モノ・コトの力で「書店再定義」 老舗×台湾の人気店

 ネットで本が買える時代に、書店のかたちが変わりつつある。雑貨を買ったり、カフェでくつろいだり、はたまた料理の実演があったり。本を置くだけではない、そんな複合型の書店が広がっている。

 東京・日本橋に27日、新しい商業施設「コレド室町テラス」がオープンし、開店前から行列ができるにぎわいを見せた。目玉のテナントは、日本初出店となる台湾の人気書店「誠品(せいひん)生活」だ。

 売り場面積が約2900平方メートルの2階フロア。通路の一角には、台湾のよろず屋をイメージした雑貨が並ぶ。一方で、各店の入り口にはのれんを掛け、回廊の四隅の照明に松尾芭蕉の俳句を記すなど、随所に江戸文化も表現した。

 約10万冊が並ぶ書籍売り場を核に、文具やレストラン、ワークショップなどの4ゾーンで構成。約100のブランドを取り扱い、半数がスイーツや茶、香水など台湾のブランドだ。料理の実演やガラス工房教室も楽しめる。誠品ならではの感性でフロア全体を編集し、文化情報を発信する場と位置づける。コンセプトは「くらしと読書のカルチャー・ワンダーランド」だ。

 誠品生活は1989年に台北市内で創業。書店からスタートし、雑貨、レストランなどが同居したユニークな店作りで人気を高め、台湾だけでなく、香港、中国などで50店舗を展開する。米CNNが2016年に「世界で最もクールな百貨店」の一つに選んでいる。

 誠品生活Japanの潘幸兒(…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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