「この国は将来どうなるのか」。漠然とした不安があった、と夫はいう。「野菜ぐらい自分で作る」。そんな暮らしを始めたかった、と妻はいう。木地師になった若夫婦が、能登半島の過疎の集落に移り住んで5年。人と自然の恵みに助けられ、「生きる力」を着々と蓄えている。 ろくろを回し、刃先を当ててひたすら木を削る。武骨な木の塊が、みるみる美しいお椀(わん)に姿を変えていく。大阪出身の田中俊也さん(33)と、青森出身の千恵美さん(31)は漆器づくりの初期工程を担う木地師の夫婦だ。 10年前、技を学ぶ石川県挽物(ひきもの)轆轤(ろくろ)技術研修所(石川県加賀市)で出会った。人が生きるための道具を木から削りだす。その奥深さに魅入られ、ともに職人となって、ふと気づいた。「この仕事、どこでもできるな」 それなら好きなところで生きて… 【1/15まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
寄港先にドイツ皇帝 軍艦乗務、海軍兵の日記見つかる
1907(明治40)年にアメリカ植民300年祝典に派遣された日本海軍巡洋艦の乗組員の日記が見つかった。寄港先のドイツで皇帝が艦を訪れるなど、日露戦争(1904~05年)後、欧米諸国が日本へ高い関心を持っていたことがうかがわれる内容だ。日記を分析した愛知県豊橋市図書館の岩瀬彰利専門員(56)は「階級が低い1人の兵士の視点で記された貴重な記録だ」と話す。19日まで市中央図書館(同市羽根井町)で展示されている。 日記は愛知県二川村(現・豊橋市)の中川彰氏(1882~1933)が書いたもので、2019年末に親族から市へ寄贈された。表紙は失われていたが、既製品の1907年の日記帳とみられる。親族は外国の地名が出てくるので貴重な内容かもしれないと考え、市の図書館に託した。 岩瀬専門員らが読み進めると、… 【1/15まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「入りたくても勇気がない、ロッカーの鍵の開け方が分からない…」外国人観光客を銭湯に呼び込むには(AbemaTIMES)
プロジェクションマッピングを楽しみながら入浴できたり、クラブイベントの会場として貸し出して帰りにお風呂に入ってもらったりと、生き残りをかけて様々な工夫をする銭湯もある。また、お風呂業界を盛り上げようとしている活動してきたOFR48のメンバー・さとみんは「活動を初めて8年目になる。元々はスーパー銭湯がメインだったが、これからは銭湯さんも盛り上げていかなければいけないという気持ちが強くなり、今は銭湯の皆さんの応援をしている」と話す。 さらに、“銭湯アイドル”の湯島ちょこはファンと銭湯をはしごするオフ会を定期的に開催。「お金もないし人手もないといった銭湯ももちろんすごくあって、静かに営業の幕を下ろすという現状が実際にはある」と話す湯島は、その良さを知ってもらいたいと、銭湯を舞台にしたドラマや映画などにも出演してきた。 高円寺(東京・杉並区)の「小杉湯」で経営に携わる小杉湯チーフストーリーテラーの菅原理之氏は「かつては自宅に風呂がなく、衛生のため公衆浴場という存在だったが、最近ではカラオケや飲み会に行く、それこそ500円くらいで2時間くらい友だちと話ができるので、スタバに行く代わりに銭湯に行くという若い子も出てきている。高円寺もそうだが、住宅街にはまだまだ銭湯は残っていて、実は都内にはマクドナルドとモスバーガーを合わせたくらいの軒数がある」と話す。 広告業界から銭湯業界に転身した菅原氏。小杉湯では様々な新たな取組を進めているが、「行政としても、この状況で銭湯を増やすのか、というところがあり、新しい公衆浴場業の免許はなかなか下りない。30代、40代の3代目、4代目が増えてきているが、特に都内での新規参入は難しいし、銭湯を経営するよりもマンションにしてしまった方が収入が安定する場合もある」と切実な状況を訴えた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
最新型カスタムカーの祭典 始まる 東京オートサロンは幕張メッセで12日まで(チバテレ)
こだわりが詰まったカスタムカーが一堂に会する「東京オートサロン」がことしも幕張メッセで始まりました。38回目の開催となる東京オートサロンには、趣向を凝らした最新のカスタムカー約800台や部品などの関連製品が集められています。 1人でアウトドアを楽しむ「ソロキャンプ」という言葉が出るなどアウトドアのすそ野が広がっている背景からか、軽自動車の屋根にテントを設置することで気軽にキャンプを楽しめる車や、内装に天然木をふんだんに使って充実の車中泊を提案する車などが見られました。 また、内装に重厚感あふれるスピーカーを設置した最新型のスーパーカーなどもあり、ことしも初日から大勢の自動車ファンでにぎわっています。 東京オートサロンは、12日まで開催され、30万人以上が訪れる見込みだということです。 来場者は…「ホイールだったりエアロ(パーツ)だったり、あと中のカスタムも結構好きですね」「あれ、あの青いやつ(が好き)」「車も見られるし、買い物もできるし、こういう機会が車好きにとってあるのは、1年に一回のイベントなのですごい良いなって思っている」 チバテレ(千葉テレビ放送) 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
冬らしくない! 太平洋側で度々雨 東京の遅れる初氷(tenki.jp)
この先も冬型の気圧配置は続かず、天気は周期変化に。日本海側の雪は少なく、太平洋側でも度々雨が降るでしょう。東京の初氷は未だ観測がなく、平年よりかなり遅くなっています。 冬らしくない! 寒中ですが、冬らしくない天気の日が多くなっています。例年の冬といえば、冬型の気圧配置が続き、寒気が流れ込んで、日本海側は雪、太平洋側は乾燥した冬晴れが続くことが多くなります。 今冬は冬型の気圧配置が長続きせず、寒気の流れ込みも一時的で、寒中に入っても同じような状況が続いています。日本列島に寒気が居座らず、本州付近を低気圧が度々通過。日本海側は雪ではなく雨の日もあり、太平洋側の天気は冬晴れが続かず、周期変化となっています。 この先も冬型の気圧配置続かず この先1週間も日本付近を低気圧が度々通るでしょう。12日(日)は九州から北陸は雨が降り、特に北陸周辺では発達した雨雲がかかりそうです。関東でも沿岸部を中心に所々で雨が降るでしょう。東北や北海道は曇り空となりそうです。13日(成人の日)は一時的に冬型の気圧配置で、日本海側で雪や雨が降り、太平洋側で晴れるでしょう。 その後も天気は短い周期で変わります。14日(火)は太平洋側は雨マークのない所でもあちらこちらで雨、17日(金)は太平洋側で広く雨になるでしょう。一方、例年、この時期は雪マークがずらりと並ぶ札幌は曇り空の日が多い予想です。 東京の初氷 最晩? 東京では今シーズン、まだ初氷の観測がありません。平年は12月17日で、すでに平年よりかなり遅くなっています。統計開始以来、これまでで最も遅い観測は1月13日です。東京の予想最低気温は12日(日)、13日(成人の日)も3度。今年は最晩の記録を更新する可能性があります。 日本気象協会 本社 吉田 友海 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
ボートレース前夜に不正相談か 元選手ら、枠決定後(共同通信)
昨年7月に大津市であったボートレースで順位操作の見返りに現金を受け取ったとして、名古屋地検特捜部に逮捕された元ボートレーサー西川昌希容疑者(29)=東京都練馬区=がレース前夜、出走枠が決まった後にスマートフォンを使い、親族の会社員増川遵容疑者(53)=津市=とやりとりしたとみられることが11日、分かった。 琵琶湖モーターボート競走場で昨年7月2日に行われた二つのレースで、西川容疑者はそれぞれ内側から2番目、1番目の出走枠で出場した。コースは周回で、枠が内側であるほど有利とされるが、西川容疑者はそれぞれ4着と2着だった。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
“目立つ都知事” “置き去りの都民” 10年で知事4人、「回転ドア都政」は何をもたらしたか?(THE PAGE)
2020年が始まった。東京都にとっては五輪・パラリンピックが開催される年であるとともに、「五輪後」の都政のかじ取りを担う都知事選が行われる年でもある。選挙での注目点はどこなのか。元都庁職員で、行政学者の佐々木信夫・中央大名誉教授に過去10年の都政を振り返りながら、解説してもらった。************* どうも首都の政治がおかしい。都知事が「回転ドア」のように変わる。この10年で知事が4人。それまで都知事は3期12年務めることが多く、任期も安定し、4年に一度巡ってくる都知事選は統一地方選の花形だった。 だが、2012年10月に石原慎太郎氏が4期目途中で国政復帰のため辞任すると、後継の猪瀬直樹氏が1年、舛添要一氏が2年4か月で辞任、そして小池百合子氏へ……。この10年の都政は、都民ファーストどころか、選挙・都知事ファーストの様相が強く、一言でいうなら“政局あって都政なし”。“目立つ都知事”“置き去りにされた都民”と言ってもよい。小池氏は7月30日に一期目の任期満了を迎えそうだが、一寸先は闇、何が起こるか分からない。都政はどうなっていくのだろうか。 都政停滞も「東京2020」が隠れ蓑(みの)に あたかも都知事の「リレー競技」でも見ているかのようだった2010年代が終わり、7月5日には都知事選がある。小池氏はメディア向けの派手なパフォーマンスが先行した。豊洲市場の移転延期を打ち出したかと思えば、今度は「築地の再活用だ!」「国際会議場だ!」と思い付きのような施策を打ち出す。そんなドタバタ都政に翻弄されたのは誰か。言わずもがな都民である。 そうした混乱の間に、東京はニューヨーク、ロンドン、パリと並び称された世界都市の輝きを失い、極東アジアの一地方都市になってしまった感がある。内にあってはヒトが老い、インフラが老い、大地震や集中豪雨の災害危険度が高まっている。東京五輪・パラリンピックの準備が話題の中心となり、都政の内部過程、知事のハンドリングの拙(つたな)さや都政の停滞は陰に隠れてしまっているが、ポスト五輪の都政はそうはいかない。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
宣告された「がん」を子供にどう伝えるべきか…闘病しながらの子育てを支援する「キャンサーペアレンツ」(FNN.jpプライムオンライン)
親が「がん患者」の子供たちに向けた講習会 日本人の2人に1人がなると言われているがん。毎年、約5万6000人の親が、子育ての最中にがんと宣告されていると推定される。 【画像】がんの母親に娘が送ったメッセージ 子供とどう向き合うのか悩む人たち…それを支える取り組みもいま広がっている。小さな子どもを育てながら、がんと闘っている人たちについて取材した。 スタッフ:この人形に点滴しよう 男の子:点滴って何? スタッフ:点滴ちゃんと入れてあげてください 人形に点滴を打つ子どもたち。指導しているのは、実際に病院で働いているスタッフだ。はじめて触る器具に真剣な表情。実は彼らにはある共通点がある。それは親が「がん患者」だということだ。 スタッフ:お母さんとかお父さんがしんどそうにしているの分かる? 男の子:みたことある スタッフ:お母さんどんな風にしんどそうにしてた? 男の子:ソファでしんどそうな顔していた 大阪市にある淀川キリスト教病院。この病院で親ががんと闘う子供たちに、がんについて正しく知ってもらうためのプログラムを4日間にわたって開催された。 医師:薬のせいで吐き気がする気持ち悪い時がある。太ってしまうことがあったり、やせてしまうこともある。それから脱毛って言って髪の毛が抜けちゃうときもある 医師が、がんとはどんな病気なのか、治療中にはどんな症状が出るのか、丁寧に教えていく。 「闘病・育児・仕事」を同時に抱えるがん患者も 1児の母(40代):親ががんにかかるということで、この子にも不安を与えているでしょうし、親に言えないこともあるし、対処法というか正しい知識をもっていることで、この子の将来の助けになってくれればなと思って。 ――病気を聞いてどう思った? 息子(8):大変だなって思う 10歳と8歳の2人の子供を育てる41歳の女性。2年前に胃がんだと告げられた。 胃がんと闘病する女性(41):信じられない感じでしたね、自分が…という感じ子供のことを考えるとこの先どうしようかなて不安だらけだったんですけど、前向きにやっていこうと。こどもと夫と一緒に日常生活を大事にしたいなって思いました ――がんって聞いてビックリしなかった? 女性の長女(10):びっくりするよりガンって何?みたいな 国立がん研究センターによると、毎年18歳未満のこどもを持つ親の約5万6000人が、がんと宣告されていると推定され、こどもの平均年齢は「11.2歳」。 そのため、闘病・育児・仕事と同時に抱える人もいる。 主治医:こないだおなか痛くてこられたんですか?どうですかそれからは? 胃がんと闘病する女性(41):薬だしてもらってからは落ち着きました 抗がん剤治療を続ける女性。痛みがひどく 隠し切れない時もあるため、子供たちにもがんだということを告げた。 胃がんを患う女性(41):ママはこういう持病というか、こういう感じだからって思ってくれたらいいかなって思っていて。子どもたちは子どもたちの世界を大事にしてほしいので、ママがこんなんだからとか思わずやりたいことをやってほしいと思う。 子供に伝えたうえで、これからどうすべきか考える人がいる一方、子供に告知すべきどうかを悩む人も多くいる。 次ページは:患者の約3割が「子供に告知せず」…親の思い 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
保護者が行事に熱い栃木? 「仕事休めて」参加率10割
保護者の参加率100%――。栃木県足利市立東山小学校の恒例行事「なかよしジャンボリー」は保護者総がかりだ。共働き世帯も増えているが、ほぼ100%の参加率を保っている。 市街地にある東山小は助戸小と相生小が統廃合して新設された。2004年に始まったジャンボリーは保護者同士の交流を深めることが目的の一つだった。PTAと学校が運営する。 毎年10月末、校内にはおにぎりやみそ汁、ゲームの出店が並ぶ。ポップや飾り付けも全て手作り。午前中は子どもたちがゲームブースを開き、午後は「らいでん横丁」と称して保護者が店を開く。楽しみにする地域住民も多い。今年も在校生の3倍弱の約700人の来場があった。 「事前準備、当日のいずれか1日に出てもらえばOK」。PTAの源田俊道会長(44)は、家庭の事情に合わせて負担をシェアすることで参加率を保っていると説明する。任意団体のPTAだが、同小は加入率も100%。「職場も子どもの行事といえば、休みを許す土壌があるのでは」 98・3%。栃木県は小学校保護者の行事参加率が全国1位。理由について県内の市町教委は「地域全体で子育てする意識が強いからでは」と口をそろえる。 とはいえ、県内の学校を回ると、保護者や地域住民が関わる行事がとにかく多い。「PTA委員に誘われると断れない」「保護者負担が多い」「自分だけ休めない」という愚痴も。ただ実際に子どもの頑張る姿に触れて「やりがいを感じた」と参加に肯定的になる人も多いという。 5年前に始まった栃木第三小(… 【1/15まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
横浜の乗り放題敬老パス、負担増はやむなし 分科会答申
70歳以上の市民が一定額を支払うと、バスや市営地下鉄などが乗り放題になる横浜市の「敬老パス」制度の見直しを検討してきた市社会福祉審議会の専門分科会が10日、林文子市長に答申を提出した。 交付数が制度設立当初の5倍を超え、今後も高齢者が増加する中でどう制度を維持するかが課題となっていたが、答申では対象者について「現状の70歳以上を維持」とし、所得制限も「高齢者の社会参加の支援という制度の目的に照らすと適当でない」とした。 一方で、交通事業者の負担が増大するため「利用者負担、市費負担の引き上げはやむを得ない」とした。また、利用実績を把握するため、IC化を「最重要事項」だとした。 今後、市は市議会に報告し、早ければ2021年度から制度を改める。(木下こゆる) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル