駅で盗まれた1枚の絵画 「気に入って頂き…」展示室に作者の言葉

 観光地「門司港レトロ」の玄関口、JR門司港駅(北九州門司区)の展示室で絵画を盗んだとして、福岡県警門司署は12日、同区の無職の男(67)を窃盗の疑いで逮捕し、発表した。現場には絵画100枚余りが展示されていたが、盗まれたのは1枚。作者が「素人」と謙遜する絵に、何が描かれていたのか。

 署によると、男は9日午後4時10分ごろ、同駅の展示室で展示中だった絵画1枚(横38・5センチ、縦28センチ)を手提げバッグに入れて盗んだ疑いがある。時価は額縁を含め約1万3千円。現場は無料で出入りできるが、当時は他に人はおらず、室内の防犯カメラの映像から浮上した。

 同駅によると、展示室では4月28日から絵画約100点を展示中。門司区で生まれ育ち、豪華寝台列車「ななつ星」の乗客に門司港を案内している内山昌子さん(81)の作品だ。ななつ星の運行ルートが10月に改められ、同駅には停車しなくなることを受け、駅が内山さんの功績をたたえて企画した。

 10日朝、掃除しに来た米藤…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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