分散登校「お葬式みたいでした」人間関係に神経すり減らす子ども 「他の子がしゃべるのを待ってもいい」(withnews)

静まりかえった教室であいさつ

「最初は誰もしゃべらないし、お葬式みたいでした」
そう話すのは、この春に埼玉県内の高校に進学した男子生徒です。約30人のクラスは、6月の学校再開後2週間程度は出席番号の奇数と偶数に分かれ、それぞれ午前と午後で分散して登校しました。
「4月に入学式はありましたが、その後すぐに休校。オンライン授業もなかったので、学校再開初日は、みんなほぼ初対面でした」 あまり緊張はしないタイプという男子生徒は、再開初日も「緊張はなく、どちらかというと楽しみな気持ちの方が大きかった」と話します。 ただ、行った先の教室は静まり返っていました。 「静かすぎて、自分が耐えられなくなってやっちゃったんですよね」と、その後毎日、教室の全員に向けて挨拶を続け、その様子をTikTokにも投稿。
次第にクラスでも話せる人が増えてきたといいます。 「仲良くなった人からは、『最初は変なやつだと思ったけど、そのうちおもしろいやつだと思い始めた』と、あとから言われました」 現在は分散登校は終了し、1日を通して学校で授業を受けているそうです。「分散登校が終わっても、(分散登校のときの)偶数・奇数でグループになっちゃうんじゃないかと心配でしたが、そんなことはありませんでした。みんな楽しくやってると思います」 「自分みたいにクラス全員に対して挨拶をするのはあんまりオススメしません」という男子生徒。「自分のときは周りの反応がたまたま良かったけど、変だと思われると辛いから」とその理由を語りますが、「できる範囲でなら、色んな人に話しかけてみるのはいいと思う」と話します。

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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