繰り出すつり革ドロップキック…路面電車で学生プロレス 愛知・豊橋

戸村登

 リングは路面電車――。愛知や東京などの大学生たちが18日、愛知県豊橋市の街中を走る電車内で「プロレス」を繰り広げた。つり革を使ったドロップキックなど、ここでしか見られない大技も飛び出した。

【動画】路面電車で学生レスラーがバトル=戸村登撮影

 愛知大学4年でプロレス同好会部長の杉浦永卓さん(22)=愛知県安城市=が卒業を前に学生プロレスを盛り上げようと企画した。愛知大や慶応大一橋大、九州産業大に通う男女13人が参戦。駅前―赤岩口間(4・8km)の約30分間、貸し切りの電車内で豊橋銘菓のブラックサンダー100個を賭けて闘った。

 事前にチケットを購入した観客約30人が座席から見守る中、停留場に止まるたびに新たなレスラーが登場して戦いに加わった。最後まで勝ち残った一橋大の学生が「初代チャンピオン」となった。

 「市電プロレスという日本初の偉業をやれ、感慨深い」と杉浦さん。「来年もやってほしい」と後輩に託し、この日学生プロレスのリングを去った。(戸村登)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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