最愛の母の死に帰国できず 独りの異国で、寄り添うカフェの仲間たち

 在留資格のない外国人らのカフェは2020年末、大阪市生野区にオープンした。

 運営するカトリック大阪大司教区の「シナピス」はその半年前、空き家だった元修道院の建物を借り受けた。外国人向けのシェルターにするためだ。

 3階建ての元修道院は、1階に広間がある。ここで地域に開いたカフェを出すことにした。シナピスの山田直保子(なおこ)(50)はその夏、入管施設から仮放免中の男性2人と、荒れた建物の掃除に取りかかった。

 ブラジル出身のシルバ(47…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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