テーマは「炭鉄港」 調理科高校生がチョコ菓子開発 北海道三笠市

戸田拓

 空知の炭鉱、室蘭の製鉄、小樽の港を結ぶ北海道近代化の物語「炭鉄港」。北海道三笠市立三笠高の製菓部員らが、この三つの要素を取り入れたチョコレート菓子を考え、砂川市の「ほんだ菓子司」と商品化した。道によると「炭鉄港」がテーマの土産品は初めてという。

 「炭鉄港」は、2019年度に文化庁が日本遺産に認定した。道空知総合振興局は、これをテーマにガイドツアーなど様々な観光企画を打ち出している。このほど、道内の公立で唯一の食物調理科単科校の同校に、土産品の菓子開発を委託した。

 開発された菓子「炭鉄港からのお便り」は、キャラメルを絡めた平たく丸いライスパフの半面をビターチョコレートでコーティングし、米が実る陸と夜の海を表現した。チョコに散らした赤いドライストロベリーの粒は石炭のイメージで、隠し味のしょうゆは「港の潮風を思わせる」趣向だ。

 1箱4個入り1080円で、10月2日から19日まで、JR札幌駅どさんこプラザで開催中の「空知フェア」で販売する。5日以降は、三笠高校生レストラン「ESSOR STORE」などでも扱う。問い合わせは道空知総合振興局地域政策課(0126・20・0034)。(戸田拓)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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