16万人が受けた授業、公取委が20年続ける「独禁法教室」とは

 公正取引委員会が、大学生や中高生向けの出前授業に力を入れている。企業間の競争の大切さを教える「独禁法教室」を始めて今年で20年。教室で学んだ学生や生徒は16万人にのぼる。「独禁法のプロ」による授業は、教育現場での評判も上々だ。(米田優人)

 「みなさん、スキー場って行きますか? スノボとかする?」

 4月中旬、慶応大学の三田キャンパス(東京都港区)の教室。公正取引委員会の原田郁・上席審査専門官(45)が、法学部の学生ら約30人に語りかけた。

 スキー場に食堂が1軒しかな…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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