カーテン、靴、竹ざるも「お直し」 街のクリーニング店にさよなら

 前橋市中心部で60年近く続いてきたクリーニング店が、この年末で廃業する。家庭でも洗える服が増えたことなどでクリーニング離れが進むなか、なんとか良さを知ってもらいたいと活動する人たちもいる。(川村さくら)

 県庁や前橋市役所から徒歩5分ほど。国道から筋を1本入った場所にあるクリーニング店「VIC DRY」の岡裕美子さん(65)は、毎日ここでガラス戸越しに街を眺めてきた。

 伝票も名前も必要ない。お客さんが入ってくると、「こんにちは。いい天気ねえ」と答えながら、たくさんの中から返すべき服を探し出す。近況を聞いたり、世間話をしたり。顔と名前を覚えるのは「得意みたいなのよね」。

■前橋の「丸の内」で…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment