北海道に嵐フィーバー 飛行機増便、地下鉄駅員は8倍に

 アイドルグループ「嵐」のコンサートツアーが14日、札幌ドーム(札幌市豊平区)で始まった。16日まで。「冬の嵐」の中、全国各地から集まったファンでドーム周辺は混雑した。

 嵐のコンサートの期間中は、札幌市内の宿泊施設や交通機関は一年で最も混み合うといわれている。中学生の娘と大阪府から来た小田嶋久子さん(42)は「2カ月前にはもう札幌市内のホテルはいっぱい。1泊3万円以上で小樽のホテルに泊まっている」という。

 期間中の新千歳空港発着の飛行機はほぼ満席だ。北海道中央バスは14日、新千歳空港から札幌ドームまで18便を増便し、観覧者を輸送。ドーム最寄りの札幌市営地下鉄福住駅では、通常は3人の駅員を25人ほどに増員。市交通局は東豊線で、コンサートの前と後に4~6便ずつを追加する特別ダイヤを組んだ。

 福住駅近隣のスーパー「イトーヨーカドー福住店」には、嵐のメンバーが登場する広告のポスターがずらりと並び、ファンらで混み合っていた。東京都の大学生、松中美樹さん(21)は「寒すぎて、温かい飲み物や使い捨てカイロを買いに来た。久々のライブでわくわくしています」と話していた。(天野彩、前田健汰)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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