびえながら夜を明かし、命からがら避難した。何が起きていたのか。

 山形県では最上川が氾濫(はんらん)し、住宅街や田畑に濁流が流れ込んだ。最上川は2020年7月の豪雨でも氾濫しており、治水対策が進むさなかに、また豪雨に見舞われた。

 「滝のようなおそろしい雨で不安だった」。同県長井市の無職、遠藤幸次さん(67)は4日、最上川の堤防で濁った川面をみつめながら語った。3日夜、一緒に暮らす90代の母とともに市内の親戚宅に避難した。「また雨が降ると、避難しないといけないのかな」

 同県大江町では、2年前に続…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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