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秋元容疑者、視察旅行で高級ブランド品受領か IR汚職
カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職事件で、収賄容疑で再逮捕された衆院議員の秋元司容疑者(48)が、中国企業「500ドットコム」の本社などを訪ねた旅行の際、同社側から数十万円相当の高級ブランド品を受け取っていたことが、関係者への取材でわかった。東京地検特捜部はこれらの品も賄賂に当たるかどうか経緯を調べている模様だ。 秋元議員は2017年12月下旬、広東省・深圳にある「500」社の本社への視察旅行の招待を受け、航空運賃や宿泊費など計約150万円相当を同社に負担させた疑いがもたれている。旅行は2泊3日で、同社が準備したプライベートジェットが使われた。秋元議員は本社で最高経営責任者(CEO)と面会。同省に隣接するマカオのカジノ施設も視察した。 視察旅行には「500」社の副社長を名乗る鄭希容疑者(37)が随行。関係者によると、同社側がマカオで数十万円相当の高級ブランドの靴やバッグを購入し、秋元議員に渡していたという。 特捜部は、同社がIR事業で便宜を図ってもらいたいとの趣旨で賄賂として視察旅行の旅費を負担したとみているが、ブランド品についても同様の趣旨の賄賂と認定できるかどうか調べているとみられる。 関係者によると、旅費について… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
海底「ゆっくりすべり」観測成功 南海トラフ解明に一助
東京大生産技術研究所と海上保安庁は、南海トラフ地震の想定震源域の沖合側で、プレート境界が揺れを伴わずに動く「ゆっくりすべり」と呼ばれる現象を観測したと発表した。沖合の海底下は観測が難しく、実態がよくわかっていなかった。南海トラフ地震の発生メカニズムの解明に役立つ可能性があるという。 論文が16日付の米科学誌サイエンス・アドバンシズに掲載された。 ゆっくりすべりは、断層が緩やかに動き、地震波を出さずにたまったひずみを解放する現象。普段から各地のプレート境界などで観測されており、地震波を伴う通常の地震に及ぼす影響などの研究が進んでいる。 東大の横田裕輔講師(海底情報… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
胃がん再発症状、1分で計測 大阪市大、手術後の断面で
大阪市立大の八代正和准教授(がん分子病態制御学)らの研究チームが、胃がんの手術で切り取った胃の一部を調べ、胃の内側から広がったがん細胞が、外側にある腹膜に一定の距離より近づいていた場合、がんが腹膜で再発する可能性が高いことを突き止めた。顕微鏡で距離を測るのは約1分で済み、結果に応じて手術後の治療が選べるようになると期待される。 研究成果は16日、米科学誌プロスワンに掲載される。研究グループによると、胃がんは国内のがん死亡者数の第3位。手術後に起きるがんの再発の中で、部位別では腹膜が最も多い。腹膜は胃や腸など腹部の臓器の間などにあり、臓器同士がくっつかず、なめらかに動くようにする働きがある。腹膜に再発すると亡くなることも多く、対策が課題だったという。 研究チームは、同大学医学部付属病院で手術を受けた胃がん患者で、がん細胞が胃の断面のうち、腹膜の近くまで届いていた96人を調べた。 がん細胞と腹膜の距離を高性能顕微鏡で測ったところ、距離が0・234ミリ以下だった58人は、他の患者と比べ、5年以内の腹膜への再発リスクが4・86倍に上った。死亡リスクも8・75倍と高かった。 研究にあたった大学院生の栂野(とがの)真吾さんは「がん細胞と腹膜の距離が近い患者に強力な抗がん剤を使うことで、再発を避けられるようになることが期待される」と話した。(鈴木智之) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
胃がん、壁外側に進むと再発8倍 大阪市立大、米科学誌に発表(共同通信)
胃がん切除手術後の腹膜での再発リスクは、がんが胃壁の外側に向かって進行するほど高くなるとの研究結果を、大阪市立大の八代正和研究教授(消化器外科学)らのチームが16日、米科学誌電子版に発表した。胃壁の最も外側までの距離が234マイクロメートル以下(マイクロは100万分の1)まで進むと、再発リスクは8.75倍になるとしている。 高性能顕微鏡を使い1分程度で距離を測定でき、八代研究教授は「短い時は手術後に強力な抗がん剤を投与し、リスクを下げられる可能性がある。今後、臨床研究に進みたい」と話している。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
遠い沖合でプレートのずれ観測 南海トラフ震源域近く(共同通信)
近い将来に起きるとされている南海トラフ巨大地震を巡り、紀伊半島―九州の海岸から数十キロ沖合の海底下でプレート境界が強い揺れを出さずにずれ動く「ゆっくり滑り」が2008~18年に少なくとも4回発生したのを観測したと、東京大と海上保安庁のチームが15日までに発表した。想定される震源域の南側、深さ20キロより浅い地下とみられるが、巨大地震との関係は分かっていない。 ゆっくり滑りは地震計では捉えられないが、地面の動き(地殻変動)に現れるため、陸上に置いたGPS機器などで観測されている。 海保が南海トラフ沿いの海底に機器15台を設置、データを回収し分析した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
深海の泥から古細菌、遠い祖先か 海洋研究開発機構が遺伝子解析(共同通信)
人間を含む動植物のように、核を持つ細胞でできた「真核生物」全ての祖先に近い微生物を深海の泥から見つけたと、海洋研究開発機構の井町寛之主任研究員らのチームが16日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。核のない単純な「古細菌」の一種で、12年かけて培養し、全遺伝情報の解析に成功。真核生物の特徴とされる遺伝子を持つことが分かった。 生物が複雑になっていく最初の一歩に迫る成果。生物は真核生物、古細菌と細菌に大別されるが、真核生物が古細菌から生まれたことが確実になれば、グループ分けが見直される可能性もある。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
留置場まで6時間「食事なし」は違法 東京都に賠償命令
逮捕されてから留置場に入るまでの約6時間、容疑者に食事を与えなかった警視庁の対応の是非が争われた訴訟の判決で、東京高裁は15日、対応が違法と判断して東京都に約1万円の賠償を命じた。近藤昌昭裁判長は「留置前でも食事の機会は最低限保障されるべきだ」と指摘した。 判決によると、容疑者は2018年3月2日午後4時半過ぎに脅迫容疑で八王子署に逮捕された。その後、容疑者の申し出で外部の病院を受診し、午後10時過ぎに留置場に収容されたが、この間夕食をとれなかった。翌3日早朝に苦情を申し立て、同7時ごろに朝食の提供を受けた。容疑者は対応を問題視して15万円の賠償を求めて提訴した。 刑事収容施設法は留置後の容疑者への食事提供を定めており、昨年7月の一審・東京地裁判決は「留置前の食事の提供は義務ではない」と訴えを退けた。だが、高裁判決は「逮捕されても生命・身体の維持に必要な活動を行うことは保障されなければならない」と指摘。留置前でも拘束が長時間に及ぶ場合は本人の希望を確認して提供すべきだったのに、同署がこれを怠ったと結論づけた。 警視庁は「主張が認められなかったことは残念。判決内容を検討して対応を決める」とコメントした。(新屋絵理) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
河井夫妻、議員辞職・離党ともに否定「捜査に全面協力」
参院選で陣営が車上運動員に法定上限を超える報酬を支払った疑いで、事務所や自宅の家宅捜索を受けた河井案里参院議員(自民、広島選挙区)と、夫で前法相の克行衆院議員(自民、広島3区)が15日夜、都内で別々に記者団の取材に応じた。両氏は自民党からの離党や議員辞職を否定した一方、捜査を理由に詳しい説明を避けた。 2人が公の場で取材に応じるのは、昨年10月に克行氏が法相を辞任してから初めて。克行氏は衆院議員宿舎で「大変ご心配、ご迷惑をおかけしたことを深くおわびします」と頭を下げた。そのうえで、「事件として捜査が始まっているので、(詳細について)私から申し上げることは差し控えたい」と語った。離党や議員辞職については「まずは捜査に全面的に協力することが大事だ。そういうようなことは考えていない」と否定した。 案里氏は参院議員宿舎で取材に応じた。離党や議員辞職について「今そのような考えはない」と否定。20日に召集される通常国会に参考人として出席し、事実関係などを説明するか問われたが、「まずは捜査に全面的に協力して事実を洗いざらい解明してほしい」と述べるにとどめた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
疑惑語らず、議員は辞めず 河井夫妻2カ月ぶりに姿
渦中の夫妻は、「捜査に支障を来す」との理由で、疑惑について何ら説明しなかった。公職選挙法違反容疑で関係先が家宅捜索を受けた河井案里参院議員と、夫で前法相の克行衆院議員が、15日夜に東京都内で突然会見を開いた。だが、ともに詳細を語ることを避け続けた。 案里氏の陣営は、昨年7月の参院選で車上運動員に法定上限を超える報酬を支払った疑いが持たれている。克行氏は週刊文春が昨年10月30日にこうした疑惑を報じた直後に法相を辞任。この時、「今後、しっかりと調査をして説明責任を果たしたい」と述べた。だが夫妻は国会を欠席し、公の場での説明を避けてきた。 15日夜、会見のわずか30分ほど前に報道各社へ会見の通知があった。 午後10時、東京都内の衆院議… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル