富山市の駐在所で昨年1月、警察官を襲って拳銃を奪おうとしたとして、強盗殺人未遂などの罪に問われた元富山大学生の前田将輝被告(23)に対する裁判員裁判の判決が20日、富山地裁であった。大村泰平裁判長は、自殺のために拳銃を奪おうとしたことを「身勝手な動機による犯行」と述べ、懲役14年(求刑懲役20年)を言い渡した。 判決によると、前田被告は昨年1月24日午後3時ごろ、富山西署池多駐在所で拳銃を奪おうとして、男性巡査部長(31)の頭をハンマーで殴り、首を小刀で突き刺すなどして殺害しようとし、約2週間のけがを負わせるなどした。 判決は、被告が交際相手から別れを告げられたことなどから自殺願望を抱き、事前に凶器を準備するなどの一定程度の計画性があったと指摘。「犯行の危険性の高さからは生命を軽視する姿勢がうかがわれる」としたうえで、巡査部長のけがが重篤でない点や被告が反省している点などを量刑で考慮したとした。(田添聖史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
84歳も「えいっ!」と冷水に 山口・防府で大寒みそぎ
大寒の20日朝、山口県防府市の春日神社で「大寒みそぎ」があった。気温5・6度の境内で、11~84歳の男女99人が冷水につかり、無病息災を祈った。 参加者は境内を走り回って体を温めた後、「えいっ!」のかけ声とともに井戸水をためた水槽(縦4メートル、横2メートル、深さ0・8メートル)に入り、約1分間手を合わせた。みそぎ後はたき火やおかゆで体を温めた。 1978年の1回目から参加し続けているという地元の山縣稔さん(81)は「みそぎをしないと新年が始まらない。すっきりした」。みそぎは21、22日も朝夕2回ずつある。(礒部修作) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ベスト4最後の一人は?永瀬拓矢二冠 対 山崎隆之八段 現在対局中/将棋・朝日杯本戦(AbemaTIMES)
朝日杯将棋オープン戦本戦の2回戦が1月20日に行われ、永瀬拓矢二冠(27)と山崎隆之八段(38)が午後7時から対局中だ。勝者はベスト4入りが決まる。 【中継映像】ベスト4入りをかけた対局 永瀬二冠は、早指し巧者の糸谷哲郎八段(31)、山崎八段は今年度の勝率8割超の渡辺明三冠(35)を同日にそれぞれ破って2回戦に進出。ベスト4最後のいすがかかる対局に臨んでいる。 準決勝の組み合わせは、本局の勝者と阿久津主税八段(37)、別ブロックでは千田翔太七段(25)と3連覇がかかる藤井聡太七段(17)となっている。 対局の持ち時間は各40分で、先手は永瀬二冠。出だしは角換わりになった。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
領土・主権展示館を報道向けに公開 最新技術も導入(産経新聞)
政府は20日、東京・霞が関の民間ビルに拡張移転した「領土・主権展示館」を21日の開館前に報道関係者に公開した。扱いが小さかった北方領土について、「日本固有の領土」と明記し、17世紀以降の領土確定の経緯や旧ソ連時代を含む日露交渉の経過をパネルにまとめるなど充実させた。 館内は北方領土と竹島(島根県隠岐の島町)、尖閣諸島(沖縄県石垣市)の展示エリアに分けられ、最新技術も導入。一部の日本語の説明を専用タブレットで英文表示できるようにしたほか、旧ソ連軍による北方領土への侵攻・不法占拠の経過をプロジェクションマッピングで映像化した。 パネルには竹島や尖閣諸島をめぐる日本政府の見解に加え、中韓両国の主張とその反論も併記。「最後に-考えてみよう」と題したパネルでは、証拠資料の信頼性や解釈の正確性などに留意し、日本と他国の主張のどちらが正しいか考えるよう促している。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
甲状腺検査の受診率が低下、福島 データ信頼性に懸念(共同通信)
東京電力福島第1原発事故の健康影響を調べる福島県の「県民健康調査」検討委員会の評価部会が20日、福島市で開かれ、県内全ての子どもを対象とする甲状腺検査の受診率が低下していると報告された。事故が発生した2011年に始まった1巡目の先行検査では80%を超えていたが、16年から実施した3巡目では64.7%まで減少した。 部会長の鈴木元・国際医療福祉大クリニック院長は「(検査で得た)データの信頼性が低下する」と懸念を示した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
元カープ北別府さん白血病 テレビ番組で公表、治療に専念へ(中国新聞デジタル)
広島東洋カープの元エースで球団最多の通算213勝を挙げた、野球解説者の北別府学氏(62)が20日、「成人T細胞白血病」と診断されたことを公表した。同日夕方に出演したテレビ番組で「2年ほど前に診断され、昨年11月くらいから数値が悪化した。これから抗がん剤治療に専念し、元気に帰ってきたい」と明かした。 1976年に宮崎・都城農高からドラフト1位で広島に入団し、78年から11年連続2桁勝利。V5の86年はリーグMVP、3度の最高勝率や各2度の最多勝と沢村賞などに輝き、カープが「投手王国」と呼ばれる一時代を築いた。 中国新聞社 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
大阪観光大の助成金、全額不交付 東京福祉大も、19年度分(共同通信)
私学助成の交付業務を担う日本私立学校振興・共済事業団は20日、学校法人明浄学院が運営する大阪観光大への2019年度の私学助成金を全額不交付にすると決定した。大阪地検特捜部が昨年12月、同法人の土地売買に関する手付金21億円の業務上横領罪で元理事長らを起訴したことを受けた措置。 千人以上の留学生が所在不明になっているとして、文部科学省が昨年6月に新規受け入れを当面見合わせるよう指導した東京福祉大についても、同短大部と合わせて全額不交付とした。元理事長が学校法人の運営に関わらないとしながら、実際には関与していた事実が新たに判明したことも踏まえたとしている。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
原告女性「苦しみは今も終わらず」 仙台高裁で強制不妊訴訟の2審初弁論(産経新聞)
旧優生保護法下で知的障害を理由に不妊手術を強制されたとして、宮城県内の60代、70代の女性2人が国に損害賠償を求めた訴訟の控訴審第1回口頭弁論が20日、仙台高裁(山本剛史裁判長)であった。原告側は「被害実態に即した適正な判断を求めたい」と訴えた。 昨年5月の1審仙台地裁判決では「個人の尊厳を踏みにじった」として、幸福追求権を定めた憲法13条に違反すると認定。一方で、不妊手術から20年以上が経過しており、損害賠償請求権が消滅する除斥期間を適用して原告の訴えを棄却した。 原告側はこの日、「手術の違法性を認識できたのは国に謝罪と補償を求めた日弁連の意見書が公表された平成29年であり、損害賠償請求権は存続している」などと主張。70代の原告女性は意見陳述で「16歳で何も知らされず手術を受けさせられた。国の違法行為を認識したときにはすでに20年以上経っていた。地裁判決は到底承服できない。苦しみは今も終わらず、さらに深くなっている」と述べた。 口頭弁論終了後、仙台市内で会見を開いた原告団の新里宏二弁護士は「法的な論点は多くあるが、目の前の被害をどうするのかということを問いたい」などとして、控訴審でも国と争う姿勢を示した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
目を疑った現場、すぐ撮った 除染廃棄物は川へ流れた?
フレコンバッグ流出の現場で 全身が泥まみれだった。耳や鼻の穴、髪の付け根やわきの下にまで泥が入り込んでいた。 昨年10月12日夜、大型の台風19号は、福島県にも大きな被害をもたらした。翌朝、同県南相馬市で起きた土砂崩れの現場に向かった。山の斜面が激しく崩れ、集落が土砂にのみ込まれていた。 少し高いところから写真を撮ろうと、緩やかな崖を登った。と、その瞬間、背後の沢から水が噴き出し、足元が崩れた。土砂に巻き込まれ、数メートル転がった。 四つんばいになって土砂から抜けだし、草むらで仰向けに寝転がった。両手で全身を触ってみたが、幸いケガはなさそうだった。 問題はカメラだった。左肩にかけていた一眼レフが、泥で使用不能になっていた。カメラがなければ、災害取材は難しい。「こんな大事なときに……」と落胆した。 拡大する土砂崩れに巻き込まれ、泥だらけになった一眼レフカメラ=昨年10月13日、福島県南相馬市、三浦英之撮影 その時だった。同僚から「田村市にある仮置き場が浸水し、除染廃棄物を詰めたフレコンバッグが川に流れ出たみたいだ」との情報がスマートフォンに入った。 2011年3月11日に起きた、東京電力福島第一原発の事故。福島県内では、除染によって生じた約1400万立方メートルの廃棄物を、フレコンバッグと呼ばれる保管袋に詰め、居住地域から離れた仮置き場などで保管してきた。 17年秋に除染廃棄物を運び込む中間貯蔵施設(双葉町、大熊町)が本格稼働し、仮置き場の数や除染廃棄物の量は減ったが、県内にはまだ約930万立方メートルの除染廃棄物が約730カ所の仮置き場などに保管されていた。 「放射性物質が川に流れ出たら大変だ」。取材拠点で予備用のカメラを入手し、約30キロ離れた田村市の仮置き場に向かった。 現場に到着し、目を疑った。 拡大する除染廃棄物を詰めたフレコンバッグが流出した仮置き場の様子=昨年10月13日、福島県田村市、三浦英之撮影 仮置き場は見渡す限り水浸し。本来は石垣のように整然と積み上げられている黒色のフレコンバッグが、周囲に散乱している。 多くは水没したり、濁流に流されたりしたのだろう。袋はひしゃげ、仮置き場の柵に引っかかったり、近くの川の斜面にへばりついたりしていた。 拡大する除染廃棄物を詰めたフレコンバッグが流出した仮置き場=昨年10月13日、福島県田村市、三浦英之撮影 「一体何が起きたんだ」 仮置き場を管理する田村市に電話で聞くと、ここで保管されていた除染廃棄物は計2667袋。浸水による流出量はまだわからないという。環境省はこれまで、仮置き場から放射性物質が飛散・流出しないよう、遮水シートなどを敷き詰めた上にフレコンバッグを積み、上部を防水シートなどで覆うなどして安全対策を取っていたはずだった。にもかかわらず、なぜ大規模な流出が起きたのか――。 現場の状況がわかるよう、仮置き場の全景をスマートフォンで動画撮影し、すぐさま会社に送信した。と同時に、動画をツイッターにもアップした。 【動画】福島県田村市の仮置き場=三浦英之撮影 直後、閲覧数が急増し、国内外から問い合わせが殺到した。 「放射性物質なのに、こんなに管理がずさんなの?」「中身も川に流れちゃったんじゃないの?」 投稿した動画2本の再生回数は、最終的に計80万回を超えた。 * 台風19号の影響により、福島県内の仮置き場に保管されていたフレコンバッグ(保管袋)が川に流出した。環境省や地元自治体は「環境への影響は確認されていない」としている。現場では何が起きていたのか。(三浦英之) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
冬の風物詩「キノコ氷」が出現 北海道・糠平湖
北海道上士幌(かみしほろ)町にある糠平(ぬかびら)湖で、冬の風物詩「キノコ氷」が姿を現し、訪れる人たちが写真を撮影したり、散策したりして楽しんでいる。 ダム湖の糠平湖は、冬に水力発電のため水位が下がる。そのため、凍結した湖面が切り株にのった状態で残り、その姿がキノコに見えることから名付けられたという。(日吉健吾) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル