「AI兵器の開発担うのか」憧れのグーグル辞めた技術者

シンギュラリティーにっぽん

シンギュラリティー:人工知能(AI)が人間を超えるまで技術が進むタイミング。社会が加速度的な変化を遂げることを指すこともある。変化に伴って「見えないルーラー(支配者)」も世界に現れ始めている。

 「もし自分がAI兵器の開発に関与したら」。米グーグルで働いていたローラ・ノーランさん(39)が持っていた恐れが現実になったのは、一昨年春のことだった。

 ある日、上司から新たな大規模プロジェクトが始まると告げられた。内容は「ドローンだ」とだけ。「兵器の開発ではないか」と同僚たちにも動揺が走った。みんなで上の部署の責任者らを何度も問い詰めると、恐れた通りだった。

 グーグルは、戦場でドローン攻撃をするときに人や物を識別する画像認識の技術開発を、米国防総省から請け負っていた。「プロジェクト・メイブン」と呼ばれる極秘計画だった。

 「当時は守秘義務に縛られて自…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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