「生のリンゴを与えること同意してない」 保育園の死亡事故で遺族

 鹿児島県姶良(あいら)市の私立認可保育園で4月、女児がのどに異物をつまらせて約1カ月後に亡くなった事故で、女児の保護者が3日、代理人の弁護士を通じた文書で、思いなどを初めて明かした。園が、保護者の同意なく生のすりおろしリンゴを与えていたとして、問題視している。

 文書によると、入園前の3月、保護者は保育士との面談で離乳食について、自宅では果物は加熱してすりつぶすか、こして果汁を与えていると説明。園側は「自宅では加熱して与えていると思うので、園では生の果物はあげないようにします」と回答したという。

 保護者は「リンゴを与えることについては同意していたものの、『生のリンゴをすりおろして与える』という与え方には同意していたわけではない」と主張。園との連絡帳に果物を与えたことが記載されていたが、保護者は「加熱してあげているのだろう」と考えていたという。生のリンゴを与えていたことは、報道で知ったという。

 保護者は現在の心境について「娘は、私たちにとって待望の第1子でした。突然の事故で娘を失ってしまい、これから娘の成長を見ることができないと思うと、悔しくて悲しくてたまりません」と明かした。

 姶良市は5日、事故検証委員…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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