19日まで開催されたパリ・メンズコレクションのショーで、日本のコムデギャルソンが黒人が多用している髪形「コーンロウ」のかつらを白人モデルに着用させたことに、ネット上などで「差別的だ」などの声があがった。コムデギャルソンは「誰かを傷つけることを意図したものではない」などと釈明し、謝罪した。 17日にパリ市内であったコムデギャルソンのショーには黒人モデルも参加。ランウェーを歩いた白人モデルも含めて髪形は全てドレッドやコーンロウで、白人モデルたちはかつらを着用していた。 これに対してファッション業界を批評するインスタグラムアカウント「ダイエット・プラダ」は「日本のアバンギャルドブランドは後退したようだ」などと投稿。ツイッターなどでも批判と擁護のコメントがそれぞれ投稿され議論になっている。 騒動を受け、コムデギャルソンインターナショナルのエイドリアン・ジョフィーCEOは「今回のショーの髪形はエジプトの王子からインスピレーションを得たものであり、誰かを傷つける意図などは全くなかった。不快に感じた人に対しては深くおわびする」とコメントした。(パリ=後藤洋平) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
永瀬二冠が準決勝に進出 将棋朝日杯、4強が出そろう
第13回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の本戦が20日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、永瀬拓矢二冠(27)が1、2回戦を勝って準決勝に進み、ベスト4が出そろった。準決勝と決勝は2月11日に東京・有楽町朝日ホールで行われ、準決勝で永瀬は阿久津主税八段(37)と、3連覇を狙う藤井聡太七段(17)は千田翔太七段(25)と対戦する。 本戦は予選を勝ち抜いた8人とシード8人の計16人がトーナメントで戦う。この日の1回戦で、永瀬は糸谷哲郎八段(31)に、山崎隆之八段(38)は現在最も多いタイトルを保持する渡辺明三冠(35)に勝った。その後の2回戦で永瀬が山崎を破った。 棋譜は朝日新聞デジタル(https://www.asahi.com/shougi/)から見られる(有料会員が対象)。(村上耕司) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
和歌山市の断水騒ぎ、なぜ起きた? 水道管老朽化、対応遅れる自治体(産経新聞)
漏水していた水道管の修繕工事に伴い、市全体の5分の1を対象とする大規模断水を予定していた和歌山市が20日、断水しなくても修繕が可能なことが判明したとして、急遽断水を中止した。なぜこんな騒ぎが発生したのか。背景にあるのは、水道管の老朽化と、それに対応しきれない自治体の厳しい財政状況。同様の課題は全国各地で抱えている。 「市民に多大な迷惑をかけ、申し訳ありませんでした」。20日午前、市役所で会見した尾花正啓市長は深々と頭を下げた。 市によると、8日にJR和歌山駅東側の国道24号の交差点地下にある水道管で漏水が判明。昭和37年に埋設された大量の水を供給する基幹水道管(直径約80センチ)からの漏水が想定され、断水せずに修繕すれば1カ月以上かかる可能性もあるとして、市は16日、市全体の5分の1にあたる約3万5千世帯(約8万人)を対象に19日午後10時から22日午後10時にかけ断水すると発表した。 実施わずか3日前の発表を受け、市民らは飲料水を買い求めスーパーなどに殺到。飲食店や宿泊施設も相次ぎ休業を決めるなど混乱が広がった。 ただ、具体的な漏水場所は工事当日まで不明のまま。「掘り起こしてみないと分からない」(担当者)状態で現場の掘削を始めたところ、基幹水道管ではなく、枝分かれした細い管(直径約15センチ)での漏水が判明した。市は断水せずに細い管の修繕を進め、翌20日未明に完了した。 市によると、市内の水道管の総延長は約1500キロで、大半が昭和30~40年代に施工を終えている。一方、水道管の法定耐用年数は約40年。これを超えた水道管は全体の約17%にあたる約250キロに及んでいるという。 ただ、市では水道管に水を供給する浄水・配水施設も老朽化しており、予算などの制約上、施設建て替え事業を優先。今年度から当面4カ年の計画で、年約10億円の事業費で水道管の更新を始めたばかりだった。 混乱を受け、市民からは批判の声が上がった。 「告知が遅すぎて高齢者に十分な準備ができないことは明白」と憤ったのは断水が予定された連合自治会長の男性(86)。小学4年と3歳の子供がいる主婦(40)も「古い水道管が危ないことは昔から分かっていたはずだ。計画的に更新しなかったのは市の怠慢」と話した。 市によると、断水の苦情や問い合わせなどの件数は19日現在で約2100件。市は今後、断水する場合の広報のあり方などを検証するとしている。 ■「どこでも起きうる問題」耐用年数超え水道管は全国で15%超 水道管の老朽化が引き起こす問題は、和歌山市のみならず各地で浮上している。全国で法定耐用年数の40年を超えた水道管は15%以上を占めており、専門家は「どこでも起きうる問題だ」と警鐘を鳴らしている。 厚生労働省によると、全国に張り巡らされた水道管約71万キロの多くは昭和50年前後の高度経済成長期までに敷設。当時から更新されていないものも多く、平成29年度時点で16・3%が法定耐用年数を超えている。 一方で老朽化した水道管の事故は近年相次いでいる。 水道に詳しいジャーナリストの橋本淳司さんは、水道管が更新されない背景に、自治体の厳しい財政状況があると分析。人口減少で税収が減る上、一人一人の節水に対する意識の高まりから、料金収入も減少傾向にあるという。 橋本さんは「耐用年数を超えた水道管全てをただちに更新することは難しい。人口減少社会をふまえ、需要の多い水道管を選別した更新計画が必要だ」と指摘する。 和歌山市では、断水を告知した当初、住民から「断水をやめてほしい」という声が上がる一方、「水道管の老朽化の対策が必要ではないか」と工事を望む意見も出ていた。橋本さんは「それぞれの自治体ごとに水道管に関する情報を開示し、住民らの合意形成を図っていく必要もある」と話している。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
伊方3号機、検査で燃料落下信号 トラブル続き、四国電力が謝罪(共同通信)
四国電力は20日、定期検査中の伊方原発3号機(愛媛県伊方町)で、使用済み核燃料プール内の燃料をクレーンで移動させていた際、燃料の落下を示す信号が発信されたと発表した。実際に落下はなく、点検装置に正しく挿入されなかったためとみられる。外部への放射能漏れはないとしている。 四国電によると、手動でクレーンを操作し、燃料をつり上げて点検装置に挿入しようとしたが、装置の枠に乗り上げた。クレーンに伝わる荷重が急に減少したため、20日午後2時20分ごろに落下信号が発信されたとみられる。四国電は「トラブルが続き申し訳ない。気を引き締めたい」としている。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
国民、合流協議継続の方針 推進派は立民との早期合意要求(共同通信)
国民民主党は20日、立憲民主党との合流構想を巡り、両院議員総会を党本部で開き、協議を継続する方針で一致した。玉木雄一郎代表は冒頭「政策、理念の擦り合わせは不可欠だ。協議を打ち切るつもりはない」と述べた。立民はこれ以上、国民との協議には応じない方針だ。国民の合流推進派は総会で、立民と早期に基本合意するとの議決を要求。参院などの慎重派との間で議論が紛糾した。 衆院の中堅・若手を中心とした合流推進派は「速やかに党首会談を開き、合流について基本合意を行う」との内容の決議案を提出したが、議題として扱われなかった。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
国民民主、合流合意の決議は過半数得られず(共同通信)
1/20(月) 22:09配信 国民民主党両院議員総会で、一部議員が立憲民主党と合流について基本合意するとの決議を求めたが、過半数の賛同を得られず採決に至らなかった。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
現時点での合流決定は否定と玉木氏(共同通信)
1/20(月) 22:07配信 国民民主党の玉木雄一郎代表は20日、両院議員総会後に記者会見し「現時点で合流を決定することは党の意思として否定された。これまでの方針通り、粘り強く交渉したい」と述べた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
茨城・取手の「小堀の渡し」 30年ぶり新船就航(産経新聞)
利根川下流域で唯一の観光渡し船である茨城県取手市の「小堀(おおほり)の渡し」で、約30年ぶりに新船が就航することが決まり、市が20日発表した。3月1日に就航式を開き、この日に限って新旧の船の同時運航を行う。106年前に運航が始まり、往年の水戸街道「取手の渡し」の風情を受け継いできた渡し船が、令和の時代に新たな歴史を刻むことになる。 かつて利根川は水害が絶えず、明治から大正にかけて改修工事が行われて現在の地形になった。工事の結果、小堀地区は利根川によって現在の取手市中心部と分断されることになり、交通の不便を感じた地域住民が大正3年に渡し船を出したのが「小堀の渡し」の始まりだ。 昭和42年に旧取手町営となり、平成11年に取手市営循環バスが運行を開始するまで、通勤、通学や日常生活の足として利用された。13年には観光船として生まれ変わり、希少な渡し船として年約3千人の観光客を集めている。 新船は全長約10メートル、12人乗りで、船名は旧船を引き継ぎ「とりで」と決めた。車いす4台が介助者と一緒に乗ることができるほか、自転車も12台まで載せることが可能だ。風を感じることができる「フライングデッキ」なども整備される。 船体のデザインは、市の鳥・カワセミが水面に映ったときの輝きをイメージしており、市内にキャンパスがある東京芸術大の日比野克彦・美術学部長が担当した。シンボルデザインも制作し、船頭の法被などに使うことにしている。 取手市の増田義男建設部長は「観光客に親しんでもらい取手の風情を知ってほしい。災害時にも物資や人員の輸送で役に立つはずだ」と話している。(篠崎理) 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
相模原殺傷 友人に「障害者殺す」被告、事件の5カ月前 第6回公判(産経新聞)
相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で平成28年、入所者45人が殺傷された事件で、殺人罪などに問われた元職員、植松聖(さとし)被告(30)の裁判員裁判の第6回公判が20日、横浜地裁(青沼潔裁判長)で開かれた。当日は弁護側の証拠調べが行われ、植松被告の元同級生や、知人らの供述調書などが読み上げられた。 これまでのスーツ姿から一転して、植松被告は、青いスエットに黒っぽいズボンを着用して入廷。自傷防止用の白い手袋は外し、初公判で噛み付いたとされる右手の小指は包帯でぐるぐる巻きにされていた。青沼裁判長は「第1回公判期日のように、法廷の秩序を乱さないよう」などと、植松被告に注意した。 元同級生らの調書によると、幼稚園から高校までの植松被告は、「陽気で明るい性格」「まじめ」「根は純粋な人」という印象だったという。小学校のときには知的障害のある子供が身近にいたが、差別的な言動をすることはなかった。 変化が見られるようになるのは、大学進学後。調書で元同級生の1人は「(植松被告は)21歳ごろには脱法ハーブを吸うようになった」と証言し、別の一人も「大学3、4年ごろに脱法ハーブに手を出した。26年ごろに大麻を吸うようになった」などと振り返った。 その時期から、植松被告は髪を染め、背中に入れ墨を彫るようにもなった。入れ墨の写真をみた高校時代に交際していた女性が「教師になるんじゃないの?」と心配すると、「ばれないようにする」と返したという。 やまゆり園に就職した当初の植松被告は「年収300万は安い」などと不満をこぼすことはあったが、「障害者はかわいいし、仕事は面白い」と前向きな姿勢を示していたという。障害者へ敵意をむき出しにする言動が聞かれた時期は、複数の調書で28年2月ごろに集中していた。 そのころ、植松被告は元同級生らに対し、無料通話アプリの「LINE」や電話で「相談したい」などと切り出すと、「人の形はしているが、彼ら(障害者)は人間ではない。抹殺すべきだ」「俺は障害者施設で働いているから、政府のために殺せる」などと、一方的な自論を展開した。 さらに、「安倍(晋三)総理に手紙を出そうと思うが、(自分の)字が汚いから」と代筆を依頼したり、「一緒にやら(殺さ)ないか」などと、周囲を引き込もうとすることもあった。驚いた元同級生らは、次第に距離を置くようになったという。 植松被告は同年2月下旬~3月上旬まで措置入院しているが、退院後も過激な思想は変わることはなかった。 友人の一人は、事件前々日の7月24日、仲間とともに植松被告と会っていた。一緒にボウリングやムエタイジムへ行ったというが、この際はおかしな言動はみられず、「もう危ない考えは捨てて、昔のような『さとくん』(植松被告の愛称)に戻ったと思った」と振り返った。弁護側は、元同級生が「幼なじみの『さとくん』が重大な事件を起こし、その現実を受け入れられていない」などと、心境を吐露する調書も朗読した。 これまでの公判では表情に大きな変化のなかった植松被告だが、この日は苦笑いを浮かべる一幕もあった。高校時代に交際していた女性は、大学進学後に植松被告から電話で「もう一度、ピュアな恋がしたい」と相談を受けたという。弁護側がこの点について朗読を進めると、植松被告は気恥ずかしそうに「いやいや…」とはっきりと聞こえるほどの声をあげて頭を振りはじめ、傍らの刑務官らは一瞬、表情をこわばらせていた。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
カッターナイフ突きつけた教諭を停職6カ月 千葉市教委
千葉市花見川区の市立中学校の男性教諭(29)が、刃の出たカッターナイフを男子生徒2人に突きつけた問題で、市教育委員会は20日、この男性教諭を停職6カ月、男性校長(58)を減給1カ月(10分の1)のいずれも懲戒処分とし、発表した。 市教委によると、教諭は1月8日、1年生の教室の窓枠に「令和 元年度」と鋭利なもので傷つけたとみられる落書きがあったことを指導する際、学級のラジオカセットレコーダーの修理に使っていたカッターナイフの刃を6~7センチ出した状態で生徒の首近くに向けた。その後、手で回しながら、別の生徒に近づいて刃を向けて話を続けた。 教諭はカッターナイフを向けたことについて「危険な物は使い方を間違ってはいけないと教えるためで、インパクトの強い物を持って真剣に考えてもらわなければいけないと考えた」と話しているという。 磯野和美(かずよし)・市教育長は「恐怖を与える行為は絶対にあってはならないことで誠に残念。おわび申し上げます」とコメントした。(寺崎省子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル