将棋の王座戦挑戦者決定トーナメント2回戦で、豊島将之名人(29)と渡辺明二冠が6月25日、午前10時から対局中だ。 8つあるタイトルのうち、豊島名人が3つ(名人・王位・棋聖)、渡辺二冠が2つ(棋王・王将)を保持。2人で計5つを占め、さらなる獲得を目指している。王座戦は本局を含め3連勝すれば、斎藤慎太郎王座(26)への挑戦権を獲得。竜王戦では、豊島名人が1組4位、渡辺二冠は1組優勝を果たし、本戦トーナメントでも挑戦権獲得に向けて好位置からスタートする。残る1つ、叡王戦もタイトル保持によるシードで本戦から出場。8大タイトルを2人で分け合う状況が起きてもおかしくない情勢だ。 過去、両者の対戦成績は渡辺二冠の13勝6敗。直近では、豊島名人が持つ棋聖のタイトルに渡辺二冠が挑戦し、4日の第1局は豊島名人、19日の第2局は渡辺二冠が、いずれも激戦を制した。29日には第3局も控えており、別棋戦ながら本局の結果も、棋聖戦五番勝負への影響があるかもしれない。 本局の持ち時間は各5時間で、振り駒の結果、先手は渡辺二冠。勝者は準決勝で、羽生善治九段(48)と対戦する。 【昼食の注文】 豊島将之名人 チキンステーキ&白身魚フライ盛り合わせ 渡辺明二冠 親なん定食(親子なんばんうどん・おにぎり) 【昼食休憩時点での残り持ち時間】 豊島将之名人 3時間51分(消費1時間9分) 渡辺明二冠 4時間10分(消費50分) 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
鹿児島の霧島山で体に感じる揺れ 周辺火山活動に変化なし(共同通信)
福岡管区気象台は25日、霧島山の大浪池(鹿児島県霧島市)から南西約3キロ地点で同日未明、体にわずかに揺れを感じる地震があったと発表した。霧島連山の新燃岳やえびの高原(硫黄山)など周辺の火山活動に変化はないとしている。 気象台によると、25日午前1~3時ごろ、大浪池付近を震源とする火山性地震が5回発生。このうち午前2時10分の地震で体に揺れを感じた。 地震活動は収まり、マグマや熱水の移動を示す火山性微動は観測されていない。気象台は現地調査をし活動を注視する。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
商業捕鯨、来月再開 研究者に聞く「期待と課題」
日本近海で31年ぶりとなる商業捕鯨の再開が7月1日に迫る。かつて商業捕鯨の基地として栄えたクジラの街・山口県下関市では期待と不安が交錯する。下関市職員として鯨食文化に精通し、現在は市立大付属地域共創センター委嘱研究員として調査・研究に携わる岸本充弘さん(53)に、商業捕鯨の将来や課題について聞いた。 来月、日本近海31年ぶり ――商業捕鯨再開で、水産都市・下関は「クジラの街」としてまた活性化しますか。 チャンスととらえて、産官学連携で下関の地域浮揚、産業振興につなげるべきだ。沿岸の漁業は高齢化し、維持するのが厳しい状態。経済が縮小していくなかで、新たな産業を興すのはなかなか難しい。水産庁は再開後の捕鯨の姿として、下関を沖合操業(母船式捕鯨)の基地と想定してくれたわけだから、このチャンスを生かすしかない。下関には産業の集積と鯨食文化、生かせる資源があるのにもったいない。 ――どれくらいクジラが捕獲できるのかという問題もあります。 沖合操業で捕獲できるのはミンククジラ、ニタリクジラ、イワシクジラの3種。鯨種ごとの捕獲枠がまだ公表されていないので、下関にもたらす効果は現時点では何とも言えない。調査捕鯨のデータがない海域もある。軌道に乗るまでは何年かデータを蓄積していくことになるだろう。 流通コストなどを考えると、陸揚げは下関に全量ではなく、北海道なのか東北なのか分からないが、東日本でも揚げることが予想される。2、3カ月漁に出て、操業海域ごとに近い場所で陸揚げする計画になるのでは。 ――肉質が良いとされる南極海… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
迫る大量の土砂…西日本豪雨で九死に一生 「ここしかない」83歳女性のとっさの判断(西日本新聞)
昨年7月の西日本豪雨から間もなく1年。被害が出た北九州市門司区大里(だいり)東で、近くの傾斜地から大量の土砂が自宅に流れ込む直前、道なき雑木林に分け入って逃げ切った女性(83)がいる。避難用のリュックサックを事前に用意し、少し離れた避難所の位置も頭に入れていたが、九死に一生を得た背景には、とっさの判断があった。 【写真】西日本豪雨に伴い発生した土砂崩れの現場 平屋の自宅は、夫婦2人が犠牲となった同区奥田の土砂崩れ現場から、山を隔てて北西へ約1キロ離れた場所にあった。7月6日朝、1時間雨量が約64ミリと非常に激しい雨が降っていた。 「会社に行けなくなったら困るから」。同居の孫(25)をせかし、見送った後だった。外に出てみると真横の道路には既に、大量の雨水と土砂が押し寄せ、滝のようになっていた。午前7時40分ごろだったと記憶している。 玄関付近にも土砂が迫っていた。慌てて消防に助けを求めたが「手が回らない。歩けるなら避難してほしい」と言われ、電話は切れた。リュックサックにタオルやお金を押し込み、レインコートを羽織った。 外に出て目に入ったのが近くの傾斜地とは逆方向に位置する裏手の雑木林。今まで足を踏み入れたことはなかったが、避難所に通じる道路に出るには「ここしかない」と思った。たまった雨水でぬかるみ、長靴に水が入ってぐちゃぐちゃになりながら竹やぶをかき分けて数十メートル歩き、避難所にたどり着いたという。 自宅内に土砂が流れ込んだのは、女性が離れて間もない午前8時ごろとみられる。しばらくして駆け付けた消防隊員が、辺りに棒を刺して安否を確認していたことを後で知った。台所周辺には90センチほどの土砂がたまっていた。雑木林にも土砂は押し寄せており、判断が遅ければ逃げることすら難しかったかもしれない。 亡夫を長年介護した思い出が残る自宅は再び身を寄せることなく今月中旬に更地になった。今は門司区内の公営住宅で暮らす。バスを使い昔からの友人に会いに行くのが楽しみという。 土砂崩れが起きた傾斜地は市の所有地で、土砂災害警戒区域の真横。「のり面の管理をしっかりしてほしかった」という思いは残っている。 【ワードBOX】西日本豪雨での北九州市の被害 北九州市では2018年7月6日朝から非常に激しい雨が降り、門司区奥田で土砂に巻き込まれた2人が死亡、5人が重軽傷を負った。約19万人に一時、避難指示が出た。住宅被害は全半壊29棟を含む413棟。崖崩れ407件(門司区が最多の175件)のうち54%が、土砂災害特別警戒区域などに指定されていなかった。道路やブロック塀の損壊なども709件起きた。 西日本新聞社 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
介護、病気、ひきこもり…すべて「断らない相談窓口」へ
介護や病気、ひきこもりなど複数の問題を抱える人や家庭への一体的な対応を目指し、厚生労働省は、市区町村が一つの窓口で相談を受け付けられる体制整備を進める。住民が問題ごとに別々の窓口をたらい回しにされる現状を改め、ワンストップで対応する「断らない相談窓口」への転換を図る。来年の通常国会での関連法改正を目指す。 厚労省によると、支援を必要とする人の60%は問題を二つ以上、34%は三つ以上を抱えている。たとえば病気に苦しむ80代の親が、50代のひきこもりの子どもと同居する「8050(はちまるごーまる)問題」に直面していたり、現役世代が、親の介護と子育ての「ダブルケア」で負担が重くなっていたりする。 一方、市区町村は、問題の種類や年齢に応じて別々の部署で対応している場合も多い。国の支援事業の根拠法や財源が違うことがネックになっているという。 厚労省は、事業同士の融通性を高める制度改正を検討している。市区町村が総合相談窓口を置き、関係部署をつないだりできるようにする。時間が経つと抱える問題は増えたり変わったりするため、継続的に関わる「伴走型支援」につなげる狙いもある。(西村圭史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「天声人語 2019年6月25日」(朝日新聞デジタル)
女子学生の服装史をさかのぼると、ちょうど1世紀前、1919(大正8)年が大きな節目だった。その年を境に通学服の流れが和装から洋装へと切り替わったからだ。東京の弥生美術館で今月末まで開催中の「ニッポン制服百年史」展を見て学んだ▼内田静枝学芸員(50)によると、明治の初め、女子の通学服と言えば着物だった。官立学校は袴(はかま)を勧めたが、生徒には不評。政府が欧化を急いだ鹿鳴館の時代には一転、ドレスが推奨されるが、浸透しなかった▼1919年夏、画期的な制服を考案したのは私立の女学校長だった山脇房子氏だ。紺色のワンピースと白のエリ。…… 本文:611文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。 朝日新聞社 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
(社説)収容拒み逃走―失態踏まえ改善策探れ(朝日新聞デジタル)
実刑確定後も収容に応じなかった男が、身柄を確保しようとした検察事務官らに抵抗し、刃物を持って逃げるという、あってはならない事件が起きた。 男は約90時間後に逮捕されたが、地元の小中学校が休校するなど大きな影響が出た。様々な角度からの検証が必要だ。 まず問われるべきは、逃走を許した検察の対応である。 男は傷害や覚醒剤取締法違反などの罪に問われて一審で実刑判決を受け、控訴後に保釈された。今年2月に判決が確定したのに再三の出頭要請に応じず、4カ月が経過していた。 そんな勝手が許されていたこと自体、理解を超える話だ。…… 本文:1,020文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。 朝日新聞社 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
(社説)続く少子化―政策のズレ見直しを(朝日新聞デジタル)
1人の女性が生涯に産むと見込まれる子どもの数を示す合計特殊出生率が昨年、1・42と前年より0・01ポイント下がった。3年連続の低下だ。 安倍首相が少子高齢化を「国難」と呼んだ衆院解散から約2年。国民の希望がかなった場合に見込まれる出生率「希望出生率1・8」の実現を掲げて対策を進めても、少子化に歯止めがかからぬ現実を示す数字だ。 これまでの政策に何が足りないのか。現場のニーズとズレが生じていないか。中身、優先順位を点検し、実効性ある支援となるよう見直すべきだ。 出生率は05年に1・26まで落ち込んだ後、保育サービスの拡充に景気回復も重なり、15年に1・45まで回復した。…… 本文:1,009文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。 朝日新聞社 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
選択的夫婦別姓「無関心は当たり前」でも…サイボウズ青野社長の狙い 「困ってる人を助けたい」も人間(withnews)
「賛成・反対の対立構造では進まない」。夫も妻も、それぞれの姓のまま結婚できるよう選べる「選択的夫婦別姓」の導入を求めているサイボウズの青野慶久社長。訴訟の原告になったほか、議員向けの勉強会でも法改正を訴えていますが、5月に都内であったイベントで、「無関心が当たり前」とも指摘しました。「お互いに正しい知識を共有しましょうという姿勢が大事」と話す青野さんの思いを紹介します。 【イラスト解説】夫婦別姓、相手が外国人だとOK? 現在の制度は ▼▼イベントは5月31日、withnewsでの連載をまとめた『平成家族』(朝日新聞出版)の出版を記念して開かれました。連載「平成家族」では、多様な生き方や働き方が広がる中で、昭和の価値観と平成の生き方のギャップに悩む人びとを紹介してきました。経営者として発信し、育休を3回とって、選択的夫婦別姓の訴訟原告としても活動する青野さん。会場には、「令和」の多様な家族のあり方や働き方を考えようと、様々な問題意識をもった参加者が集まり、フロアから活発な質問もありました。テーマごとに3回に分けて報告します。▲▲ 旧姓を使い分ける大変さ 別姓も認めて ――夫も妻も、それぞれの姓のまま結婚できるようにする「選択的夫婦別姓」。青野さんは訴訟の原告になりました。 外国人と結婚したら、別姓の夫婦でいることも選べるのに、日本人同士の結婚では別姓は認められない。今回の訴訟は、そんな法律の穴を突いた訴えになっています。 ――旧姓の「青野」を通称名として活動していて、どんなところに困っているのでしょうか。 改姓はこまごました手続きが本当に大変でした。パスポートは戸籍名の「西端」。アメリカに出張したとき、ホテルにチェックインしようとしたら「予約がない」と言われて、「先方が『青野』でとったのかもしれない」と確認してもらうと「青野ならある」と。 でも「お前が青野だと証明せい」って言うんですよ。いや、青野ですよ。小さな頃から青野なんですけど。財布ひっくり返して、解約予定だった旧姓のクレジットカードを見せて事なきをえたんですが、名前を使い分けるって結構大変です。災害時や給与明細、いろんな時に「二重管理」が必要になっています。 ――しかし、訴えは東京地裁で棄却されました。 まだ地裁ですからね、諦めていませんよ。これまで別姓に大反対していた稲田朋美さんも「通称と戸籍で名前2つ持っていると社会が混乱する」と主張が変わってきました。「やっと気づいたか…!」という思いですが(笑)。 地方議会から国会への意見書を出して、国会議員を動かそうという「全国陳情アクション」も活発になっています。正しい知識を身につけて、多くの人が発信すればするほど世の中は動きます。 ――選択的夫婦別姓への理解をどう広めていこうと考えていますか? 最終ゴールはハッキリしています。立法で法律を変えていく。国会議員が権限を持っているので、彼らをいかに動かすか。議員は選挙で選ばれるので、賛成している人だけを選べば変わるはず。その前の段階で世論を動かさないといけないと活動しています。 そして、司法からいくという裏技ですね。裁判所には「違憲立法審査権」がありますので。この両輪をまわそうとしているところです。 ――「別姓の夫婦」という選択肢を増やすだけなのに、反対する人をどう受け止めていますか? 実は、反対する人がいて当たり前だと思っています。世の中にはいろんな人がいますから、「別姓に変えたい」「変えたくない」「制度の変化がどうしても受け入れられない」という人がいても、違和感はありません。ただ、理解を得られるように知識を共有しながら、なんとか立法できればと思います。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
7年後に発覚した双極性障害 それでも家族が壊れなかった理由 「1億円の豪邸」購入、あわてて止めた夫(withnews)
仕事にやりがいを感じ、帰宅が深夜になることが当たり前だったのに、突然起き上がれなくなり、「うつ病」と診断される。そして7年後 実は「双極性障害」(双極症)と分かる――。「病気になったばかりのころ、同じ病気の人が書いた闘病記を必死に探しました」。そう振り返る海空るりさんが、今年、自身の闘病記を一冊の本にまとめました。ひどい時は、ネットで本を買いまくり、1000万円のクルーズ旅行を予約したり、1億円の家を買おうとしたりしたことも。それでも、夫と小学生の子ども2人の家族が崩壊せず、「寛解」にたどり着きました。適切な治療や福祉サービスなどソーシャルリソースの存在と、それを知るための人間同士のネットワークの大切さについて考えます。(朝日新聞記者・岩崎賢一) 【漫画】過労自殺「死ぬくらいなら辞めれば」ができない理由 体験漫画に共感 ワーカーホリックがある日突然起きられなくなった 自宅を訪ねると、海空さんと夫が出迎えてくれました。ともに40代。子どもはお稽古ごとで外出中でした。大きなテーブルを囲み、2005年の発症前後の生活から振り返ってくれました。 「2003年に結婚しましたが、ほとんど新婚生活というものがなかったですね」 海空さんがこう言うと、夫もこう付け加えました。 「付き合っていたころから、ワーカーホリックだったからな」 海空さんが取り組んできた活動が社会的に評価され、大学勤務という希望の職種・職場に就けたところでした。深夜に帰宅ということが多くなり、結婚後も夫は「相変わらずやっているな」と思っていたところでした。 ところが、希望の職場で働き始めてから1年後、海空さんは異変に気付きました。 「ある日突然起きられなくなって、定時に職場に行けなくなったんです」 まもなくして全く職場に行くことができなくなりました。夫が、嫌がる海空さんを病院に連れて行くと、「うつ病」と診断されました。 休職し、治療を始めますが、処方薬の効果があり、不調がうそだったかのように朝早くに目が覚め、「もう治ったんだ」と思ってしまうほどでした。それでも、家事はできても、パソコンで作業をしたり、外出するのに化粧をしたりすることはできないままでした。 「私は仕事を始めるとアクセルを踏みっぱなしにして、ブレーキをかけられなくなり、みずからを過労に追い込んでしまう」(著書抜粋) こう考え、発症から半年後に退職したそうです。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース