池田組トップ襲撃、警察当局が警戒引き上げの矢先 抗争再燃の恐れ

 岡山市内で26日午後、地元の指定暴力団池田組の組長(77)が理髪店内で襲われる事件があり、岡山県警は同日、山口組系の組員(50)を殺人未遂容疑で緊急逮捕した。組長を警護していた組員2人が取り押さえ、組長にけがはなかった。事件は、警察当局が抗争再燃の恐れから、警戒を引き上げていた矢先だった。

 捜査関係者によると、池田組は、国内最大勢力の山口組から2015年に分裂して結成された神戸山口組の有力組織で、山口組とは対立関係にあった。ただ、神戸山口組の内部対立を背景に、池田組は21年に神戸山口組からの離脱、独立が確認されていた。

 一方、山口組は神戸山口組などの離脱組織に対して、圧力をかけ続けているとされる。05年に就任した山口組の6代目組長は今年80歳を迎え、組内部には世代交代までに分裂を収束させたいという思惑があるという。

 対立抗争を激化させた山口組…

この記事は有料記事です。残り333文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment