京都府を訪問中の上皇ご夫妻は12日、京都市東山区の孝明天皇陵を参拝し、譲位の報告を行う「親謁の儀」に臨まれた。午後には同市伏見区の明治天皇陵も参拝し、天皇在位中から続いていた譲位に伴う一連の儀式を終えられる。 ご夫妻は午前10時ごろ、滞在先の京都大宮御所をご出発。重要行事に用いられる「上皇旗」をつけたセンチュリーで、同市東山区の孝明天皇陵に隣接する泉涌寺(せんにゅうじ)へ向かわれた。 孝明天皇陵では、モーニング姿の上皇さまが陵へと続く塀重門(へいじゅうもん)からゆっくりと階段を上って参進し、ご拝礼。上皇后さまもロングドレスの参拝服姿で拝礼に臨まれた。 ご夫妻は午後の明治天皇陵参拝で譲位関連の儀式を終えた後、京都大宮御所に戻って休息を取り、13日にJR京都駅から新幹線の臨時専用列車に乗って帰京される。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
“枯死”から満開に…ブーゲンビリアの「恩返し」 25年以上見守り続けた75歳の愛情(西日本新聞)
寒波のため枯れ果てたと思われていた大きな木が、再び色鮮やかな花を咲かせた。福岡市早良区の松本ヨツエさん(75)宅のブーゲンビリア。花見に訪れる多くの人に元気と希望を与え、松本さん宅を出会いと憩いの場にもしてきた。以前と変わらないほど満開に咲き誇るその姿は、25年以上、大切に育て見守ってきた松本さんに対する「恩返し」のようでもある。 【写真】自宅を覆うように花を咲かせるブーゲンビリア 松本さんが、自宅の庭にブーゲンビリアを植えたのは1991年。「いらない」という知人から苗木を譲り受けた。松本さんが申し出なければ、捨てられていたかもしれない。 苗木はめきめきと伸び、8年ほどで2階建ての自宅の南側を覆い尽くすほどに育った。ベランダが「占領」されても、枝を切るよりベランダ増築を選択。その後も増築を繰り返すほど、木の生長をめでた。 高さ約7メートルから垂れ下がった枝が横幅約7メートルにわたり満開になると、「花の滝のよう」と近所で話題に。口コミでうわさが広がり、新聞やテレビでも取り上げられた。開花時期には毎年150人が見物に訪れた。松本さんはベランダからも木を見てもらいたくて、自宅に客を招き入れた。 末期がんの男性「来年も見たいから死ねない」 ある高齢男性は末期がんでふさぎ込み、たびたび「死にたい」とこぼしていた。松本さんが2階に案内すると、男性は「おー」と感嘆の声を上げた。リビングでお茶を出し松本さんが語りかけると、「来年も見たいから死ねない」。 うつで笑顔が消えていた女性は、花を見てほほえんだ。一緒に来ていた娘は「母が笑った」と涙を浮かべて喜んだ。女性は出されたお茶のコップを進んで洗い、感謝を述べた松本さんに再び笑顔を見せた。 「ブーゲンビリアがたくさんの人を笑顔にし、私に出会いを与えてくれた」。松本さんは満開時の写真を玄関に何枚も飾り、県内各地からの見物客との触れ合いを毎年心待ちにした。 喜びを一変させた大寒波 そんな喜びを一変させたのが、16年1月に九州を襲った大寒波だった。 南米原産のブーゲンビリアは、もともと寒さには弱い。春が訪れても、新芽も葉も出なかった。「まだ生きているかもしれない」「もうちょっと待とう」…。それでも、木の時間は止まったままだった。 諦めた松本さんは16年7月、夫とともに木を切った。幹は内部まで枯れていた。知人は口々に「寂しいね」と慰めてくれたが、松本さんは「人生が終わったような感覚」さえも味わった。気持ちを切り替えようと、玄関を彩っていた満開時の写真も減らした。 次ページは:「私の愛情が伝わったのかな」 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
実技全廃しても…志願倍率低下に歯止めかからず 熊本県教委の公立小教諭採用(西日本新聞)
熊本県教育委員会は11日、今夏に実施する2020年度公立学校教員採用試験の志願倍率を発表した。このうち、九州で初めて実技試験を全廃した「小学校教諭等」の志願倍率は前年度を0・2ポイント下回る2・1倍となり、近年課題となっている志願倍率の低下に歯止めはかからなかった。 県教委によると、小学校教諭等は採用予定数158人に対し、志願者は328人だった。実技試験は、これまで2次考査で体育(水泳、器械運動)と音楽(指定曲のピアノ伴奏)を課していたが、志願者の負担軽減などを図るため20年度採用試験から全て廃止していた。 教員採用試験の志願倍率は低下傾向が続いており、小学校教諭等のほか中学、高校、特別支援学校の教諭等や養護教諭、栄養教諭についても志願倍率は前年度を下回った。県教委の担当者は「(実技廃止の効果について)今後、分析を進める」と話している。 一方、熊本市教委も11日、今夏に実施する市立学校教員採用試験の志願倍率を発表。今回から水泳を除く実技試験を廃止した小学校教諭等は前年度と同じ3・3倍だった。 西日本新聞社 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「全くの無名画家」が遺した〝宇宙〟 世俗と縁断ち、曼荼羅・仏画描く(47NEWS)
名声や金は成長の何の役にも立たない―。そう言って世間を離れ、修行僧のようにひたすら絵を描いた画家がいる。小倉尚人氏。青年時代に仏教と出会い「絵画の中で禅の世界と同じものを求める」との信念で制作を続け、30代に抽象画の曼荼羅で一躍注目を集める。しかし、後半生では作品を発表することなく、2009年に64歳で亡くなった。近年、この無名画家に光があてられ、今秋には初めての展覧会が梅野記念絵画館(長野県東御市)で開催される。(共同通信=松森好巨) 「何かが形になる以前の原初のエネルギーに満ちている」 「ミクロコスモス(人間)とマクロコスモス(宇宙)、双方の宇宙が奏でる音響のようなもので埋め尽くされている」 6月2日、東京都港区の青松寺で小倉氏をテーマに対談会が行われた。登壇したのは竹村牧男東洋大学長、金子啓明日大芸術学部客員教授といった仏教学、日本美術史の第一人者。それぞれ、抽象曼荼羅や仏画などに高い評価の言葉を並べていた。 しかし、2人が小倉氏を知ったのはここ1、2年ぐらいのことだという。長く埋もれていながら、専門家を感嘆させる作品を残した小倉氏とは、いったいどのような人物だったのだろう。対談会で配布された資料などからたどっていきたい。 小倉氏は1944年、旧満州に生まれる。63年に東京学芸大美術科に入学。油絵や彫刻を中心に学ぶ一方で、座禅道場に通い仏教に傾倒していく。卒業後は高校講師などをしながら制作を続けるが、29歳でC型肝炎を患う。当時は不治の病とされたため死の不安に直面したが、療養を経て克服。その後、完成させたのが金剛界抽象曼荼羅だった。 銀座の画廊で個展を開催すると、縦横約180センチにも及ぶこの大作は全国紙や美術雑誌に取り上げられ注目を集める。以降も胎蔵界抽象曼荼羅を制作し、金剛・胎蔵の抽象曼荼羅計18点を完成させる。 ところが、その後は作品を公にすることなく、ただひたすら仏画を描いては菩提寺である福島県南相馬市の岩屋寺(がんおくじ)に奉納していく。晩年には世間との交流を一切断つ隠遁の生活を送りながらも、死ぬ間際まで制作を続けた。09年に亡くなるまでに残した作品は約900点にのぼる。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
シャンシャン、2歳をお祝い 上野動物園、記念動画を公開(共同通信)
上野動物園(東京都台東区)は12日、ジャイアントパンダの子ども、シャンシャン(香香、雌)が同日に2歳の誕生日を迎えたのを記念し、誕生からの成長を振り返る動画をホームページで公開した。 動画は「誕生から2歳まで」(1分59秒)と、成長に伴って大きくなるシャンシャンのふんをテーマにした2歳の記念イベントにちなむ「ふんばり編」(2分46秒)の2種類。 「誕生から」では生まれた直後や白黒模様がはっきりしてきた様子などの成長過程を収録。「ふんばり編」では、排便のために力むシャンシャンや、食事内容が変わるにつれ、ふんの見た目や大きさが変化する様子が見られる。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
自民・二階幹事長 公明側に複数区でも推薦依頼(産経新聞)
自民党の二階俊博幹事長は12日午前、東京都内で公明党の斉藤鉄夫幹事長らと会談し、夏の参院選で改選数2以上の選挙区について、公明党側に推薦を依頼した。斉藤氏は「早期に結論を出していきたい」と前向きな考えを示した。 公明党は32ある改選数1の選挙区すべてで、自民党候補への推薦を決定している。自民党は公明党と競合しない改選数2以上の選挙区でも協力を依頼し、票の上積みを図る考えだ。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
2歳衰弱死、児相が「48時間ルール」無視 確認せず
【動画】札幌市長「児相の認識に甘さ」 2歳女児衰弱死事件=戸田拓撮影 虐待通告を受けてから原則48時間以内に子どもの安否確認をする「48時間ルール」について、ルールが守られているかを点検する仕組みが札幌市児童相談所になかったことがわかった。池田詩梨(ことり)ちゃん(2)衰弱死事件でも、48時間超過の確認をせず、立ち入り調査の検討もされなかった。秋元克広札幌市長は11日、事件後初めて会見し、「認識の甘さがあった」と認めた。(磯部征紀、芳垣文子、天野彩) 児相によると、4月5日午前10時45分ごろ、近隣住民から「昼夜問わずに子どもの泣き叫ぶ声が聞こえて心配だ」といった虐待通告を受けた。9日に母親の莉菜容疑者(21)と電話で連絡が取れたが、面会はできなかった。5月15日の警察からの情報で「虐待はない」と判断していた。 通告受理は所長まで書類で報告が上がっていたが、48時間を経過しても安否確認できていなかったことについて定期的な報告の場は設けられていなかった。 政府は昨年7月、48時間を超えて子どもの安否確認ができない場合は、立ち入り調査を実施することを求めていたが、立ち入り調査の検討もされていなかったという。 児相は事件を受けて、48時間を超えて安否確認ができていないケースを毎日の会議で情報共有する取り組みを始めた。事件後の点検で、こうしたケースは4件あり、11日現在で2件については安否確認ができていないという。また児相は過去5年間に立ち入り調査や、強制的に家に立ち入る「臨検」を実施したケースがいずれもなかったことを明らかにした。 事件を受け、秋元克広市長は臨時記者会見で「児童相談所における安否確認の徹底とリスクの認識の甘さがあった。特に今回は、警察との連携が不十分だった」と認めた。その上で、早急に道警に緊密な連携体制の構築を申し出る考えを明らかにした。 秋元市長は5日から姉妹都市提携60周年記念事業で米国・ポートランドを訪問、10日に札幌に戻った。事件について直接述べるのはこの日が初めて。 今回の事件では、虐待通告について児相と道警の認識にずれがあった点が問題視されている。秋元市長は、情報共有のあり方などについて警察との協議が必要とし、「子どもの命をどう守るかという前提で、局面局面で共通認識に立ちながら対応策を取る必要がある」と述べた。 児相は虐待通告を受けた昨年9月は面会ができたが、再び通告があった今年4月のケースでは、母子と会うことができず、虐待通告を受けてから原則48時間以内に安否を確認する「48時間ルール」も守られていなかった。 秋元市長は虐待通告について、「昨年9月に一度母子に接触した後、その後の状況変化を把握し切れていなかった」とし、警察や地域の情報などから、状況の変化をつかむ必要性を指摘。さらに、今年4月の通告時に「48時間ルール」が徹底されなかったことについては「虐待リスクへの判断の甘さがあった。なぜできなかったのか、詳細に検証したい」と述べた。 さらに、市長自らの選挙公約に掲げていた第2児童相談所設置に向けた検討を加速させる意向を明らかにした。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「チョーヤの梅酒」漬け込みスタート(産経新聞)
梅酒最大手「チョーヤ梅酒」の大阪川向(かわむかい)工場(大阪府羽曳野市)で、今年の梅酒の漬け込み作業が始まった。大半が約1年かけて熟成され、仕上がった梅酒は国内だけでなく海外約70カ国にも出荷される。 チョーヤのこだわりは、果肉が厚く酸度の高い和歌山県産の南高梅。生産する梅酒の約80%で使っている。今年のウメは、4月下旬と5月中旬に雨に恵まれたことから、平年並みの出来栄えという。 同社によると、作業は7月初旬ごろまで続き、同工場をはじめ和歌山県田辺市など3カ所で、合計約4千~6千トンを漬け込む予定。金銅(こんどう)俊二専務(62)は「今年もいい梅酒ができると思う。日本だけでなく、世界中の人に味わってほしい」と語った。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
ミサイル発射探知、実証へ 政府、警戒衛星の保有検討(産経新聞)
政府は北朝鮮などの弾道ミサイル発射を探知する早期警戒衛星の機能の保有に向け、来年度打ち上げる人工衛星にセンサー(検知装置)を搭載、実証研究に乗り出す。搭載するのは極微小な半導体の粒を使う画像センサーで、2つの波長帯の赤外線を検知できる世界初の技術。課題だった搭載時の振動対策なども終えた。宇宙空間からミサイル発射時の赤外線を探知できるかどうか、令和6年度ごろまで実験を重ね、検証する。 日本は北朝鮮の弾道ミサイル発射で米国の早期警戒衛星が探知する情報に依存している。 北朝鮮が5月に短距離弾道ミサイルを発射し、再び挑発を強める恐れがある中、実証研究によってセンサーが有効に機能すると判断されれば、費用対効果も見極めた上で早期警戒衛星を保有するかの検討に入る。 衛星に搭載するのは防衛省が開発した「2波長赤外線センサー」。 赤外線センサーは昼夜を問わずミサイルや航空機の排出ガスなど高温な熱源を探知することに優れ、2波長赤外線センサーは中赤外線と遠赤外線という2つの領域の波長帯を使うことで探知・識別能力を向上させたのが特徴だ。2波長の画像を融合させ、燃焼による一酸化炭素や二酸化炭素の炭酸ガスを鮮明に捉え、ミサイル本体の形状と排出ガスを明確に判別できる。 センサーが搭載されるのは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が来年度、H2Aロケットで打ち上げる先進光学衛星(ALOS-3)。 ALOS-3は全地球規模の陸域を継続的に観測する地球観測衛星で、高度669キロの軌道を回る。防衛省は軌道に合うタイミングで行われる自衛隊のミサイル発射試験や訓練で、同センサーによるミサイル探知機能を検証するとみられる。 弾道ミサイルと人工衛星を打ち上げるロケットは技術が共通している部分が多い。それを踏まえ、ALOS-3の軌道に合う国内外のロケット発射時にも探知機能を確認する。 防衛省はこれらの実証研究で得られたデータを蓄積し、飛行体の赤外線特性などをデータベース化することも視野に入れている。米軍は赤外線の特性から北朝鮮が発射した弾道ミサイルの種類を特定するためのデータベースを構築しているとされる。 ■早期警戒衛星 北朝鮮が弾道ミサイルを発射すると米軍の早期警戒衛星が最初に探知する。探知情報は数十秒の間に米本土から在日米軍司令部などを経由し防衛省の中央指揮所に届き、一定の着弾予測地点も割り出される。これをもとに米海軍と海上自衛隊のイージス艦、航空自衛隊の地上レーダーなどがミサイルを探知・追尾し、イージス艦の海上配備型迎撃ミサイル(SM3)と空自の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)が迎撃態勢に入る。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
出産後の復職率95%で表彰…その理由とは(日刊スポーツ)
「働き方改革」が叫ばれる中、出産後の復職率95%に達する会社が注目されている。株式会社彩さ美(本社・愛媛県松山市)。同社は、美容事業を国内・海外展開する株式会社ブルーム・クラシック(本社・東京都港区赤坂・田部早巳社長)の100%子会社で、国内直営エステ事業部門を担っている。昨年12月には、女性が活躍できる環境づくりをしている企業を顕彰する「フォーブスジャパン ウーマンアワード2018」の企業部門(従業員300人未満の部)準グランプリを受賞。社員237人をまとめる社長の山口京子氏(54)と営業本部マネジャーの寺本利江氏(43)に、その内情と理由を聞いた。 -まず、受賞の感想を 山口氏 率直にうれしく思います。想像以上に反響があり、お客さま、入社希望者が増えました。スタッフの親御さんにも喜んでいただいています。 -出産後の復職率95%。内閣府が昨年11月に発表したデータでは、第1子出産前後に女性が就業を継続する割合は53・1%なので、とても高い数値です 山口氏 弊社はエステティシャンは全員が女性で、幹部も女性ですが、いろんなことを整えてから出産して戻って来る社員が大半になっています。 -産休の期間は 山口氏 それは個人の判断です。幹部クラスで、半年で戻る人もいますし、1年以上の人もいます。 -ブランクが長いと戻りにくいのでは。不安は 寺本氏 私も出産して1年後に戻って来ましたが、不安はもちろん、ありました。ただ、出勤したらいつもの仲間がいて、全く違和感がなかったんです。入社時から心根が一緒ですから。その上でお客さまから「待ってたよ」と、求められたことがうれしかったです。「自分が必要とされている」という喜びを感じられました。 -同じ心根とは 山口氏 弊社の従業員は入社時から、「自分の能力を試す」「目標を持って生きていく」「自分を成長させる」「人の悪口を言わない」など、親会社の田部社長が築いたフィロソフィー(哲学)を学んで勤務していますから。また、お客さまだった人が、社員になるケースが多いことも、「同じ心根」になるポイントかと思います。 -お客さまが社員に 山口氏 はい。新卒も採用しますが、中途採用者は、お客さまとお話をする中で、美容の志が高い方や私たちに共感してくださる方が多くなっています。8割が20代、お客さま歴が長い30代後半の方もいます。看護師、保育士からの転職が多いですね。 -休み、勤務期間は 山口氏 休みは、ローテーションで週2日が基本です。勤務時間は正午~午後9時、主婦向けに午前10時~午後6時、他、個人の事情に合わせた勤務時間の設定が可能です。その点も今回、評価されました。 -復職率の高さが際だっていますが、離職率は 山口氏 正直、1、2、3年目で退職していく社員もいますが、4年目に入った社員が離れていくことは少ないです。ただ、エステティシャンとして、独立を支援するシステムもあり、弊社のライセンス加盟店として、自宅を店鋪にする方もいます。 -待遇面は 寺本氏 悪くないと思います。ただ、それが復職率が高い一番の理由ではなく、平等でガラス張りのランクアップ制度や上司としっかり会話ができて、最終的に方向性を導いてくれる社風も大きいですね。 -社員が女性ばかりだと、難しい面もあるのでは 山口氏 幹部も全員が女性ですが、「人の悪口を言わない」とフィロソフィーも徹底されているので、大丈夫です。 -社員をまとめるにあたり、山口社長自身が気を付けていることは 山口氏 「話し掛けやすい雰囲気をつくる」ことを意識しています。そのために「相手を理解する」「頭から否定はしない」を心掛け、「間違っている」とは思っていても、「なるほど。そうしたいのね」と言うようにしています。指導の中で「しかる」ことはありますが、感情に任せて怒ることはしません。すべては「あなたのために」が基本ですから。 【取材・構成=柳田通斉】 ◆「フォーブスジャパン ウーマンアワード2018」 経済誌フォーブスの日本版であるフォーブスジャパンが16年に設立。意欲ある女性が働きやすい環境づくりを積極的に行っている企業と女性を表彰している。国内企業1000社の人事担当者、人事担当役員らから1000人にアンケートを実施。これに加えた一般投票で選ばれた企業と個人の中から、評議員の審査を経て受賞者が決まる。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース