「後世のためでもある」 元統計委員長が語る統計の意義

北村行伸・立正大データサイエンス学部長

 10月まで国の統計について審議などをする総務省統計委員会の委員長だった。問題になった建設業の受注実績を表す国土交通省の「建設工事受注動態統計」の書き換えがあった時期だが、推計値と実際の値を足す「二重計上」について報告はなかった。残念だ。

 2018年に厚生労働省の「毎月勤労統計」の問題が発覚後、点検リストを作成し、各省庁に提出を求めた。ただ性善説に基づいており、統計委が省庁に乗り込んで調査したわけではない。そこに限界もある。

 建設関係は家計の消費などと…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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