ゲーム無断課金、露見し別れる 「逆恨みで殺害」教諭殺害の容疑者

古源盛一

 北海道釧路町で3日、小学校教諭の小阪志保さん(39)が自宅で殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された釧路市の介護職員藤山功至容疑者(37)が、道警の調べに「殺害目的で家に侵入した」との趣旨の供述をしていることが捜査関係者への取材でわかった。凶器とされる包丁2本を藤山容疑者が事件当日に購入していたことも裏付け捜査で判明した。

 道警によると、逮捕容疑は、3日夜に小阪さんの自宅アパートで、小阪さんの首や胸などを刃物で刺して殺害したというもの。

 捜査関係者によると、藤山容疑者は殺害の経緯を供述した。それによれば、3日夜に小阪さんの留守中に合鍵で侵入し、寝室のクローゼット内に隠れた。帰宅した小阪さんがクローゼットを開けようとしたところ、飛び出して包丁で刺して殺害したという。

 現場には血の付いた包丁2本が残されていた。藤山容疑者は「事件当日に殺害目的で購入した」と説明。捜査の結果、2本とも現場近くの店で藤山容疑者が購入したことが確認されたという。

 藤山容疑者は小阪さんと2021年に知り合い、交際に発展。無断で小阪さんのクレジットカードの番号などを控え、複数回にわたりネットゲームの課金など計約20万円分を使ったことが露見し、別れたという。「復縁を求めたが思い通りにならず、逆恨みで殺害に至った」と供述しているという。(古源盛一)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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