あらゆる差別を禁じ、根絶を図る条例の制定を進めている川崎市の福田紀彦市長は19日、ヘイトスピーチを規制するため、条例に刑事罰を盛り込む考えを明らかにした。市内でヘイトスピーチの被害がやまない実態を踏まえ、条例の実効性を確保するためには厳しい措置が必要と判断した。成立すればヘイトスピーチに刑事罰を設けた全国初の条例になる。 市議会本会議で橋本勝氏(自民党)の代表質問に答えた。 条例制定への決意と実効性の確保策について問われた福田市長は「あらゆる差別を許さない決意を持ち、市内で差別の根絶を目指す。多様な人々が集い、暮らす市にふさわしい条例になるよう市民の総意でつくり上げていく」との考えを表明。「表現の自由に留意しつつ、一定の要件に該当する差別的言動の禁止規定をはじめ、当該言動を繰り返し行う者に対しては行政刑罰に関する規定を設ける」と述べ、刑事罰を導入する方針を明らかにした。 市は、6月中に開催される市議会文教委員会に条例案の素案を示す予定。刑事罰には懲役や罰金などがあるが、その内容や表現の自由を過度に規制しないための仕組みなどは素案の中で明らかにする。7月に市民の意見を募るパブリックコメントを行い、12月議会に条例案を提出して成立を目指すとしている。 条例の制定を検討してきた市は3月、素案の前段階として、「差別のない人権尊重のまちづくり条例」(仮称)の骨子案を公表した。人種や性的指向、障害などを理由にした差別的取り扱いと差別的言動の禁止を明記。さらにへイトスピーチに関しては、市内で差別扇動団体のデモや街宣、集会で人権侵害が繰り返されている実態を踏まえ「実効性を確保する措置」を講じるとしていた。 2016年6月施行のヘイトスピーチ解消法は禁止・罰則規定がなく、実効性が課題となってきた。この問題に詳しい師岡康子弁護士は「国に先駆けて刑事罰を導入し、差別を『犯罪』とする決断をしたことは、日本における反差別の取り組みを大きく前進させる画期的なもの」と評価した。 神奈川新聞社 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「日本一の条例」へ ヘイト規制に罰則導入、市民団体歓迎(カナロコ by 神奈川新聞)
被害当事者から市民団体メンバー、弁護士、国会議員が駆け付けた。川崎市が成立を目指す差別根絶条例で福田紀彦市長が表明した「刑事罰導入」という決断。市民団体「『ヘイトスピーチを許さない』かわさき市民ネットワーク」が開いた記者会見は歓迎の声に染まった。 在日コリアン3世の崔(チェ)江以子(カンイヂャ)さんは市議会の傍聴席、いつもの最前列で福田市長の表明を聞いた。 「胸が詰まった。刑事罰で実効性が確保されれば日本一の条例になる。私たちも同じ人間と認められる社会が実現する」 わがまち川崎区桜本がヘイトデモの一団に襲われたのは2015年11月。冷たい雨の記憶が消せない。「ゴキブリ、ウジ虫、たたき出せと叫ばれ、誰も助けてくれなかった」。市民ネットワークを立ち上げ、市役所や市議会で実効性のある策を求める日々を重ねてきた。 禁止・罰則規定のないヘイトスピーチ解消法の限界は明らかだった。なのにしばしば表現の自由が持ち出され、傷ついた。ヘイトスピーチは表現の自由の範疇(はんちゅう)ではない。ここ川崎では横浜地裁川崎支部によって桜本でのヘイトデモを禁じる仮処分決定も出ている。 「表現の自由か私たちの人格権か、一方を選択するような議論はとっくに終わっている。私たちは誰かを罰するために罰則を求めたのではない。被害から守られる策、被害を止めるための策を求めてきた。罰せられるのは人を人として認めないヘイトスピーチだけ」 神原元弁護士も市長の表明を開口一番、「ヘイトスピーチ根絶へ歴史的に極めて重要な一歩」と評した。「本気で根絶するには刑事罰の抑止力が必要」なだけでなく「刑事罰であれば最終的な判断は司法によって下される。何がヘイトに当たるかは司法の場で決着がつけられる。行政委員会などと比べて第三者性が確保され、公明正大さが確保される」と持論を述べた。 市が「行政刑罰」と位置付けている点にも着目する。「行政上の義務違反を処罰するもの。市が何らかの基準や段階を設けるなど、表現の自由に配慮した工夫がされるのではないか」と期待した。 解消法の成立に尽力した有田芳生参院議員(立憲民主党)は表情を引き締める。解消法の不足を補う形で自治体の条例づくりが広がっていることに歓迎を示しつつ「解消法が理念法にとどまらざるを得ず、自治体に負担を強いている責任が国にはある。画期的に成果を前に進めてくれている川崎の水準に達する必要があると国会で議論していきたい」と約束した。 崔さんは念押しするように言った。「日本で初めての一歩を踏み出す市を孤立させない。今まで通りオール川崎で歩を進め、全会一致で日本一の条例ができると信じている」 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
体罰禁止、問われるしつけ 虐待から子どもを救うために
いちからわかる「虐待防止の法改正」 Q 子どもの虐待を防ぐ法律が厳しくなったの? A 児童福祉法や児童虐待防止法などが改正され、来年4月から施行される。東京都目黒区で5歳の女の子、千葉県野田市で10歳の女の子が死亡した事件で、親は虐待をした理由に「しつけ」を挙げた。そこで、「体罰を禁止する」とはっきり法律に書いたことがポイントの一つだ。 Q 一歩前進だね。 A 一方で民法は、親が子どもを「監護及び教育に必要な範囲内で懲戒できる」と定めている。「懲戒権」と呼ばれるものだけど、どんな行為なら認められるのかがはっきりせず、「体罰につながる」という意見もある。だから今回の法改正では、施行後2年をめどに懲戒権のあり方を検討するとした。そのための議論も、20日から法制審議会で始まるよ。 Q ほかには、どんな点が変わったのかな。 A 児童相談所が担う「介入」… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京五輪チケット、当選詐欺メールへの注意喚起(日刊スポーツ)
20年東京オリンピック(五輪)大会組織委員会は19日、第1次チケット販売の抽選結果を20日未明に公式サイトに掲載すると発表した。個人IDに登録したメールアドレスにも同日午前から随時、抽選結果を送付する。 組織委は詐欺メールに引っかからないよう強く訴えた。送付元のドメインは「ticket.tokyo2020.org」で件名は「東京2020オリンピックチケット抽選結果のお知らせ」とする。メールにはインターネットに接続されるURLは掲載せず、当選結果と枚数、合計金額が記される。 抽選申し込み時よりも、結果発表時の方がアクセスは集中するとみられ、受け入れ容量を増強したが、集中具合では20日中にサイトで当選結果が見られない人が出る可能性もある。当選者のサイトでの購入手続き期限は7月2日。現金決済を選択した人はそれに加え、コンビニで支払う必要があり同4日が期限となる。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
Daiki Iwashita, hard-hitting Marines too much for Carp
HIROSHIMA – Daiki Iwashita took a three-hitter into the eighth inning and was backed by four home runs as the Chiba Lotte Marines beat the Hiroshima Carp 6-3 to clinch their interleague series. Iwashita (3-1) struck out five and was tagged with three runs at Mazda Stadium, which the visitors […]
名鉄名古屋本線で人身事故 運転再開(レスキューナウニュース)
金山駅構内で発生した人身事故の影響で、名鉄名古屋本線は鳴海~神宮前駅間の豊橋方面行の運転を見合わせていましたが、22:53頃、運転を再開しました。なお、ダイヤが乱れています。 レスキューナウ Source : 国内 – Yahoo!ニュース
河野外相、「ベーコン」の秘密を声に出さず謎のまま(日刊スポーツ)
河野太郎外相は19日夜、ニコニコ生放送の「河野太郎のLIVE通信」に、生出演した。 今年5月、河野氏がツイッターに連続してつぶやき、謎すぎるワードとして話題を呼んでいた「ベーコン」の秘密について語るという、ふれこみだった。しかし、河野氏は番組の冒頭、「最後に語る」と述べたものの、実際にはマイクの音が切れたのか、読唇術が必要なエアーボイスなのか、何かの言葉を口にしただけで、音声は流れなかった。 明かされると思った謎に、たどりつけないまさかの展開に、ネットユーザーからは「ベーコンって何?」と、悲鳴のような書き込みが殺到。「深まるベーコンの謎」「ベーコンは秘密のまま」など、さらなる真相解明を求める書き込みも相次いだ。 ベーコンの謎が浮上したのは、5月19日。自身のツイッターに「朝の3時半に帰宅したら、愚息が全力でベーコンと叫んでいた。どうしたんだい」と書き込んだのをきっかけに、ベーコンに関する投稿を続けた。 河野氏はこの日、「タジキスタンの出張から朝3時半に戻ってくると、これが張ってあった」と述べ、「ベーコン」と書かれた紙を持参したものの、ベーコンに関する明快な真実は明かされないまま。一方で、「お勧めのベーコンの食べ方は、カリカリがいい」「鯨ベーコンもいいですよね」と、ベーコンへのこだわりは吐露した。 河野氏のツイートの中には、ベーコンという単語と記号を組み合わせた、暗号のようなツイートも。河野氏が外相という立場もあってか、英BBCが「暗号ではないかという臆測が出ている」とニュース(電子版)で取り上げたほか、フランスのAFP通信も報じるなど騒ぎになっている。 はっきりと生声で語られることはなく、次回以降に持ち越されたベーコンの秘密。一方で、河野氏は、外相の日常から世界の外相との交流、購入の是非をめぐり賛否両論がある外相専用機へのこだわり、お酒がのめないことや眉毛を気に入っているなどプライベートな話題まで、抜群のトーク力を駆使して、1時間にわたって語り明かした。現役の外務大臣としては異例の、「ユーチューバー」デビューとなった。【中山知子】 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
防衛省、山口の資料も標高にずれ 地上イージス(共同通信)
地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」配備計画を巡り、防衛省が山口県側に示した説明資料に記された台地の標高が、国土地理院のデータと2メートル異なっていることが19日、分かった。関係者が明らかにした。 山口県で配備を予定しているのは陸上自衛隊むつみ演習場(萩市、阿武町)。「西台」と呼ばれる阿武町の高台について、防衛省の資料では最も高い標高が576メートルと記されていたが、国土地理院のデータでは574メートルだった。 防衛省は資料作成の際、米グーグルの衛星写真を利用したサービス「グーグルアース」を使用した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
安倍首相、岸田氏と面会 参院選情勢など協議(産経新聞)
安倍晋三首相は19日夜、都内のホテルで自民党の岸田文雄政調会長と面会した。夏の参院選や外交などをめぐって意見交換した。このほか、新潟県で最大震度6強を観測した地震への対応や、首相と野党党首が出席した同日の党首討論なども話題に上った。 参院選については、岸田氏の地元である広島選挙区(改選数2)で、岸田派の現職に加え、新人が党公認で出馬しており、首相が当選に向けて協力を求めた可能性がある。 首相は3日夜にも私邸で岸田氏と面会し、参院選公約などを協議した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
マレー機撃墜事件 ロシア、ウクライナ人4人起訴方針 国際捜査チーム(産経新聞)
【パリ=三井美奈】ウクライナ東部で2014年に起きたマレーシア航空機撃墜事件で国際合同捜査チームは19日、ロシア人3人、ウクライナ人1人が同機を撃墜したとして、4人を殺人罪で起訴すると発表した。捜査チームが本拠地オランダで記者会見した。 ロシア人3人は、ウクライナ東部で一方的に独立宣言した親露派「ドネツク人民共和国」の国防責任者だったイーゴリ・ギルキン容疑者(48)らで、いずれも露情報機関の元メンバー。野戦司令官だったウクライナ人容疑者に指示を与えていたという。 捜査当局は記者会見で、ギルキン容疑者がロシア政府と連絡を取り合っていたと指摘した。撃墜に使われたミサイルについては「ロシアが発射装置を提供した証拠がある」と述べた。4人に対してはオランダで来年春に公判を始める方針だが、ロシアは捜査への協力要請に応じていない。 撃墜機はオランダから飛び立ち、死者約300人のうち190人以上がオランダ人だった。捜査チームは同国やオーストラリアなど5カ国で構成される。昨年には、撃墜に地対空ミサイルが使われ、ロシア南西部クルスクを拠点とする旅団が運搬したとの見方を発表していた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース