【そもそも解説】 女子大はいつからある? 海外では米国や韓国にも

 Q 女子大はいつからあるの?

 A ルーツは戦前にさかのぼる。当時、旧制大学は基本的に女性の受験を認めていなかった。小学校を卒業すると男女別学となり、女性が高等教育を受けるためには、高等女学校を卒業後、教員になるための女子高等師範(しはん)学校か、女性を受け入れてくれる専門学校に行くなどの方法しかなかった。今の津田塾大(東京)や日本女子大(同)などが女性だけの専門学校で、女性の高等教育を担っていた。

 戦後の学制改革(がくせいかいかく)で、1948年にこれらの女子専門学校のうち五つが新制大学として認められ、日本で初めての女子大となった。国立大も原則共学となり、女性が大学に入ることが広く認められるようになった。

 Q 戦前は、大学に通った女子学生はいなかったの?

 A 帝国大学では1913年、東北帝国大学理科大(現在の東北大)に3人の女子学生が合格した。私立大でも、同志社大(京都)など、女子学生を受け入れるところはあった。それでも、大学で学んだ女子学生は、極めて少なかったといわれる。

 Q 海外にも女子大があるの?

 A 米国や韓国にはある。米…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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