子育て情報はスマホに 広がる母子手帳アプリ、自治体が導入する訳は

 地域の子育て情報はスマホのアプリで――。全国の自治体で、予防接種のスケジュール管理や健診などの結果を記録できる「電子母子手帳」の導入が広がっている。効率的に情報を発信する手段として期待されている。

 高知県土佐市の複合文化施設「つなーで」。和室に7人の赤ちゃんが寝そべっていた。おもちゃを使って遊んだ後はオイルを使ったベビーマッサージ。気持ちが良かったのか、おとなしくなった3カ月の女児の横で、羽方詩織さん(35)がスマホを開いた。

 「子どものことで不安になったとき、すぐに調べられるからスマホは便利」。上の子は9歳と4歳。少し間があいたので子育てに不安もあった。1人目の時は育児書を読みあさったが、今はスマホのアプリで調べることが多い。

 羽方さんがよく使うのは、小児科医が監修したメッセージが毎日届くと人気の無料アプリ「ninaru baby」。このほか、スマホには市が運営する「子育て応援アプリぽっかぽか」も入っている。

 市がアプリでの情報発信を始…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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