「考えるよりも足が動いた」 お年寄りを救ったラグビー部の教え

 高校のラグビー部員が、鍛えられた脚力を生かして80代の女性の命を救った。彼らを突き動かしたのは、部活動で教員から教えられている人生訓だった――。

 9月10日午後7時ごろ、埼玉県新座市の西武台高校ではラグビー部が活動を終え、部員らが帰宅準備をしていた。学校から30メートルほど離れた歩道橋に目が留まったのは3年の菊池晃成さん(18)。手すりから身を乗り出しているような人が見えた。お年寄りの女性で、両足を手すりから外にかけ、飛び降りようとしていた。

 「これはまずい」

 周囲の仲間に声をかけると、3年の工藤諒真(あきま)さん(18)がまず歩道橋に向けて走り出した。菊池さんと同級生の井上海凛さん(17)、堀江圭吾さん(18)、2年の伊藤耕一郎さん(17)も続いた。無心でのダッシュだった。5人は厳しいトレーニングで体を鍛えており、脚力には絶対の自信を持っている。歩道橋にはすぐ着いた。

 「どうしたんですか」

 「何をしているんですか」…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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