平子義紀 山田健悟 小島弘之
富山大学(富山市)は6日、昨年2月にあった2022年度入試の一般選抜(前期日程)で採点ミスがあり、本来は合格していた5人が不合格となるなど受験生に不利益が出たと発表した。5人を追加合格とし、同大への編入学を認めて他大学への進学費用などミスで生じた損害を補償するという。
大学によると、ミスがあったのは「物理」。理学部や医学部などを志望する1061人が受験していた。電気磁気学の問題の2問(配点は200点のうち15点)で、採点用の正答例の数値に付く「+」と「-」が逆転して記され、チェック役の教員も気付かないまま合否が判定された。
今年2月に学外の高校教員から指摘があってミスが判明した。採点をやり直した結果、本来は合格できた受験生が理学部物理学科で1人、工学部工学科で4人いた。追加合格者はいずれも富山県外在住で、大学は謝罪し、補償の内容について協議するという。
また、本来は第1志望のコースに合格できたのに第2志望で合格となった受験生が2人いることも判明し、大学はコースの転換を認めた。
大学は学外のメンバーを加えてミスを検証し、6月末までに報告書をまとめる。
物理の問題で正答の「+」と…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment