愛媛が生んだ桜は海を越えた 開発したあの社長が込めた思い

 第2次世界大戦の戦死者の鎮魂と平和を願い、愛媛で開発された桜がある。濃い華やかなピンク色の花が特徴で、暑さにも寒さにも強く、世界各地に送られて植樹されてきた。

 桜は「陽光」という品種。国内では全国に数万本植えられている。愛媛県内では松山城松山市)のほか、砥部町の重信川沿いの赤坂泉公園に約90本あり、人々の目を楽しませている。

 陽光を作ったのは「伯方の塩」で知られる伯方塩業の初代社長、高岡正明さん(同県東温市出身、2001年死去)だ。

 正明さんは戦時中、青年学校…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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