広島市はお好み焼き、酒どころの東広島市は酒だる――。広島カープのマスコット「カープ坊や」がバットを各地の名産品に持ち替え、スタンプになった。 昨夏の西日本豪雨で客足が遠のいた観光客を呼び戻そうと、広島県がスタンプラリーを企画した。その名も「HIROSHIMA RED PASSPORT」。広島、山口両県の計30市町ごとにデザインされたカープ坊やのスタンプを集めると、応援グッズなどが当たる。12月25日まで。 スタンプが設置されるのは、広島県の全23市町と、山口県の岩国市▽柳井市▽周防大島町▽和木町▽上関町▽田布施町▽平生町。対象となる道の駅や観光施設で税別500円以上の買い物や施設利用をすると、各市町のスタンプを押してもらえる。集めたスタンプの数に応じて、カープの応援グッズやレプリカユニホームなどが抽選で当たる。 各市町のカープ坊やは、バットの代わりに各地の名産品を持っている。広島県では、広島市がお好み焼き。東広島市は日本酒のたる。呉市は公式ゆるキャラの「呉氏」。高校駅伝の強豪・世羅高校がある世羅町のカープ坊やはユニホーム姿で、戦国武将・毛利元就の居城があった安芸高田市では元就が説いたとされる「三矢(みつや)の訓(おしえ)」をモチーフに、武将の格好で三本の矢を持つ。山口県岩国市では名産のレンコンを持ち、観光名所の錦帯橋も描かれている。 広島県によると、昨年度に県内を観光した人の数は前年度比6・9%減の6504万人で、7年ぶりに減少に転じた。そのうち県内在住の人は3550万人で、前年度より9・4%減った。昨年7月の西日本豪雨の影響で営業を休んだ観光施設が相次いだことなどが要因とみられるという。県の担当者は「カープ人気にあやかって、県内や近県の人にも周遊してもらい、観光客数の復活につなげたい」としている。 問い合わせは事務局(082・222・2276)へ。(松島研人) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
冷たい焼き芋、甘さ増 半信半疑の客「密、塗ってる?」
冬じゃないのに? しかも冷たいの? そんな驚きを鮮やかに裏切る「スイーツ」がいま、福岡市で人気を集めている。 「冷やすことで甘さが増すんですよ」。そう言うのは、福岡市中央区の焼き芋専門店「蜜家」の店主、米谷直希さん(42)。寒いときに熱々のものをフーフーしながら食べるのが定番だが、この店では「冷やし焼き芋」もある。 糖度の高い茨城産のサツマイモ「紅天使」を使い、低温でじっくり焼いてから、冷蔵庫で数日寝かす。北九州市の青果市場で10年余り働いた経験を生かし、産地や品種にこだわった。 蜜がしみ出し、ねっとりとした甘みが特徴で「塗っているんですか」と言われることもある。「芯まで甘くてお菓子みたい」と何度も通う常連さんも多い。オープン3年目のいまや主力商品に躍り出た。 とはいえ、半信半疑の客もいる。「焼き芋が冷めただけでは」という冷ややかな反応もけむに巻き、店内の冷蔵庫で注文を待っている。100グラム160円(税込み)。(谷辺晃子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
事故前、京急社員がトラック手助け 非常ボタンも押す
横浜市神奈川区の京急本線神奈川新町駅近くの踏切で快特列車とトラックが衝突した事故で、京急電鉄は6日、同社の男性運転士(44)と男性車掌(24)の社員2人が、事故前に踏切近くで立ち往生していたトラックの運転を補助していたことを明らかにした。 京急によると、2人は乗務交代後の休憩中で、5日午前11時半過ぎ、買い物に出るためたまたま現場近くを通りかかったという。 2人の説明では、トラックは線路と並行する道路から、踏切と反対方向に左折しようとして何度も切り返していた。2人は運転手に後方確認を頼まれたため、しばらく手伝ったが道幅が狭くうまくいかなかった。その後、運転手から「左折をあきらめる」と告げられたため、補助をやめて近くで見ていた。 トラックはその後、逆の踏切方向に右折を始めた。しばらく切り返しをした後、遮断機の降り始めた踏切内に入ったため、運転士が非常ボタンを押したという。だが、午前11時43分ごろにトラックは列車と衝突。事故後、2人はすぐに近くの事務所に戻って上司に状況を説明したという。(贄川俊) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
政府、韓国側の提案に応じず 「ホワイト国外し」堅持(共同通信)
日本政府は、輸出規制強化措置を撤回すれば軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄決定を再検討するとした韓国側の提案に応じない方針を固めた。複数の政府関係者が6日、明らかにした。安全保障上の輸出管理で優遇される「ホワイト国(優遇対象国)」からの韓国外しを柱とした措置は堅持する。韓国が無条件に破棄決定を見直さない限り、協定は失効する可能性が高い。有効期限は11月22日。 韓国提案について、政府筋は「無関係な輸出問題と安全保障協力を取引するような交渉は容認しがたい」と指摘した。外交筋によると、こうした立場は8月下旬のソウルでの日韓外務省局長協議で伝達した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
中学教師から15歳で性被害、女性が控訴「子どもが受けた性暴力の特殊性に理解を」(弁護士ドットコム)
中学3年生だった15歳の時、在校していた札幌市立中学の男性教師から性被害を受けたとして、フォトグラファーの石田郁子さん(41歳)が教師と札幌市を相手取り、損害賠償を求めた裁判。20年間を経過すると賠償請求の権利が消滅してしまう「除斥期間」を過ぎていると判断、訴えを認めなかった東京地裁判決を不服とし、石田さんは9月6日、東京高裁に控訴した。 これまでの訴状などによると、石田さんは1993年3月、中学卒業式の前日に教師から呼び出され、キスされるなどわいせつな行為をされたという。わいせつな行為はエスカレート、19歳になるまで繰り返され、石田さんは2016年2月にPTSDを発症したと訴えていた。石田さん側はPTSDと診断された3年前を起算点としたが、東京地裁判決は認めなかった。 控訴にあたり、東京・霞が関の司法記者クラブで会見した石田さんは、「15歳で信頼する教師から性的な行為をされた場合、それが性暴力だとはわからないです」と、子どもが受ける性暴力の特殊性をあらためて訴えた。 ●「性暴力に気づかなかった被害者に非があるかのような印象の判決」 会見で石田さんは、控訴の理由を次のように語った。 「判決で裁判官は、教師に何をされたのか、年齢的にもPTSDを発症した30代までわからなかったとは認められないと判断しました。しかし、15歳から受け続けた性的な行為が、教師から恋愛だったと言われれば、性暴力だとはわかりません。大人だって、性暴力を受けたら思考停止して、すぐには動けないです。判決は、被害者に非があるかのような印象を受けました。裁判所にそういう判断をされたのは非常に不服に思います」 子ども時代の性暴力については、幼少期に親族の男性から性的虐待を受け、後にPTSDやうつ病を発症したと女性が訴えていた訴訟で、2006年に発症したうつ病については請求権を認めた札幌高裁判決を支持した最高裁の判例がある(2015年5月)。 代理人の河邉優子弁護士は、「札幌高裁の判決を引用したが、本件とは事案が違うということで、除斥期間について考慮をしてもらえなかった。一審の判決は、内容の審議まではいっていません」説明、控訴審ではさらに医師や専門家の協力を得て、PTSD発症時を損害が発生した時点として立証していきたいと話した。 また、同じく代理人の小竹広子弁護士は、性的虐待を受けた児童が、成人後55歳になるまで加害者を提訴できる法案が今年1月に可決されたアメリカ・ニューヨーク週の事例を紹介。「報道では、平均52歳になるまで、子ども時代に受けた性被害を開示しない傾向があるというアメリカの統計結果もあります。他にも、海外には同様の立法事実がありますが、日本では法制度が進んでいないということがあると思います」と地裁判決の背景を指摘した。 ●「同じように教師に性被害を受けた」という声、広がる支援の輪 今回の裁判で、石田さんは地裁での提訴時より実名を公表、被害を訴えてきた。石田さんの裁判が報道されると、ニュースサイトなどのコメントには「私も同じように教師から性被害を受けた」と告白する人が多かった。 石田さんは「コメントを見て、ショックでもありました。学校の先生が何をしているんだろうと思います」と厳しく批判。「被害者が泣き寝入りしたり、被害者自身が訴えて解決するのではなく、国や自治体が解決してほしい」と性暴力を受けた児童に対する救済の必要性を指摘した。 会見では、石田さんの裁判を傍聴してきた人たちが集まって結成した支援団体「札幌市中学教諭性暴力事件の被害者を支える会」( https://schoolmetooo.wixsite.com/website )のメンバーも列席した。呼びかけ人の1人である古橋さんは、次のように語り、裁判への支援や寄付を訴えた。 「支える会としては、裁判の費用を集める活動をした上で、ゆくゆくは札幌市教育委員会にこの事件について調査を求めていくことを考えています。子ども達を安心して学校に通えるようになるためには、この被害実態を直視してほしいです」 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
残暑うんざり いつ涼しくなる?台風は? 1か月予報(tenki.jp)
来週にかけても全国的に厳しい残暑が続きます。猛暑日の所もありそうです。9月後半になると北海道や東北は一気に秋らしくなるでしょう。最新の1か月予報です。 この先1か月の天候の特徴 きょう6日(金)は朝から気温が高く、大阪や奈良、佐賀など35度以上の猛暑日となった所がありました。9月に入ったとはいえ、まだ暑さが残る時期です。来週にかけては全国的に気温が平年より高く、厳しい残暑が続くでしょう。特に関東から九州では35度くらいまで上がる日がありそうです。暑さやだるさを感じたら、早めに水分や休憩をとるなどして、体調を崩さないよう、お気をつけください。9月後半になると、北海道から東海、北陸は季節がグッと進みそうです。 北海道、東北 急に寒くなる日も 北海道や東北は、来週にかけては所々で最高気温が30度を超えて、残暑が続きますが、9月後半は一転して秋らしくなるでしょう。10月はじめにかけて気温は平年より低く、季節が一気に進んだように感じる日がありそうです。また、天気は数日の周期で変わるため、晴れた日の朝は急に冷えるなど、気温の変化が大きくなるでしょう。急に寒くなって慌てないよう、早めに厚手の上着を用意しておくとよさそうです。 関東甲信、東海、北陸 9月後半は徐々に暑さ落ち着く 関東甲信、東海、北陸も来週にかけては気温が平年より高いでしょう。最高気温は30度以上の日が多く、内陸部を中心に35度近くまで上がる所もありそうです。来週もまだ半袖の服が必要でしょう。9月後半から10月はじめにかけては気温が平年並みとなり、厳しい暑さは徐々に落ちつく見込みです。暑い日があっても長くは続かず、朝晩は秋らしく涼しい日が増えるでしょう。特に9月終わりには北からの寒気の影響を受けて、急に寒くなる日もありますので、長袖の服や羽織る物をすぐに着られるように用意しておきましょう。 近畿、中国、四国、九州、沖縄・奄美 近畿から九州と沖縄・奄美は、この先も暖かい空気に覆われやすいでしょう。9月中旬にかけては気温が平年より高く、9月とは思えない暑さとなる日もありそうです。秋の彼岸の頃からは厳しい残暑は少し落ち着きそうですが、それでも気温は平年並みか高い予想です。季節の歩みはゆっくりでしょう。 なお、南の海上には台風15号のほかにも発達した雲域がみられます。8日(日)の朝には南西諸島付近で新たに熱帯低気圧が発生する可能性があり、今後の動向に注意が必要です。9月はまだ台風シーズンです。台風情報や気象情報をこまめにチェックして大雨に備えましょう。 日本気象協会 本社 中川 裕美子 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
北海道地震から1年 厚真町 地震発生同時刻に鎮魂の祈り(FNN.jpプライムオンライン)
FNN.jpプライムオンライン 44人の犠牲者を出した北海道地震から6日で1年。 震度7の揺れで大規模な土砂崩れが起き、多くの命が奪われた厚真町の現場には、朝から多くの人が献花に訪れている。 北海道胆振東部地震では、厚真町で震度7、安平町・むかわ町で震度6強を観測。 厚真町では大規模な土砂崩れが発生し、関連死も含め37人が犠牲となるなど、北海道では44人が死亡した。 また、ほぼ全域が停電するブラックアウトにも見舞われた。 土砂崩れで19人が犠牲となった吉野地区には、6日朝、献花台が設けられ多くの人が花を手向けた。 献花に訪れた人「去年の今頃ここにいたので、きょうはなんとしてもここでお参りしたいと思って来ました」 厚真町では、いまも仮設住宅などに165世帯367人が暮らしているが、2020年秋には入居期限を迎えることになっている。 被災者の暮らしをどう支援していくかがこれからの課題。 (北海道文化放送) Source : 国内 – Yahoo!ニュース
台風13号北上 九州北部、沖縄は大雨などに警戒 西・東日本太平洋側も急な雷雨のおそれ(ウェザーマップ)
非常に強い台風13号の影響で、九州の東シナ海側では6日夜遅くから7日にかけて非常に強い風が吹き、大しけとなる所がある。暴風や高波、大雨に警戒が必要となる。 非常に強い台風13号は、6日午後3時には、東シナ海にあって、1時間におよそ30キロの速さで北へ進んでいる。中心の気圧は940ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートルで、中心の東側170キロ以内と西側130キロ以内では、風速25メートル以上の暴風となっている。台風は、今後も暴風域を伴いながら7日にかけて東シナ海を北上し、朝鮮半島付近に進んだ後、8日には大陸で温帯低気圧に変わる見込みだ。 <暴風・高波> 奄美の海上は大しけとなっており、九州の東シナ海側や沖縄の海上ではしけとなっている。台風の北上に伴い、九州の東シナ海側では、6日夜遅くから7日にかけて、非常に強い風が吹き、大しけとなる所がある見込み。暴風やうねりを伴った高波に警戒が必要となる。 <大雨・雷・突風> 西日本から東日本の太平洋側には台風周辺の湿った空気が流れ込み、局地的に雷を伴った激しい雨が断続的に続いている。南西諸島、西日本から東日本の太平洋側では、7日にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨や大雨となり、特に九州北部と沖縄では、8日にかけて断続的に発達した雨雲がかかるおそれがある。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意し、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めたい。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
猛烈な雨 屋根剥がれる被害 台風13号 三重で大雨も(FNN.jpプライムオンライン)
FNN.jpプライムオンライン 台風13号は非常に強い勢力で沖縄付近を北上していて、今後は本州からは離れて進む。 5日、風速61.2メートルの猛烈な風を記録した沖縄・宮古島では、体育館の屋根が剥がれるなどの被害が出た。 6日朝の沖縄・宮古島市の体育館。 屋根の一部が剥がれているのがわかる。 中に入ると、鉄骨がむき出しになっている。 非常に強い台風13号が直撃した宮古島市では、5日、最大瞬間風速61.2メートルを観測。 工事現場では、足場が崩壊し、鉄パイプが今にも落ちそうになっている。 また、その一部は隣の家に落下したようだった。 強風の被害が出た地域では、6日朝から片づけの作業に追われる人の姿が見られた。 また、台風から離れた西日本や東海でも、湿った空気の影響で、6日朝は局地的に雨雲が発達し、三重・菰野(こもの)町付近では、1時間におよそ120mmの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は記録的短時間大雨情報を発表した。 この大雨で、田口川が氾濫した菰野町では、アスファルトが割れて橋が崩れ、住民が復旧作業を進めている。 一方、台風15号は日本の南の海上を北上中。 7日には暴風域をともなって小笠原諸島へ接近し、8日の夜から9日の朝にかけて、関東や東海に上陸する可能性があり、雨や風が強まるおそれがある。 台風がコンパクトなため、接近すると、急に雨や風が強まる特徴がある。 台風の接近や上陸が、9日の朝の通勤時間と重なるおそれもあり、今後の情報に十分な注意が必要。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
すれ違う人が抱きしめてくれた 地震1年、厚真町は今
最大震度7を観測し、災害関連死を含め44人が犠牲になった北海道胆振(いぶり)東部地震は6日、発生から1年を迎えた。被災地では、亡くなった人をしのび、黙禱(もくとう)が捧げられた。土砂崩れ跡など地震の爪痕が色濃く残る中、遺志を受け継ぎ、前を向こうとする人たちがいる。 6日未明、厚真(あつま)町役場職員の中村真吾さん(43)は弟の清人さん(42)と連れだって、かつて実家があった富里地区を訪れた。午前3時7分。地震発生の時刻に手を合わせ、三つのろうそくに灯をともした。跡形もなくなった実家の辺りを歩き、力いっぱい叫んだ。「お父さん、お母さん、ばあちゃん。どこ行った。会いたいよ」 昨年9月6日、中村さんは強い揺れで跳び起きると、すぐに役場に行き、同僚と町内を回った。土砂で寸断された道を迂回(うかい)し、たどり着いた富里地区で目にしたのは、屋根まで土砂に埋もれた実家だった。両親と祖母がいたはずの家屋は、約100メートル先の川岸まで流されていた。 避難していた住民に指示を出し続け、役場に戻ったのは午前7時半ごろ。町長から任務を外れるよう命じられ、両親と祖母の捜索を見守った。6日夜に両親が、8日朝に祖母がそれぞれ遺体で見つかった。 父の初雄さん(当時67)は農業一筋。様々な作物の育て方などを熱心に勉強していた。母の百合子さん(同65)は高齢者施設で働き、みんなに慕われていた。君子さん(同94)も優しい祖母だった。 家族3人を一度に失った中村さ… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル