北朝鮮が弾道ミサイル、すでに落下か 北海道周辺の可能性はなくなる

成沢解語 ソウル=稲田清英

 防衛省は13日、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたと同日午前7時25分ごろ発表した。海上保安庁は同8時20分ごろ、防衛省からの情報として、弾道ミサイルの可能性があるものはすでに落下したものとみられると発表した。

 政府は午前7時55分ごろ、全国瞬時警報システムJアラート)を出し、ミサイルが同8時ごろ、北海道周辺に落下するとみられるとして避難を呼びかけた。海保は同8時ごろ、北海道周辺に落下するとの情報を流したが、同20分ごろ、その可能性はなくなったと訂正した。

 防衛省は同50分ごろに「我が国領域に落下する可能性があるものとして探知し、北海道に落下する可能性のあったミサイルについては、我が国領域への落下の可能性は無くなったことが確認された。詳細は現在分析中」とする続報を発表した。(成沢解語)

 韓国軍は13日、北朝鮮から日本海に向けて弾道ミサイルが発射されたと発表した。飛距離などの詳細は現時点で明らかになっていない。(ソウル=稲田清英)

首相「わが国領域内に落下していないと確認」

 岸田文雄首相は13日午前9時ごろ、首相官邸で記者団に「弾道ミサイルはわが国領域内に落下していないことは確認している。この後詳しい報告を受けた上で、国家安全保障会議(NSC)4大臣会合を開催したいと思っている」と語った。

 記者団から情報発信の正確性について問われると「Jアラートの件も含めていま確認中だ。これから報告を受けようと思っている」と述べた。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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