春採用中止になり秋だけでいっきに540人採用へ…9年で受験者6割減の県警が「SNS動画」でPR強化(東海テレビ)

東海テレビ

 安全を守る警察の未来を担う人材確保のための採用活動が今、新型コロナウイルスの影響で説明会などが開けず、苦戦しています。愛知県警は警察官が動画を撮影・編集してSNSに投稿するPRに力を入れています。  次々と装備を身に着けていく警察官。まるでミュージックビデオのようですが、VTRの最後には。  実はこの映像、「高知県警」が制作した採用募集のCM。出演者もVTRを制作したのもすべて警察官です。県警の取り組みを若い世代に伝えようと、YouTubeなどにさまざまな動画をアップしています。  同様の取り組みを愛知県警も始めました。  原付バイクの訓練に励んでいるのは、愛知県警に今年採用された警察官。警察学校での訓練や生活の様子を知ってもらい、警察官を目指す学生を一人でも増やそうと動画制作に力をいれはじめました。  制作を担当するのは警務課・採用センターの布引洋旭さん。採用担当になるまでは、窃盗や暴行などの事件を手がけた刑事でした。  愛知県警は、警察官ら1万3000人以上を擁する大きな組織。今年は春と秋の年2回に分け、それぞれ300人ずつを採用する計画でしたが、コロナの影響で春の採用が中止になりました。  秋採用だけで1度に540人を採用することになりましたが、愛知県警の受験者数は2010年をピークに減少傾向にあります。  2018年には人材を獲得するため沖縄まで出向いて直接PRするなどしましたが、今の状況ではこうした活動はできないため、動画でのPRを考えました。  しかし、その撮影にもコロナの影響はあります。撮影していた逮捕術の授業では、感染防止のため組み手は行わず、「型」の練習だけ。 布引さん:
「ちょっと今待っています。もうちょっと映えるやつを。コロナなので仕方ないです」  撮影を終えれば編集作業。まだ慣れない作業で深夜までかかりました。 ようやく完成した動画は、警察学校の食堂でごはんを食べる警察官に、選べるメニューも紹介。なんとか警察学校の生活を紹介する動画をSNSに投稿できました。 布引さん:
「不安でしかないが、しっかりと学生のニーズに応えられたらいいなと思います。1人でも多く見ていたいだ方が、警察官っていいなって思ってもらえるような動画を作りたい」

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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