【動画】戦場に散った犬と飼い主の思いに迫る=朝日新聞、北海道テレビ放送共同取材 1939年。当時映画館で本編の合間に上映されていた子ども向けニュース映画「アサヒコドモグラフ」は、犬たちが中心の行進の模様を伝えた。晴れやかな服装に身を包んだ飼い主、多くの日の丸がはためき、紙吹雪が舞う市街地を、犬たちが練り歩く。 華やかな街を行進した意味 「アサヒコドモグラフ」はナレーションで「戦地で兵隊さんたちの間にまじってたくさんの手柄をたてている軍用犬。これは、北海道のある街から出征した軍用犬たちの勇ましい姿です」と説明した。「ある街」とは当時、北日本有数の経済の拠点として繁栄した港町・小樽だ。 映像には、軍用犬を盛大に送り出す出征の様子が描かれていた。撮影された80年前、イヌと飼い主たちは小樽の目抜き通りを行進。 小樽の総鎮守・住吉神社を出発して商店街を通り抜け、小樽駅に至るコースだった。 小樽市総合博物館の菅原慶郎学芸員は、撮影されたロケーションについて「商店街が一番あり、人の集まっている繁華なところ」といい、そういう場所を選んだことに「犬たちを戦争に送り出すことの本質的な意味があるのではないか」と話す。国を挙げて戦争に向かう「機運」を盛り上げる意図のため、犬たちはもっとも華やかなコースを歩んだというのだ。 和服の女性、ひざにシェパード その3年後の1942年。まだ写真を撮ることが特別な機会だった時代、札幌・円山の有名写真館で撮影された1枚の画像に、和服を着た女性のひざに前足を乗せたシェパード犬が写っていた。この犬もまた、戦場に送り込まれることになる軍用犬だった。 10月、JR仁木駅(仁木町)… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
迫り来る死、42歳哲学者の思索 世界は始まりに充ちて
目の前に突きつけられた死を、どう受け止めればよいのか。極限状況での問いを、身をもって考え抜いた42歳の哲学者がいた。亡くなる直前までの2カ月間、生と死について思索した軌跡がのこされていた。 人生の不確かさ 福岡大学准教授だった宮野真生子さん。7月、42歳で亡くなった。8年前に乳がんが見つかり、研究生活のかたわら治療を続けてきた。だが昨秋、主治医に「急に具合が悪くなるかもしれない」と病状の悪化を告げられた。 宮野さんの専門は、『偶然性の問題』という主著がある哲学者・九鬼周造(1888~1941)の哲学だった。宮野さんは、出会いや恋愛、家族や性といった身近な題材も扱い、「偶然性」の問題を考えてきた。 主治医の「宣告」は、自らの人生の不確かさに改めて直面する出来事だった。 告知と同じころに出会ったのが、磯野真穂さん(43)だ。国際医療福祉大大学院准教授で、専門は医療人類学。人はなぜ、どのように生きるのか。生きるとはどういうことなのか――。分野は違うが互いの関心が近く、手紙を交わして本にする企画が浮上した。 「死んでも悔いなく」に感じた欺瞞 手紙はメールで交わされた。1通目は、磯野さんからの4月27日付。急変の可能性を告げられた体験とその受け止めについて尋ねた。宮野さんは2日後、最初の返信をした。 「『いつ死んでも悔いがないように』という言葉に欺瞞(ぎまん)を感じる」 「死という行き先が確実だからといって、その未来だけから今を照らすようなやり方は、そのつどに変化する可能性を見落とし、未来をまるっと見ることの大切さを忘れてしまう」 死に対する通俗的な見方に違和感を示した宮野さん。磯野さんは、医療現場での長年のフィールドワークの経験から応じる。たくさんのリスクを一つ一つ説明する医療者の話を聞いた患者は、自分の人生とは関係のない第三者の予測のなかで可能性が狭められてしまう構図がある、と。 宮野さんは5月4日付の手紙で、自らの病院を回った体験を紹介した。「正しい情報に基づく、患者さんの意思を尊重した支援」によって、「選ぶの大変、決めるの疲れる」という心境を明かしている。 たどりついた結論 手紙を交わす間に、宮野さんの… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
13年ぶり 高知県警の男性警官4人が育休取得へ
働き方改革が進むなか、高知県警では今年度、県警本部や警察署勤務の4人の男性警察官が育児休業を取得する。男性の育休は13年ぶり。 高知南署地域課の吉門亨健(こうけん)巡査長(39)は、12月末に次男が誕生予定で、来年2月から1カ月ほど育休を取得する。吉門巡査長が所属する自動車警ら班は、24時間3交代勤務。緊急時の場合に不安があったという。 秋の個人面談で上司から育休を勧められた。吉門巡査長は「自分が率先して育休を取ることで、同僚や後輩にも広がれば」と話す。 警務課によると、2006年に高知南署の男性巡査長が育休を取得。だが、勤務の特殊性や幹部の認識不足のため、取得が進まなかったという。警務課の筒井茂智次長は「家庭があってこその警察官。制度が形骸化しないように、幹部が積極的に後押ししていきたい」と話す。(湯川うらら) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「建設的な国会審議の敵」 国民・森裕子参院議員を突き上げる維新(産経新聞)
日本維新の会が国民民主党の森裕子参院議員を厳しく追及している。森氏は民間有識者の住所をホームページで公開し、プライバシーを侵害したとして、11月19日に除名などの懲罰を検討するよう山東昭子参院議長に申し入れた。森氏が所属する国民の玉木雄一郎代表は謝罪したが、維新は戦う姿勢を崩さない。 ■個人住所を漏洩 「国民の権利を守るべき立場にある国会議員が、逆に権利の侵害をしている。私たちも何かしない訳にはいかない」 維新の浅田均政調会長は記者会見で、森氏の懲罰を求める理由をこう強調した。 維新がとりわけ問題視するのは、森氏が11月7日の参院農林水産委員会で質問する際、政府の国家戦略特区ワーキンググループ(WG)の座長代理、原英史氏の自宅住所が記された参考資料を提出し、質問後に自身のホームページで公開したことだ。 森氏は原氏の指摘を受けて住所を黒塗りして再掲載したが、維新は申し入れ書で「個人情報漏洩(ろうえい)、プライバシー侵害にほかならない」と指弾。東徹参院国対委員長は19日の記者会見で、「自宅住所は個人情報の最たるもので、(原氏が)迷惑を受けたとも聞いている。絶対に許されない」と断じた。 この問題をめぐっては、11月14日の参院議院運営委員会理事会で、森氏と同じ国民の川合孝典理事が「今後このようなことがないようにしたい」と謝罪し、再発防止を約束した。玉木氏も20日の記者会見で「個人情報が出てしまったことは申し訳ない。党全体としても、今後こういうことがないよう気をつけたい」と平謝りに徹した。 原氏は自身のツイッターで、玉木氏の姿勢を「誠意ある謝罪と受け止めた」と強調。ただ「森議員ご本人から私に対し、いまだに謝罪も説明もないことは全く理解できません」とも書き込み、森氏の無責任な対応を批判している。 維新の指摘はこれだけでない。 森氏は10月15日の参院予算委員会で、原氏がWGに絡んで不正を犯したかのように批判し「国家公務員だったら、斡旋(あっせん)利得収賄で刑罰を受ける」と言い放った。森氏は、一部の報道を根拠にしたようだが、原氏は明確に否定している。 維新は申入書で、森氏が「十分な事実関係の調査もなしに根拠のない誹謗(ひぼう)中傷を行い、不正に関与したかのような印象を形成したことは許されるべきではない」と厳しく指摘した。 憲法51条では、国会議員が国会内で語った言葉は国会の外で責任を問われないと規定している。しかし維新は申入書で、51条にかかわらず「誤った報道に安易に依拠した名誉毀損(きそん)など、国会議員による不当な人権侵害は許されるべきではない」と指摘。「こうした国会内でのあるまじき行為は、国民の政治、立法府に対する信頼を著しく失墜させるもので言語道断だ」と断罪もした。 維新は森氏の問題行動を次々と追及しているが、以前から不信感はあったようだ。東氏は「これまでも本会議などで時間を超過して話をしたり、牛歩のようなことをするなど、これまでも目に余る行為があった」と指摘する。 建設的な国会審議を標榜する維新は、審議の遅延を狙う野党の国会戦術を嫌っている。今回は、日頃から国会でたまっていた不満のマグマが森氏の一連の問題で爆発したようだ。 ■質問通告を改革 一方で、維新は問題を森氏の追及のみで終わらせるのでなく、質問通告のあり方そのものも変える取り組みを始めている。 その一環が、質問通告を、質疑時間の前日正午までに終えるという独自のルール設定だ。これまで与野党の申し合わせでは、質問通告は「前々日正午まで」と決めていたが、森氏のケースのように事実上形骸化していた。 前日正午までに質問を通告すれば、官僚が日中に答弁作成に着手でき、「午前さま」などいう長時間残業の緩和にもつながる。国会対応での官僚の「ブラック労働」はかねて指摘された問題だ。維新は今回の独自ルールを「森氏がきっかけだ」(遠藤敬国対委員長)と説明する。 森氏は今のところ維新の追及に反応していないようだ。普段は激しく与党を追及するが、自身の政治姿勢に突きつけられた疑問は素通りするのだろうか。(政治部 中村智隆) Source : 国内 – Yahoo!ニュース
真珠湾攻撃から78年。太平洋戦争が始まったあの日、現地で何が起きていたのか(ハフポスト日本版)
1941年12月7日午前7時55分(日本時間8日午前3時35分)。日本軍による真珠湾攻撃で、アメリカ海軍基地から白煙が立ち上った。(浜田理央 / ハフポスト日本版) 【画像】現存する資料写真 太平洋戦争の開戦の火蓋を切ったあの日から、きょう12月8日で78年目を迎えた。 当時、現地では何が起きていたのか。現存する資料写真とともに振り返る。 最初の攻撃対象とされているのは、真珠湾内にあるフォード島基地や、オアフ島本島のヒッカム飛行場。日本軍の航空部隊が奇襲で爆弾を投下すると、爆発・炎上し、白煙が立ち上った。 その後、太平洋艦隊が誇る「カリフォルニア」「ウェストバージニア」「オクラホマ」そして「アリゾナ」といった戦艦、駆逐艦「ショー」も標的となった。 日本軍機が投下した爆弾や魚雷によって爆撃され、辺りはまたたく間に黒煙に包まれた。犠牲者はアメリカ側の約2400人に対し、日本側は約60人だったという。 真珠湾攻撃に向けて、日本軍は入念な準備をしていた。主要基地である真珠湾を攻撃することで、アメリカ人の戦意を喪失させ、短期決戦を狙っていた。後に真珠湾攻撃で撃墜された日本軍機からは、アメリカ軍の戦艦の配置を示した図も見つかっている。 奇襲により、アメリカ軍の戦艦8隻を撃沈または行動不能とする戦果を挙げた。だが、その後に引き上げられた「ウェストバージニア」を始め、6隻が戦列に復帰。空母3隻はハワイを離れていたため無傷で、決定的なダメージを与えることはできなかった。 開戦通告が遅れて「騙し討ち」となった真珠湾攻撃は、アメリカの士気を高める結果となった。アメリカ政府は「リメンバー・パールハーバー(真珠湾を忘れるな)」とスローガンを掲げ、開戦ムードへと傾いた。 そして真珠湾攻撃の翌日8日。フランクリン・ルーズベルト大統領は日本への宣言布告の署名をし、ここから3年9カ月に及ぶ太平洋戦争に本突入して行った。 浜田理央 / ハフポスト日本版 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
8日 北海道は真冬並み 関東から九州は平年並みに(tenki.jp)
北海道は寒気の影響で、昼頃にかけて雪でふぶく所があり、真冬の寒さが続く。関東から九州にかけては、太平洋側を中心に晴れて、きのうの寒さから脱け出る。 北海道、東北 寒さが続く 西高東低の冬型の気圧配置が続きます。寒気の影響も残るでしょう。北海道と東北の日本海側は、昼頃にかけて雪が降りやすい見込みです。東北の雪の降り方は弱まってきていますが、北海道は昼過ぎにかけて積雪が増えそうです。また、西よりの風が強めに吹きますので、沿岸は波の高い状態が続くでしょう。陸上でも、降る雪や降り積もった雪が、強い風にあおられて吹雪きになることがある見込みです。車でお出かけの方は、道路状況の変化にくれぐれも、ご注意ください。最高気温は、北海道内は、多くの所で0度未満の、真冬日になるでしょう。きのうはプラスの気温になった所でも、きょうは凍てつく寒さが予想されます。東北も、きのうと同じか低いところが多いでしょう。北部では5度未満の所が多くなりそうです。 関東から九州 太平洋側ほど晴れ 日本海側も次第に回復 関東から九州では、大陸の高気圧が移動性になって進んできて、次第に緩やかに覆われてくる見込みです。このため、太平洋側では午前中に雲の広がる所がありますが、午後になるほどよく晴れて、空気の乾燥する所が多いでしょう。また、午前中は関東や九州で霧がかかる所がありますが、こちらも次第に晴れてくるでしょう。日本海側の天気も、ゆっくり回復するでしょう。北陸では、午前中雪や雨、近畿北部では午前中雨が降りますが、午後は晴れ間が戻ってくる見込みです。山陰では昼前から夕方にかけて、局地的に雨が降ることがある見込みです。最高気温は、北陸や長野北部で、きのうと同じくらいですが、多くの所できのうより高くなるでしょう。きのうは10度に届かなかった東京や名古屋、大阪でも、きょうは超えそうです。日なたではホッとできるでしょう。ただ、これで平年並みです。日かげはひんやりとするでしょう。 沖縄、奄美 強風と高波に注意を 沖縄や奄美地方は、高気圧から吹いてくる北または北東の風が強い見込みです。海上は、うねりを伴った波が高い状態が続くでしょう。高気圧の中心から離れるため、晴れ間はありますが、雲が広がりやすい見込みです。日中の最高気温は、きのうは17~18度まで下がって、南国といえども寒いくらいでしたが、きょうは20度前後の所が多いでしょう。ただ、これでも平年より2度くらい低めです。気温は上向きますが、風の寒さを感じる一日になりそうです。 冬ばれの東京から富士山が見えます けさは、青空でスタートした東京から白い雪をまとった富士山が、朝の太陽に輝く様子が見えました。富士山のけさ7時までの最低気温はマイナス14.3度。穏やかそうに見えますが、風速20メートル前後の強風が吹いています。 日本気象協会 本社 高橋 則雄 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
羽生結弦は頂点届かず、4回転5度着氷も ネーサン・チェンV3、GPファイナル【写真特集】(47NEWS)
羽生結弦(はにゅう・ゆづる)にとって、2016年以来の参加となったフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル。GPシリーズ第6戦、NHK杯で2連勝、史上初の5度目の頂点を目指してトリノに臨んだ羽生は、3連覇を目指すネーサン・チェン(米国)に届かず2位に終わった。 羽生はショートプログラム(SP)、フリーはともに2位で、合計291・43点。一方のネーサン・チェンはSP、フリーともに1位で、合計335・30点。自身が持つ世界最高を更新する高得点だった。 SPで点差を付けられていた羽生は、ルッツ、ループ、サルコー、トーループの4回転を演目に入れ、計5度の4回転を着氷した。2連続のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が単発の1回転半になるミスが終盤に出てしまったけれども、氷上でみせた美しい4回転はファンを魅了した。 何より、過去2シーズン、右足首負傷の影響で出場できなかった大舞台で、ここまでのパフォーマンスをみせたことはすばらしかったといえるのではないだろうか。結果だけを見れば点差が開いているものの、ネーサン・チェンという強敵との次の対決を楽しみに思える結果だった。記者会見での羽生の言葉に期待したい。「理想の形ではないけど、今できることはやりきった。(チェンに負けて)めちゃくちゃ悔しいし、今に見ておけと思っている」。公式練習中には4回転半に挑戦している姿もあった。 トリノでの激闘を写真で振り返る。(文中敬称略、構成、共同通信=川崎経大) 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
中小・家族 目配りを 自民畜酪委熊本を視察 畜産農家ら訴え(日本農業新聞)
自民党畜産・酪農対策委員会は7日、2020年度の畜産・酪農対策の決定に向け、九州の酪農・畜産現場へ視察に入った。意見交換で畜産農家は、中小や家族経営も安定的に農業を続けられる環境づくりを要望。ヘルパーの確保や、豚コレラ(CSF)などの防疫強化を求めた。 熊本県JA菊池で開いた意見交換には、井野俊郎同委員会委員長代理、農林・食料戦略調査会の坂本哲志副会長、藤木眞也農水政務官らが出席。JA熊本中央会の宮本隆幸会長は、相次ぐ国際貿易交渉の結果「農家は先が見えず不安になっている。次世代が安心して農業ができる対策をしてもらいたい」と訴えた。 繁殖農家の源義通さん(69)は生産力の維持・向上には「定休型ヘルパーの導入で、農家が休めるようにしなくてはいけない」と指摘。ヘルパー確保につながる支援を求めた。肥育農家の斉藤秀生さん(59)はアジア諸国から日本への観光客の増加で「豚コレラや口蹄(こうてい)疫の侵入リスクが高まっている」と懸念。農家ごとの対策は限界があるとして、国主導の水際対策の強化が「最重要課題」と強調した。同委の宮路拓馬事務局長は北海道、関東、九州での視察内容を踏まえ、11日にも対策をまとめる考えを示した。 8日は鹿児島、宮崎県での現場視察、農家らとの意見交換を予定する。 日本農業新聞 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
早朝出社し資料印刷「大して仕事もしていないから……」 産休後の同僚が言った後ろめたさ、今なら分かる(withnews)
仕事と育児家事に向きあう父親の葛藤を書く「#父親のモヤモヤ」の企画がきっかけになり、1日に東京都内で開かれたシンポジウムにパネリストとして参加しました。内閣府主催で、国内外のメディアなどで働く女性たちが集まるイベントのパネルディスカッション。テーマは「女性記者の活躍と未来」です。私自身は6カ月の育児休業を取得し、仕事と育児家事と向きあうなかで抱いたモヤモヤの正体を探るべく、言語化に挑んでいる最中。「大勢の前で何かをしゃべるなんて……」とお話をいただいたときには一瞬ひるんだのですが、「企画を続けるなかで生まれた縁」ととらえ、ありがたく引き受けることにしました。参加してみると、なぜ、私がいまこのテーマにこだわっているのか、自分自身の思いに改めて気付くきっかけにもなりました。(朝日新聞記者・武田耕太) 【マンガ】「パパはッ、圧倒的に役に立たない」赤ちゃん目線で描く「イクメン」 その真意は…ラストに共感 国内外の女性記者たちと議論 シンポジウムは「女性記者に焦点を当て、各国のメディア業界における女性のさらなる活躍についてともに考える」というものです。 パネルディスカッションのモデレーターは、ジャーナリズム論が専門で、「メディア不信」(岩波新書)「〈オンナ・コドモ〉のジャーナリズム」(岩波書店)などの著書がある林香里・東京大学大学院教授。パネリストはフリージャーナリストの治部れんげさん、NHK国際部記者の久米井彩子さん、シンガポールでストレーツ・タイムズ紙の国際担当論説部長をしているクエック・エン・ラン・オードリーさん、ベトナムでベトナム女性新聞の経済ニュース副部長をしているトゥイ・グエン・トゥーさん、それに私を加えた5人。 冒頭、林さんから、イベント参加する各国の記者らを対象にしたアンケートの結果が紹介されました。「採用時」の男女の違いについて「ある」と答えた人は21%、「ない」と答えた人は76%。一方、入社し、時間を経て「昇進時」の男女の違いについては、「ある」と答えた人が35%、「ない」と答えた人が65%。昇進になると男女差を感じる人が増える様子がうかがえます。 次ページは:「組織への貢献度」で評価されがち 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
豊島名人が竜王奪取 二大タイトル同時保持は史上4人目
将棋の第32期竜王戦七番勝負(読売新聞社主催)の第5局が6、7の両日、島根県津和野町で指され、挑戦者の豊島将之(とよしままさゆき)名人(29)が広瀬章人(あきひと)竜王(32)に勝ち、シリーズ4勝1敗でタイトルを奪取した。豊島名人の竜王獲得は初めて。名人との二大タイトルを同時に手にしたのは史上4人目となる。 豊島名人は愛知県一宮市出身。2007年にプロ入りし、早くから頭角を現した。18年に羽生善治九段(49)を破って初タイトルの棋聖を獲得した。続けて王位を手にし、今年5月に名人を獲得して三冠になった。 7月から9月にかけて王位・棋… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル