新型コロナウイルスの感染が拡大する中国湖北省武漢市からの帰国者を励まそうと、滞在先の千葉県勝浦市の「勝浦ホテル三日月」前の浜辺で11日、市民らが竹製の灯籠に明かりをともした。「お疲れさまでした」と声を掛ける市民に、帰国者が手を振って応じる場面もあった。 ホテルの滞在者は同日に再検査を実施。結果は12日に出る見通しで、陰性と確認されれば帰宅が可能となる。 浜辺では、普段祭りで使う竹でできた灯籠約3千本を市民らが並べ、午後5時すぎから中のろうそくに火を付けた。子どもたちが「頑張ってください」などとホテルに向かって叫ぶと、帰国者は窓から「ありがとう」と応じた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
パラリンピック開催後、日本はどうするべきか?(TOKYO MX)
TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。1月13日(月・祝)放送の「オピニオンCROSS neo」のコーナーでは、フリーアナウンサーの丸山裕理さんが“パラスポーツ”の現状と抱えている問題点を解説しました。 ◆聖火リレー 3月から実施 今年はいよいよ東京オリンピック・パラリンピックが開催。7月24日(金・祝)のオリンピック開会式に向け、3月から聖火リレーが行われます。ヘッドライン社長で早稲田大学研究員客員教授の一木広治さんによると、3月19日(木)にアテネで聖火引き継ぎ式があり、今回は「復興五輪」ということで聖火は宮城県・仙台の自衛隊基地へ。そして、3月26日(木)に福島県のJヴィレッジから聖火リレーがスタートし、全国をまわり東京へと戻る形となっています。 ◆パラスポーツの認知進むも…… そんな中、笹川スポーツ財団が障害者のスポーツ環境について行った調査によると、98.2%が「パラリンピックを知っている」と答えた一方で、障害者のスポーツ実施率は20.8%。公共のスポーツ施設が全国に5万2,844施設あるとされるなか、障害者専用・優先の施設は115施設しかなく、同財団は「地域によって障害者が気軽にスポーツができる環境ではない」と指摘しています。 パラスポーツの現場を取材して4年目になる丸山さんは、「パラリンピックの後、どうするのかという問題をぜひ考えたい」と切り出します。パラリンピックの認知度は上がっているものの、週に1日以上スポーツをしている障害者は21%。一方、最新データでは健常者は55%の人が週に1日以上体を動かしているそうです。 その背景には、「“する”スポーツへの障壁が高過ぎる」と丸山さん。スポーツ観戦はアクセシビリティやバリアフリーが進み、障壁がさほど高くなくなったものの、“する”壁はまだまだ高いと訴えました。 外的要因としては、そもそもスポーツをする場所がないこと。さらには指導員や介助者不足といったマンパワーの問題も。そして、「これは意識の問題とも言える、理解不足」と訴えるのは内的要因。例えば、体育館で車いす競技を行う際、タイヤ痕がつくと利用を拒否されることや、知的障害者や発達障害の児童がプール受け入れを拒否されることもあるようです。 これを聞いたMCの堀潤は、「障害者差別解消法を含め、さまざまな法制度化を進めてきたけど現場ではまだこういうことが起きているんですか」と憤ります。しかし、「何をするかわからない不安がある」という意見があるのが実情で、丸山さんも「日本で深刻な問題」と指摘。 では、そうした障壁を下げるためにはどうすればいいのか……。外的要因でもある「場づくり・マンパワー」は徐々に解消され、最近では障害者スポーツ指導員の育成も進んでいるそう。さらには、「教員の養成過程における障害者スポーツ科目の必修化なども叫ばれている」と言います。 一方、理解の部分では「正しい知識を得ることが重要」と丸山さん。例えば、競技用車いすも現在は改善が進み、タイヤ痕はほとんど残らなくなったそう。そして、「障害者が健常者と一緒に参加するスポーツ大会の拡大」を促します。 総じて丸山さんは「合理的配慮の普遍化」を主張。これは、障害者に限らず「高齢者やがん患者の方がスポーツをどう楽しむかなどにも繋がっていく」と言い、「当事者の範囲を広げていくことが大切」と話していました。 一木さんも、オリンピック・パラリンピック後、残すべきは「心のバリアフリー」と声を大にします。そして、それを広げるためには機会や場を増やすことが重要と指摘し、「知ることによって子どもたちは感じる」と述べていました。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
政府、中国浙江省からの入国も拒否 旅客船も対象に(産経新聞)
政府は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、中国浙江省に滞在歴がある外国人の入国を拒否する方針を固めた。浙江省でも感染が広がっているとして、既に実施している湖北省からの入国拒否措置の対象を拡大する。政府関係者が11日、明らかにした。 12日午前に安倍晋三首相と全閣僚が出席する対策本部を官邸で開き、方針を決定。閣議了解の上で13日午前0時から実施する 政府は1日以降、入国申請日前14日以内に肺炎が発生した武漢市など中国湖北省に滞在歴がある外国人と、同省発行の中国旅券を所持する外国人の入国を原則禁止している。浙江省についても同様の対応になるとみられる。 また、船内で新型コロナウイルス感染の恐れがある旅客船に乗船する外国人の入国も拒否する方針。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
勝浦風評被害「何したわけでは」不安も安全アピール(日刊スポーツ)
新型コロナウイルスの感染拡大により中国湖北省武漢市から1月29日に政府のチャーター機第1便で帰国し、千葉県勝浦市の「勝浦ホテル三日月」に滞在している約170人の再検査が11日、始まった。 【写真】帰国邦人を受け入れている千葉県勝浦市の「勝浦ホテル三日月」 検査結果は翌12日にも出る見通しで、陰性が確認できれば帰宅が可能となる。 有名人も多く通う勝浦タンタンメン「いしい」の石井忠春さん夫妻は、多い時は1日に200食が売れるが、今は10~20食だという。三日月の宿泊者が飲んだ後に食べるという勝浦タンタンメン。今回のコロナウイルス騒動による市内の風評被害は少なくないというが、「三日月の人も大変だと思う。本人たちも(ホテル滞在は)本意でないから…。お互い頑張りましょうという気持ちです」と思いやった。 夫婦で食堂を営む50代女性は「正しい情報を正しく理解して欲しい」と願った。正しい情報を得ようとせず安易に騒ぐだけの人が多いと頭を抱えた。一方で、「市が1番早く説明会を開いていたら、市民の受け止め方が変わっていた」と行政による対応の遅さも指摘した。実際に今回の件で、キャンセルも数件出ているという。 夫は「三日月が何かをしたわけではない」。東日本大震災で被害を受けた、福島県の気持ちがわかったと話す。「勝浦を知ってもらう事がうちのコンセプト」。観光客が戻ってくるまで、「勝浦は安全だ」と関東で2番目の水揚げ量を誇る鮮魚を使った、自慢の料理で伝える。 創業45年を迎えるタンタンメン「ニュー福屋」の水野隆造さん(65)は「時間がたって、みんなの頭から抜けることを待つしかないね」と冷静だった。近くの飲食店では、勝浦産の食材を使用していることを伝えると「じゃあいいです」と断られたこともあったという。ホテルが完全隔離を行っているだけに、「ここに移るわけがないのに…」と嘆いた。 多くの店が、売り上げが半分以下に落ちているというが「今閉めたら、本当に危ないんだとお客さんを不安な気持ちにさせてしまうから」と一時休業は一切考えなかったという。 今後の観光客の動向も気になる。2月22日から、1年でもっとも多くの人が勝浦を訪れるという「ひな祭り」のイベントが始まる。「私たち個人ではどうしようもできないけど、市がこの機会に、イベントをどうやってPRしてくれるのか…」。多くの不安を抱えながら、「安全だ」と伝えるために、明るい笑顔で今日も店に立つ。【佐藤勝亮】 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
名古屋でもフラワーデモ 「性暴力許さない」と訴え(共同通信)
性暴力撲滅を訴える「フラワーデモ」が各地で開かれた11日、名古屋市でも性被害に遭った経験のある女性や賛同者ら約100人が集まり、「性暴力を許さない」などと書かれたプラカードを掲げ、スピーカーの話に聞き入った。 スピーカーとして参加した女性は「顔見知りの男性から被害に遭ったが、しばらく誰にも相談できなかった。このデモに出て自分だけではないとほっとした」と話した。セクハラや性暴力の体験をその場でカードに書き、掲示する場所も設けられた。 性犯罪を巡って各地で無罪判決が相次いだことをきっかけにデモが始まった。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
ノムさんが指摘「巨人と自民党はつながるのでは」(日刊スポーツ)
11日に亡くなった野村克也さんは、かつて政権を失った自民党に「やっぱり、負ける時は負けるべくして負けるんです」と、野党転落の原因を語ったことがある。長く政権政党だった自民党と、常勝球団・巨人を重ねて「おごりがあった」とも分析。「再生工場」と呼ばれた自身の経験談を踏まえ、政権復帰への道のりを指南した。その2年後、政権を奪還した自民党は今、長期政権のおごりが指摘される。ノムさんの直言は生きているのだろうか。 【写真】自民党谷垣禎一総裁に拍手で迎えられる前楽天監督の野村克也氏 ◇ ◇ ◇ 野村さんは10年1月24日、自民党大会にゲストで招かれ、スピーチを行った。当時、自民党は野党。09年衆院選で民主党(当時)に政権を奪われた後、初の党大会で、政権奪還への一致結束が最大の課題だった。 講演のテーマも「全員野球」。当時を知る関係者によると、野村さんは、妻沙知代さんを通じて二階敏博幹事長と親交があり、その縁もあり白羽の矢が立ったようだ。人材の効果的活用で弱小チームを再建し「再生工場」と呼ばれた手腕に、期待が寄せられた。 大拍手に迎えられ壇上に立った野村さん。「場違いな場所に来てしまった。逃げて帰りたい」といきなりボヤいて爆笑を誘ったが、すぐに核心に入った。 「昨年皆さん、負けたんですよね」「やっぱり負ける時は負けるべくして負けるんです」と語りかけた。 「私は常に『勝ちに不思議の勝ちあり 負けに不思議の負けなし』と言い続けている。勝負の世界もそうですが、私たちは負けて反省はするが、勝った時の反省はあまりしない。そこに皆さんの落とし穴があるのではないか」と、切り込んだ。長年の政権政党に慣れ、真摯(しんし)な反省が足りなかったと分析した。 また「おそらく皆さんは(常勝)巨人の心境でおられたと思うが、上に立てば足を引っ張る人がいる」と指摘。「結束して足を引っ張りに来ることを忘れず、捲土(けんど)重来、頑張ってください」と述べ、予定より短めに話を結んだ。 講演後の取材にも「巨人と自民党はつながるのではないか。ちょっとおごりがあったのでは、という思いがする」と指摘。「国民にいいおきゅうをすえられたととらえ、もう1度立ち直ってもらえれば」と、勝負師らしくアドバイスした。 野村さんの退席後、あいさつした当時の党総裁、谷垣禎一氏は「一部の人が権力を握ったり、内部の権力闘争に明け暮れた自民党とはきっぱり決別する」と強調。「どうかお支えください」と目を潤ませた。あの党大会から3年弱、自民党は12年末に政権を奪還。ただ、それから続く安倍政権には、長期政権ならではの「おごり」「ゆるみ」が指摘されている。 野村さんは、こうも言った。「負けた場合は当然、敗因がある。弱いチームが強いチームを倒す時、まともにいっても勝てやしない。相手の弱点を具体的に見つけ、徹底的に攻めるのが、弱者の戦術の基本だ」。政権を攻めあぐねる今の野党にも通じる分析だ。 10年前のノムさんの言葉の数々。今の永田町に聞かせたい「金言」の宝庫でもあった。【中山知子】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
クルーズ船から感染者搬送、バス運転手は全身防護服(日刊スポーツ)
乗客が新型コロナウイルスに感染したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で11日、前日10日に判明した65人の感染者が下船し、病院に救急搬送された。また医療的措置が必要な乗客も数人、下船したという。感染者が9日までの70人から、10日に新たに65人の感染が判明し、感染者数がほぼ倍増した船の周辺は、複数の救急車がサイレンを鳴らしながら相次いで駆け付けるなど緊迫の度を増した。 【写真】「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客に配られた、旅行にかかった代金全額を返金する旨の文書 救急車に加え、新たに大型バスも乗り入れた。バスは窓ガラスを布のようなもので覆い、内部が見えない状態で、運転手は防護服とマスクを着用し、険しい表情でハンドルを握っていた。一部の乗客によると、午前10時台からカートなどの荷物を引いた他の乗客とみられる人々が、船の搬出口に向かっていたという。バスは船の搬出口と、救急車が随時、待機した客船ターミナルの間を往復しており、同乗客は「バスは乗客を船から(救急車へ)運んでいたかも知れない」と語った。 船内放送では、一部の乗客から、感染拡大の要因になっているのではないか? と不安や疑問の声が出ていた、船内の空調に関して船長から説明があったという。一部の部屋では、排気口から黒いほこりのような物質が漏れ出すなどの不具合も生じていた。船長は「空調に関し、心配の声をいただいているのですが、皆様の元に新鮮な空気をお届けできるよう現在、本船では外の空気を100%利用した空調を行っております」と問題がないことを強調した。 船には11日現在、政府から45人の医師、55人の看護師、45人の薬剤師が政府から派遣され、医療チームを組んでいるといい、その中には、無償で働く人もいるという。船は、船内で飲む真水の精製などの作業のため外海に出たが、その際には海上保安庁から派遣された2隻の船が同行した。 11日は建国記念の日で、船内放送で祝日に関する説明がなされた。その上、日本人の乗客には小さな日の丸の旗と、のどあめが1つずつ配られたという。また全乗客に、ストレスチェック用のアンケートも配布された。香港人の男性乗客(80)の感染が1日、下船した香港で発覚したことを受けて、3日から日本政府の検疫下に入り、5日朝には全乗客に自室待機の指示が出て1週間。感染拡大に歯止めが利かず、緊迫した状況が増す中、船は乗客に丁寧な説明を続けている。【村上幸将】 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
猛スピードで手が進んだ決勝 千田七段、劇的な幕切れ
第13回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の準決勝・決勝が11日、東京都千代田区の有楽町朝日ホールで指され、千田(ちだ)翔太七段(25)が初優勝を果たした。決勝は千田七段が攻め、永瀬拓矢二冠(27)が守る展開になったが、終盤で千田七段の厳しい攻めが決まって劇的な幕切れとなった。 拡大する朝日杯将棋オープン戦の決勝戦にのぞむ千田翔太七段(左)と永瀬拓矢二冠=2020年2月11日午後2時29分、東京都千代田区の有楽町朝日ホール、遠藤啓生撮影 千田七段は準決勝で、2連覇中の藤井聡太七段(17)を撃破。対局後、「藤井七段に勝ったので、決勝でもいい将棋を指したい」と抱負を語った。もう一つの準決勝は、永瀬二冠が阿久津主税(ちから)八段(37)に勝利。共に初優勝が懸かる顔合わせとなった。 先手番を握った千田七段の作戦は角換わり。永瀬二冠も想定通りの選択で、序盤は互いに1手に数秒ずつしか使わない。解説を務めた木村一基王位(46)が「このまま終わっちゃうんじゃないの」とジョークを飛ばすほどの猛スピードで手が進んだ。堅陣を築いた千田七段が猛攻を仕掛けて、終盤に突入した。 記事の末尾で、決勝対局の大盤解説会の一部始終を収録したライブ中継動画をご覧いただけます。解説役は木村一基王位と上田初美女流四段です。 図は、千田七段が▲4五歩と打… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
性犯罪、女性が自分で防ぐの? 福岡県警のイベント波紋
福岡県警が防犯イベントで、若い女性らに自分でできる性犯罪対策を呼びかけた。これに対し、ネット上で「女性に自衛を強いるのか」との声が上がり、前面に出た「美男子キャラ」も批判を受けた。どういうことなのか。 拡大するイベント当日に福岡県警の警察官らが配ったチラシやファイル イベントは1月21日、福岡市のJR博多駅前であった。警察官らが女性や子どもらにチラシやティッシュなどを配り、暗い夜道は避け、防犯ブザーを持ち歩くことや一人で歩く際に注意すること、就寝時に玄関や窓の鍵をかけることなどを呼びかけた。「美男子警察官」というアニメキャラクターの等身大パネルも置いた。 拡大する「美男子警察官」という設定の福岡県警のキャラクター(2020年2月6日、県警の公式サイトから) この様子が一部の新聞やテレビで報じられると、ネット上に「女性に自衛の努力を強いるのか」といったコメントが相次いだ。「イケメンなら女性が興味を持つという発想は偏見」との声も上がった。 県警がサイトに「自分は大丈夫… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
即位宣言した舞台「高御座」、京都御所へ 3月に公開
昨年10月の即位儀式で、天皇陛下が国内外に即位を宣言した舞台「高御座(たかみくら)」と皇后雅子さまが上がった「御帳台(みちょうだい)」が11日、皇居から京都御所(京都市)に移送された。3月1~22日(休館・休園日を除く)に無料公開される。 11日午前8時過ぎ、解体された高御座を乗せたトラックが皇居を出発。御帳台と合わせて計8台のトラックに分けられ、陸送された。午後5時40分すぎまでに京都御所の建春門に到着した。 高御座はもともと京都御所で最も格式が高い正殿・紫宸殿(ししんでん)に置かれていたが、2018年9月に皇居に運ばれ、昨年10月の即位礼正殿の儀式で使われた。儀式を終えたため、今後は京都御所で再び保管される。(佐藤美千代、長谷文) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル