教諭が生徒の耳を引っ張り暴言、教頭が謝罪 仙台市の特別支援学校

平川仁

 仙台市宮城野区の市立鶴谷特別支援学校で7月、女性教諭が担任をしていた中学部1年の男子生徒の耳をつまんで引っ張る体罰を加えたうえ、暴言を浴びせていたことが学校への取材でわかった。

 学校によると、教諭は7月19日、授業中に学習内容を振り返る発表をしなかった生徒に対し、授業後に左耳をつまんで引っ張り、自分の方を向かせて、「先生とけんかをしてんのか?」と強い口調で迫った。ほかにも、左ほおや鼻を引っ張ったという。

 その場にいた別の教員が翌日、「指導が行きすぎていないか」と上司に相談。学校側が教諭に確認したところ、行為を認めた。生徒にけがはなかったという。

 学校側は、一連の行為が体罰と暴言にあたると判断し、25日に生徒の保護者と面談して謝罪。生徒を別の学級に移す方針だ。

 菅原孝久教頭は取材に対し、「生徒に本当に申し訳ない。このようなことが起きないよう、環境整備を進めたい」などと話した。

 市教育委員会の担当者は「まだ調査段階で、詳しいことはコメントできない」とした。(平川仁)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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