鉄道にはまるきっかけはギャンブル 六角精児さんが夢見る1本の列車

列車に揺られる時間は宝物

 今年の夏、ロケの合間に時間ができたので、兵庫・姫路から九州まで、一人で鉄道に乗りました。青春18きっぷを使って、久しぶりの夏休みの鉄道旅って感じでした。

 JR姫新線から芸備線で備後落合(広島県庄原市)まで行って、木次線、山陰線など9路線ほど乗り継ぎました。出雲(島根県出雲市)や長門湯本(山口県長門市)に泊まって、計20時間以上列車に乗った。

 車窓を見ながら、列車に揺られる時間は宝物です。

 翌日に何も予定がなかったら、列車でどこかに行こうかな、って思います。

 JR大糸線に乗って新潟の糸魚川まで行ったことがありますが、何も用意せずに行ったら、山間部だったもんで、寒かった。あと酔っ払って北海道の増毛まで行った。あのときは10月で、カーディガン1枚で行って寒かった。

 子どものころ、日常で触れる鉄道が好きだったんです。地元、兵庫県の高砂では山陽電車、その後に育った神奈川では小田急のロマンスカーと。親戚に乗せてもらうとか、近くの公園で電車が通るところを見てかっこいいなと思ったとかね。

鉄道好きで知られる俳優の六角精児さん。自分なりの鉄道の楽しみ方や理想とする鉄道旅行を語ってもらいました。お気に入りの駅も3カ所あげてもらい、記事の後半で紹介しています。

ギャンブルで借金、抜き差しならない状態になり…

 でも、学生のときは正直、鉄道ファンではなかった。

 30代半ば、劇団の公演のときや、競輪とか地方ギャンブルのために鉄道で移動していて、そのときに何時間も乗っていられるのが楽しみだった。

 ギャンブル好きで借金とかで…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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