雨にぬれ震える9歳男児 姿消して10時間後に警察犬は猛然と動いた

 雨でぬれた服が肌にぴったりと張りつき、小学4年生の男児(9)は暗闇で寒さに震えていた。姿を消してから約10時間。見つけたのは、男児の愛用品の匂いを頼りに捜索した警察犬だった。

 5月23日午後10時半。男児の家族が横浜市の戸塚署を訪れた。子どもを注意したところ、家を出たまま3時間以上帰ってこないという。雨が降るなか、10人以上の署員が家の近くを捜索したものの、見つからずに不安が募った。

 日付をまたいだ24日午前3時40分。降っていた雨がやみ、警察犬のジャーマンシェパードの「グロリア号」(4歳、メス)と「ムート号」(2歳、オス)に出動要請があった。

手がかりの匂い消え、捜索難航

 警察犬は捜索対象の衣類を嗅…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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