野球部寮で集団暴行 愛媛の聖カタリナ学園高校、県に重大事態と報告

三島庸孝

 聖カタリナ学園高校(松山市)の野球部寮で部員による集団暴行があり、同校は、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」があったと愛媛県に報告した。部員のけがの程度や経緯については調査中といい、同校は追加報告する方針。

 報告は文書で今月2日付。県私学文書課によると、集団暴行は昨年11月と今年5月に計2回あった。昨年は1、2年生の計4人が1年生1人に、今年は1、2年生の計9人が1、2年生の計4人に集団暴行を加えていた。同校は今年6月ごろに弁護士を交えた第三者委員会を立ち上げ、事実関係を調べていた。

 一連の集団暴行をめぐっては、同校は「部員同士のトラブルがあった」と日本高校野球連盟に報告し、今年6月に会長名で厳重注意を受けた。トラブルに1、2年が関与したことが分かっていたため、今年の全国高校野球選手権愛媛大会には3年生だけで出場した。

 相原聡副校長は取材に、「第三者委の(最終的な)報告を受けて県に詳細を伝える。その後、経緯や再発防止策を明らかにしたい」と話した。同校は昨年春の選抜大会に出場している。(三島庸孝)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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