菓子を食べたがる娘に「やめとき」 詐欺容疑の母親、血糖値を測定か

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甲斐江里子 田添聖史

 娘(9)に食事を与えず低血糖症で入院させ、共済金を詐取したとして逮捕されたパート従業員の縄田佳純容疑者(34)=大阪府大東市=が血糖値の低下を測定器で確認後、病院を受診させたとみられることが捜査関係者への取材でわかった。大阪府警は、共済金を得るため確実に入院させようとしたとみて調べている。

 容疑者は「故意に低血糖にさせていない。だまそうとは思っていない」と否認しているという。

 縄田容疑者は1月22~27日、食事を与えず低血糖状態にさせた娘を6日間入院させ、共済団体から共済金6万円を詐取したとして今月18日に詐欺容疑で逮捕、19日に送検された。娘は児童相談所に一時保護され、現在は小学校に通っているという。

 府警によると、1月19日に容疑者が娘とやりとりした携帯電話のメッセージで、菓子や野菜を食べていいか尋ねる娘に「やめとき」「やめといたほうがいいって。吐いたら大変やで」と返信していたという。20~22日に食べたのは、21日の93キロカロリーの菓子だけで、22日から低血糖症で入院した。

5年間で43回の入院 計569万円を受け取り

 捜査関係者によると、容疑者…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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