精神状態「量刑判断に響く」 襲撃容疑者の鑑定留置、検察の狙いとは

 安倍晋三元首相(67)が街頭演説中に銃で撃たれて殺害された事件で、殺人容疑で送検された無職の山上徹也容疑者(41)の鑑定留置が25日、始まった。容疑者はこれまでの調べに対し、母親の献金で家族が生活苦に陥ったとして、宗教法人「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」への恨みを語った。その恨みの矛先がどうして安倍氏に向かったのか。なぜ銃を使うことを思いついたのか。今後想定される裁判員裁判では、事件に至る山上容疑者の精神状態が争点の一つになるとみられる。

 安倍晋三元首相(67)が奈良市で銃で撃たれて殺害された事件で、奈良地検は25日、無職山上徹也容疑者(41)=殺人容疑で送検=の鑑定留置を始める。期間は11月29日までの約4カ月間。鑑定留置とは何か、刑事責任能力はどう判断されるのか、専門家に聞いた。

精神科医が担当、面接重ね判断

 刑事訴訟法に基づく手続きで…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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