6月に東京都練馬区の自宅で長男を殺したとして、殺人罪に問われた元農林水産事務次官・熊沢英昭被告(76)の公判が13日、東京地裁であり、検察側は「背景に様々な事情があったとしても、人生を奪う権利はない」と懲役8年を求刑した。弁護側は「長男に献身的に尽くしてきた」と執行猶予を求めて結審。判決は16日に言い渡される。 熊沢被告は逮捕後の調べで、犯行直前に川崎市で児童ら20人が殺傷された事件に触れて「長男が近所の小学校の運動会の音を聞いて『ぶっ殺す』と言ったのを聞き、長男が危害を加えてはいけないと思った」などと語ったと報じられた。だが、12日の公判では「(容疑者と)息子の境遇が似ており、危惧は覚えた」としつつ、「殺害した直接の原因ではない」と否定した。 起訴内容は、熊沢被告が6月1日午後3時15分ごろ、自宅1階の和室で、包丁で長男の首や胸を多数回突き刺し、失血死させたというもの。(阿部峻介、北沢拓也) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
冤罪主張、裁判員は苦悩「違う人に死刑かも」 妻子殺害
家族3人を殺害した罪で起訴され、無罪を訴えた元警察官に対し、裁判員裁判が導き出した結論は極刑だった。福岡県小郡市の住宅で2017年、母子3人の遺体が見つかった事件の判決。直接的な証拠がないなか、福岡地裁の判決は「3人を殺害したのはいずれも被告」と断じ、元福岡県警巡査部長の中田充(みつる)被告(41)に死刑を言い渡した。 中田被告はグレーのスーツ、白いシャツを身にまとい、福岡地裁912号法廷に姿を現した。髪は短く刈り上げていた。弁護側の席に座る際、一瞬、傍聴席に目を向けた。 「被告人は座ったままで聞いてください。事案に鑑み、判決の理由を先に説明します」。柴田寿宏裁判長はそう述べ、判決理由の朗読を始めた。 「何より、子どもたちを殺害したことについて、酌量の余地がない」。終盤、この言葉から語気が強まった。 被告は終始、裁判長の方を真っすぐ向き、表情は崩さなかった。両手を握り締めて両ひざの上に置き、身じろぎもしない。 30分後の午後3時すぎ、柴田裁判長が告げた。 「主文、被告人を死刑に処する」 背筋を伸ばして聞いていた被告は、このときも表情を変えることはなかった。 判決後、被害者3人の遺族は弁護士を通じコメントを発表した。「このたびの判決については、私たちの意見と異なることはありません」。そして、こう続いた。「殺された理由や、詳しい事実は結局分からないままとなりました。この点には到底納得がいきません。今はただ、由紀子、涼介、実優(みゆ)の思い出と共に静かに過ごしたいと願っております」(大森浩志郎) 判決後、裁判員を務めた男性3… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
情報番組で「女性のような男性」 BPO、審議入りせず
テレビ山口(山口市)のローカル情報番組「週末ちぐまや家族」で、街頭で取材した性的マイノリティーの人を「珍 女性のような男性」と字幕で取り上げたVTRを放送した問題で、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は13日、審議入りしないと発表した。 番組は11月9日の放送で、山口県内で珍しい名字の人や店などをアポなしで訪ねる様子をVTRで放送。出演者のタレントが、作業着姿で車のオイル交換をしている人に、「オイル交換?」「女性で?」「自分で自分の車を?」「変わっているって言われませんか」などと発言。さらに、本人がいないところで親族から性別についての話を聞いて驚くタレントのコメントを挟み、本人の映像に重ねて「(マル囲みで)珍 女性のような男性」というテロップを出した。 放送倫理検証委員会は今月10日、読売テレビの報道番組「かんさい情報ネット ten.」(関西地区)が一般人の性別を執拗(しつよう)に確認する街頭ロケのVTRを流した問題に対し、「放送倫理違反があった」と認定し、意見を公表している。神田安積委員長は審議入りしない理由について、「かんさい情報ネット ten.」と「週末ちぐまや家族」を比較し、「週末ちぐまや家族」の放送時間などが短く、取材対象者への取材も執拗でないこと、またテレビ山口からの報告書に、「これ以上取り上げてほしくない」という取材対象者の意向が記載されていたことなどを挙げた。 「週末ちぐまや家族」は11月… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
精神科医が証言「娘は抵抗できない心理状態」 娘(当時19)に性的暴行 一審で無罪判決の被告の父親の控訴審(中京テレビNEWS)
中京テレビNEWS 娘(当時19)に性的暴行を加えたとして準強制性交罪に問われ、一審で無罪判決を受けた被告の父親の控訴審で、検察側の証人として出廷した精神科医が13日、「娘は抵抗できない心理状態になっていた」と証言しました。 おととし、娘(当時19)に抵抗できない状態で性的暴行を加えたとされる父親の裁判で、一審の名古屋地裁岡崎支部は「娘が抗拒不能だったとは言い切れない」として無罪判決を言い渡しています。 13日に開かれた控訴審で、娘の鑑定を行った精神科医が検察側の証人として出廷し、「娘は父親から受けた性暴力のことを意図的に思い出さないように感情を押し殺していた。抵抗しても無駄だとあきらめていたことなどから、精神的、心理的に抵抗できなかった」などと証言しました。 一方、弁護側は一審の無罪判決を支持するよう求めています。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
がん5年生存率、高齢者ほど低い傾向 年齢別は初集計
国立がん研究センターは14日付で、がんと診断された人が5年後に生存している割合を示す「5年生存率」の最新データを公表した。今回初めて年齢、ステージ(病期)別の集計結果を出した。がんの種類や病期が同じでも、年代が上がるほど生存率は下がる傾向だった。他の病気や体力のなさなどを理由に、副作用の強い抗がん剤治療などを避けることが背景にあるとみられる。 全国のがん診療連携拠点病院や国立病院機構など318病院で、2010年~11年にがんと診断された約65万人のデータを集計した。がん以外の死因の影響を除いた全てのがんの5年生存率は66・4%で、前回と比べ0・3ポイント上昇した。患者の平均年齢は67・2歳、70代以上が48%を占めた。 患者数の多い胃、大腸、肝臓、肺(非小細胞がん)、女性の乳房について年代・病期別に分析した。肺の1期では50代以下は90%台で80歳以上は70%、2、3期の80歳以上は、40代と比べて30ポイント以上低かった。 死因に関係なく、全ての死亡を含めて計算した「実測生存率」も算出。乳房のがん以外の死因の影響を除いた生存率でみると、1期は全ての年代で98%以上だが、実測生存率は39歳以下は98・5%、80歳以上では75・4%と、23ポイントの差があった。2期になると、60代までは90%以上だが、70代は87・3%、80代以上は67・2%だった。高齢者は糖尿病や心臓病など別の病気にかかっていることも多く、がんの手術や抗がん剤治療などができない人も多いと見られる。 高齢者の抗がん剤治療の指針を… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
乳がん、卵巣がんの予防切除に保険適用へ 来年4月から
将来がんになるリスクを下げるため、遺伝性の乳がんや卵巣がんの患者が予防的に、がんのない方の乳房や卵管・卵巣を切除する手術に、来年4月から公的医療保険が使える見通しになった。13日の中央社会保険医療協議会(中医協=厚生労働相の諮問機関)に方針が示され、大筋で了承された。今後、対象となる患者や実施できる施設の要件などを決める。 対象は、BRCA1やBRCA2という遺伝子に変異があり、遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)と診断された、乳がんや卵巣がんの患者。家族にこれらのがん患者がいることも要件で、国内に数千人いるとされる。この変異がある人は生涯で乳がんになる割合は40~90%と、日本人全体の9%と比べ高く、卵巣がんになる確率も高い。 切除や乳房再建のほか、遺伝子… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京・葛飾でアパート火災、2人死亡 住民と連絡取れず
13日午後7時40分ごろ、東京都葛飾区お花茶屋2丁目の木造2階建てアパートから出火、計約120平方メートルが全焼した。焼け跡の1階と2階から、ともに性別不明の計2人の遺体が見つかった。 警視庁亀有署や消防によると、アパートには60代男性と80代女性が住んでいたとみられ、いずれも連絡が取れないことから、遺体はこの2人とみて調べている。火は隣接する住宅4棟にも燃え移り、計約110平方メートルが焼けた。 現場は京成線のお花茶屋駅から北へ約500メートル離れた住宅密集地。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
男子生徒(14)を傷害容疑で逮捕 中学校の担任女性教諭(37)に全治2週間のけが 愛知県警(中京テレビNEWS)
名古屋市の中学校で、担任の女性教諭(37)の頭をかばんで殴るなどして、けがをさせたとして、男子生徒(14)が13日逮捕されました。 傷害の疑いで逮捕されたのは、中村区の中学校に通う男子生徒(14)です。 警察によりますと、男子生徒は11日午後、中村区の中学校のトイレで、担任の女性教諭(37)の頭をかばんで殴るなどして、首を捻挫させるなど、全治2週間のけがをさせた疑いがもたれています。 男子生徒がトイレの鍵を壊したことを、女性教諭が注意したところ、突然、暴力を振るったということです。 調べに対し、男子生徒は「暴力は振るったが、蹴ったり、水筒を投げたりしていない」などと、容疑を一部否認しているということです。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
がん5年後の生存率66.4% 10~11年診断患者、改善傾向(共同通信)
国立がん研究センターは13日、「がん診療連携拠点病院」など専門的な治療をする全国の病院で2010~11年にがんと診断された患者の5年後の生存率は66.4%で、09~10年と比べ0.3ポイント増加したと発表した。算出は5回目で、改善傾向が続いている。13年に診断された人の3年生存率は72.4%で、12年に診断された人の生存率を0.3ポイント上回った。 15種のがんについては個別に5年生存率を集計。前立腺の98.8%、乳房の92.2%が高い一方、早期発見が難しい膵臓は9.8%と低い。今回新たに集計した喉頭と腎臓は約80%と高かったが、尿管は49.0%だった。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
関西電力金銭授受問題 市民らが関電幹部を刑事告発(ABCテレビ)
ABCテレビ 関西電力の幹部らが多額の金品を受け取っていた問題で、弁護士や市民らのグループが大阪地検に刑事告発しました。 13日、市民と代理人弁護士らが大阪地検に告発状を提出しました。関西電力の幹部らが、福井県高浜町の森山栄治元助役から多額の金銭を受け取っていたことや、正当な価格を超える金額で原発関連の工事や業務を発注したことは、会社法の贈収賄や背任などにあたるとして八木誠前会長ら12人が告発の対象になっています。グループによりますと、13日の時点で約3300人の告発人が集まったということです。大阪地検特捜部は告発を受理するか検討しています。 ABCテレビ 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース