警棒を右目にぶつけ高校生が失明 容疑の巡査を書類送検 沖縄県警

 沖縄県沖縄市の路上で今年1月、バイクに乗っていた高校生が警察官と接触し失明した事件で、県警は2日、バイクを止めようとつかみかかり警棒をぶつけたとして、沖縄署地域課の男性巡査(30)=同日、警務課付=を特別公務員暴行陵虐致傷の疑いで那覇地検に書類送検し、発表した。県警は警察官に故意があったことを立証できると判断した。送検にあたっては起訴を求める意見を付けた。認否は明らかにしていない。

 県警監察課によると、男性巡査は1月27日午前1時15分ごろ、沖縄市宮里1丁目の路上でバイクを運転していた男子高校生に対し、職務質問のために停車させようとつかみかかり、右手に持っていた警棒を右目付近にぶつける暴行を加えた疑いがある。高校生は右眼球破裂などの重傷を負い、失明。医療関係者からは、回復は難しいと説明を受けているという。

 県警のこれまでの調べでは、巡査は同日午前1時ごろ、バイクが暴走しているという通報を受け、1人でパトロール中で、警棒は伸ばした状態だった。当時SNS上では高校生が暴走行為をしていたといった情報も広まったが、違法行為は確認されなかった。

 捜査関係者によると、巡査は…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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