あの天下人への道、ここから タワマンも目立つ駅前に歴史あり 

 タワーマンションも目立つJR高槻駅(大阪府高槻市)。駅の北口から北を向くと、見えるのが上宮(じょうぐう)天満宮の大鳥居だ。

天神の馬場。写真奥の上宮天満宮をまたぐように立つのが大鳥居=2022年2月10日、大阪府高槻市天神町1丁目、茶井祐輝撮影

 大鳥居の一帯はかつて「天神の馬場」と呼ばれていた。高槻市立しろあと歴史館館長の西本幸嗣(こうじ)さんによると、馬場とは乗馬の練習をする土地を指す言葉で、西に人馬が休憩できる芥川宿があったことに加え、上宮天満宮が「天神様」の別名を持つ菅原道真をまつることにちなんでいるという。

 上宮天満宮の参道と西国街道が交わり、交通の要衝でもあった。440年前、この場所まで約200キロの道のりを1週間ほどで走破した人物がいた。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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